「ワンゼだよーん! マッドなマッドな ワンゼだよーん!!!」
概要だよーん!
世界政府配下の諜報機関「サイファーポール」の一つ、CP7所属の格闘家。
タテに突き出た両目、出っ歯で頬には渦巻き模様、「だよーん!」という口癖……とどこからどう見てもギャグキャラにしか見えないが、自称「お料理格闘家・マッドなワンゼ」とのことで、ラーメン拳法なる拳法の使い手。
……ただしその戦い方は練り上げると金属並みの固さになる小麦粉を口の中に入れ、鼻から出して生成というあまりにも下劣なもの。サンジが激怒するのも納得な『マッド』な邪拳である。おまけに指がスープに入っている。
そもそも練り上げると合金並みに固いというのなら、そんなものをどうやって食えというのだろうか。いろいろツッコミ所のあるやつである。
プロフィールだよーん!
本名 | ワンゼ |
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年齢 | 26歳→28歳 |
身長 | 173cm |
所属 | CP7諜報部員、海列車給仕長 |
武術 | ラーメン拳法 |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 9月4日(給仕=9,4) |
星座 | おとめ座 |
血液型 | F型 |
好物 | 目玉焼き |
初登場 | 単行本38巻 第364話『そげキング』 |
CV | 高戸靖広 |
性格だよーん!
いつも人を小バカにしたような態度を取るが、サンジのぐるぐる眉毛を見過ぎて目を回すなど、外見にたがわぬマヌケな性格。
肝っ玉は小さいがその独特な顔立ち故に外からはわかりづらく、フンラキーやサンジの攻撃にも顔色ひとつ変えない余裕を見せたかと思いきや、「死ぬかと思った」とメチャクチャビビっていた模様。しかも2回披露している。
活躍だよーん!
ニコ・ロビンの護送中に海列車に紛れ込んだそげキング&サンジ&フンラキーに対して脈絡もなく「おっすお前達!!ハラ減ってる!!? おれは給仕長だからなんでも作れるよ」と言ったそばからリクエストを聞くでもなく「ラーメンにする!? じゃラーメンにするけど、その前に知っといてほしい豆知識があるんだよね」とラーメンを作り始め……たのだが、この時「おれの鼻毛は網目状になってるってことね!!」と大量の小麦粉を口に放り込むや、鼻から麺を出して製麺する下品な特技を披露。
こんな奴の相手などしてられるかと先を急ぐサンジ達だったが、「この先に進みたければおれを倒せ」と立ちはだかり戦闘開始。当初は押され気味だったものの、「麺ズ正装スーツ」を装備してからは形勢が逆転、吐血するほどのダメージを負わせる。
ところが包丁でスーツを解体され、顔面をボコボコに蹴られ一時的に微妙なハンサムに骨格整形された。
この時には 「おれの歯と眼を引っ込ませやがったな~!!」「ふざけるな貴様!おれの個性を返せ~!」 (実際に美形の顔は個性の無い顔)と大泣きしていたため、あの顔が気に入っていたようである。
その後は裏秘伝の毒庖丁で斬りかかろうとしたが、ロビンを侮辱したこと・食べ物を粗末にしたこと・自身の目の前で料理人を名乗ったことの三点で怒りに火が点いていたサンジの「三点切分(デクパージュ)」で強烈な3発の蹴りを浴びてKO。その際元の顔に戻った。
以降の動向は不明だが、アニメでは敗北後に通路上にいたためロブ・ルッチに蹴飛ばされるシーンがある。
映画『ONE PIECE FILM GOLD』にて、グラン・テゾーロの観覧車で個性的な容姿の女性にプロポーズしている姿が登場する。
技だよーん!
- 拉麺ビーム(ラーメンビーム)
鼻から麺を手裏剣のように飛ばす。合金並みかはともかく壁(木製)に突き刺さる程度の威力はあり、直撃すれば無事では済まない。
ワンゼ曰く「食べられる夢の戦闘服」。ラーメンを鍛えて鍛えて出来上がる鎧(パワードスーツ)を身に纏う。間抜けな外見だが、細かい麺の塊のため、下手に突っ込むと手足が麺に挟まって抜けなくなる。
麺ズ拳(フィスト)を武器に、パンチ攻撃の「豚骨スパンク」、「腕」を増やして連続パンチを食らわせる「複麺スパンク」、両腕を波打たせるようにして挟み込む「ラーメンギョーザセットクラッピング」、ボデイプレスで相手を押し潰す「麺魂(メンソウル)プレス」、ひたすら両腕を振り回す「千麺ムチ」、両足を伸ばして攻撃する「麺杭ノッカー」と様々な攻撃を繰り出した。
- 麺切り炎包丁(めんぎりファイアースケート)
ローラースケート型の丸い包丁。切った部分は摩擦熱で発火する。金属製の鍋をぶった切るほどの切れ味がある。
- 裏秘伝「麺切り毒庖丁」
曲りなりにワンゼ自身も「料理人(?)」でありながら、あろうことか「調理器具」である包丁に毒を仕込み、「拳法の秘伝」と言いながら凶器に頼る体たらく。「裏」秘伝というだけあって邪道の極み。
- 包丁投げ
読んで字のごとし。「包丁は人を斬るものではない」といった趣旨の台詞をキメたサンジに対して包丁を手裏剣の如く投げつけた。
ちなみにアニメ版では「所詮食い物をオモチャにするような三流料理人(コック)とはいえ…… 庖丁の手入れだけは褒めてやるか」と唯一評価していた。
余談だよーん!
尾田栄一郎の元アシスタントである安藤英の『ワンピースパーティー』ではなぜか第1話にていきなり登場。鼻でモンブランを作る新芸や月歩を見せ、ルフィから勧誘されていた。
仮にも原作で仲間を侮辱した奴なのだが、それを知ってるのだろうかここのルフィ。