概要
中南米に生息する昆虫で、その名の通り、楽器の琵琶に翅が生えたような外見をしている。
一般に「ビワハゴロモ」と言うと、「ユカタンビワハゴロモ」と呼ばれる種類を指し、本項でも彼らを中心に述べる。
ワニの顔を思わせる頭部分が特徴だが、この部分は顔ではなく、カブトムシと同じように頭の一部が突出した角のような物で、顔はこの角のような部分の根元にある。
翅を広げた際の蛇の目模様には他の似た模様を持つ昆虫と同様に天敵の鳥から身を守る役割があり、どうぶつの森で出会った人は飛び方や色から蛾の仲間と勘違いした人も多いだろうが、側面や腹部をよく見てみるとセミにそっくりで、それもそのはず半翅目(カメムシやセミのグループ)に属する虫なのである。
先ほど、角をワニの頭のようだと述べたが、側面から見る角はどっちかと言うとピーナッツに似ているといった方が的確かもしれない。また、この角の中はきめ細かい泡で満たされており、威嚇以外の目的で使用されている事は無さそうである。
創作作品での登場
恐らく、かなりマイナーだったビワハゴロモの知名度が上昇する原因になったゲーム。
「おいでよ」から参戦し、夏の夜に広葉樹や針葉樹に現れるようになる。売値は1800ベルと海外昆虫なだけあってセミ系では高値で売れるが、あくまでセミ系や日本産カブトムシの中で比較した場合の話であり、最低でも2000ベル以上はするクワガタ系を捕まえた方がはるかに合理的である。
その後も「とびだせ」まで参戦するが、ある程度有名な虫が揃ってきた「あつまれ」ではビジュアルの問題からか、何故だかリストラされると言う憂き目に遭う。
ちなみに、図鑑の並び順でもセミ系の最後に登録され、グラフィックはユカタンビワハゴロモの物。