「ドルン!」
概要
ドルイドン族が使役する戦闘員。鎧を身にまとい、槍と市松模様の盾を装備している。盾は背負って行動する場面もある。
戦闘では上記の槍で攻撃をする他、指示のもとで様々な陣形を取る戦い方を得意としている。
シッポ兵や冥府兵ゾビル等のように、一族の中の下層階級の者が戦っているのではなく、一から生み出されたホムンクルスである。
上記の鳴き声しか出せないが、第4話でクレオンの罠にはまったリュウソウレッドとリュウソウグリーンを見て笑う、第22話でタンクジョウ復活の生贄にされた際に怯えてたりと、意思はしっかりと存在する模様。
また、第32話ではガチレウスに不満を抱く1体のドルン兵が、クレオンによってジャックオーランタンマイナソーの素体にされている。
なお、純然たるドルイドン族の幹部からの冷遇は(創造主と被造物の関係からか)我慢しているものの、外様のクレオンは例外らしく、上記のジャックオーランタンマイナソー(の素体にされた同胞)が敗れた際は、クレオンを4体で囲み無言のプレッシャーで威圧していた(この様子から、同胞を思いやる意識が強く、その点だけは幹部陣営よりもできていると評価できる)。
ただし、クレオンも普段から動画撮影等、自分の都合でドルン兵をこき使う場面が多々あった上、タンクジョウ復活のためながらも、ドルン兵を生贄にしたりもあったので、単に堪忍袋の緒が切れただけかも知れないが。
立体物
食玩勇動シリーズ・リュウソウジャー第3段にて、ラインナップ入りを果たす。
前任者がアクションフィギュアとして、色々問題が散見されたため、一部購入者から心配されていたものの、ディテールの再現とアクション性能の両立を成立している(但し、肩アーマーにより、腕を水平に上げられないのが難点)。
又、前任者が(初ラインナップ時は)フィギュアと付属品が別売りだったが、今回は1箱でフィギュアと付属品一式が完備している為、購入者の懐にも優しい仕様になっている(もっとも、リュウソウジャーの場合リュウソウルによる『装備品の多さ』から、バラ売りしたらラインナップの枠に収まらないとする、大人の事情があるかも知れないが)。
又、SDフィギュア「デスクトップヒーロー 騎士龍戦隊リュウソウジャー」の第2弾にラインナップされる。
第1弾発売後のアンケートによると、ティラミーゴに次ぐ要望があって実装されたとの弁。
SDながらも首と腕を動かせるので、意外に細かい動作を見せる。
余談
盾の模様はチェスボードを模しており、腰のバックルの模様はチェスにおけるポーンの動きを表したものである。
鎧を着た兵士かつロボット風にデザインされ、「銃と剣を兼ねた武器」とのリクエストから、槍の刃先にビームライフルが造形されたが、そちらは未使用に終わった。
戦隊シリーズの戦闘員は大概は短い剣か、スタッフのような武器を持っている事例が多いが、ドルン兵は珍しく長物の槍を装備している。そのせいか変身前後に関わらず、リュウソウジャーに槍を奪われて使わているシーンがやたら多い。現実の戦場では「戦場の主役は刀では無くリーチの長い槍」であったとされており、ある意味では正しい描写でもある。
また、武器の槍は後の『仮面ライダーギーツ』に登場するトランプジャマトのものに流用されている。
関連タグ
グルジオボーン:昨年登場したウルトラ怪獣で、『ボーン(=骨)』にポーン駒が掛けられている。更に強化形態はキング駒、進化形態はクイーン駒がモチーフとされる。