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黄金勇者ゴルドランの編集履歴

2024-04-15 22:31:06 バージョン

黄金勇者ゴルドラン

おうごんゆうしゃごるどらん

「黄金勇者ゴルドラン」は、サンライズ制作「勇者シリーズ」第6作目。

「冒険が始まる!ドキドキが始まる!」


概要

前作の『勇者警察ジェイデッカー』がシリアスになりすぎた反動なのか、ギャグ方向にぶっ飛んだ作品である。『勇者特急マイトガイン』ほどではないが子供たちにはわからないだろう古いギャグが織り交ぜてあったり、メタ的発言などもある。


また、シリーズ中唯一主題歌の歌詞内に主役ロボの名称が一切入っていない作品でもある。また本作は勇者シリーズでは主人公が3人組である唯一の作品であり、この3人の家族については明らかになることはなかった。逆に敵側であるワルザック一家は家族関係が相当深く掘り下げており、ワルターが影の主役と言われる要因となっている。理由は下記で述べるが、この構成になったのは余計なキャラクター構図を排除し、視聴者に解りやすくする狙いがあったためとされている。


勇者シリーズの中でも単純明確であるがゆえにマイナーといえる「ゴルドラン」ではあるものの、意外な結末や敵側を丁寧に描いた物語は評価が高く、一部の視聴者からは「隠れた名作」と言われている。


あらすじ

石輪小学校に通う6年生の拓矢、和樹、大はイタズラ好きな仲良し3人組。ワンパクすぎていつも担任の先生を困らせていた。


ある日、3人は不思議な宝石「パワーストーン」を手に入れる。その中には勇者と呼ばれるロボットドラン」が眠っており、同時にこの石が幻の黄金郷「レジェンドラ」へ行くための鍵になることを知る。 しかしその時、レジェンドラの宝を我が物にせんと企むワルザック共和帝国の王子ワルター・ワルザックが、パワーストーンを狙って襲い掛かってきた。


復活の呪文によって甦ったドランの力でワルターを退けた拓矢たちは、ドランと共に世界中に散らばる8つのパワーストーンを探し出し、レジェンドラを目指す冒険へ旅立つのだった。


激しい試練を乗り越えて、タクヤ一行は8体の勇者を復活させることに成功した。その最中、度重なる失敗のため、ワルターは祖国から見限られてしまい、宇宙に飛ばされてしまう。

8体の勇者を復活させたタクヤ達はレジェンドラの道に従い、宇宙に旅立つのだった。


登場人物

メインキャラ


レジェンドラの勇者

黄金勇者



シルバーナイツ


勇者たち


ワルザック共和帝国



他キャラクター


主題歌

オープニングテーマ

  • 「僕らの冒険(アドベンチャー)」(2 - 48話)

作詞:白峰美津子 / 作曲:鶴由雄 / 編曲:田中裕千・武藤祐生 / 歌:A-mi


エンディングテーマ

  • 「気楽にいこう!」(2 - 47話)

作詞:只野菜摘 / 作曲:鴨井学 / 編曲:林有三・CHOKKAKU / 歌:村田和美


挿入歌

  • 「タイムマシンはないけれど」

作詞:横山武 / 作曲:田中裕千 / 編曲:田中裕千・武藤祐生歌 / 歌:A-mi


OPは第1話と第48話(最終回)でEDとして使用された。


関連イラスト

20周年だョ!全員集合私の自慢の主です。

【!冒険が始まる!】レジェンドラの勇者


余談

  • バンダイの子会社となったサンライズの影響をもろに受けた作品であり、スポンサーがライバルであるタカラということが拍車を掛け、一時は製作が凍結されるというアクシデントが発生してしまった。タカラ側も製作できる他のアニメ会社を探したがそこまでのクオリティを出せる会社は見つからず、結局サンライズに頭を下げ勇者シリーズを再開させた。サンライズは他社との交流を絶やさないためマーケティング事業部を介してバンダイ以外の会社にプレゼンする方法を取っているため、バンダイとの競合を避けることができたといわれている。

  • ギャグ満載の内容になった理由は前作の重すぎて子どもに理解しにくい内容の反省からであり、それを踏まえた末たどり着いた答えが「宝探し」という子どもが夢中になれるテーマだった。主役ロボが元は宝石であったり目的地が「黄金郷」であるなど、宝探しの要素をこれでもかと言わんばかりに設定に織り込んだ。半面、話を解りやすくするため主役側のバックボーンをほとんど描かず、話を世界(後半は宇宙)を巡ることに全振りする方向性で話を進めることにした。味方側の登場人物が極端に少なく、ヒロインすらいないのはそのためである。しかしそれではドラマが生まれにくいと感じたのか、敵側のバックボーンを細かくすることで敵側中心のドラマで話を引っ張っていくという手法を取っている(シャランラが登場したのもそれが影響している)。そのことを考えるならワルターが実質的な主人公と言えなくもないのである。

  • 本作は製作時間に余裕がないことを踏まえ、余計なものをそぎ落とし話をシンプルにしているが、それが解りやすい内容と話に引き込まれやすい演出を生み出すこととなり、当時の子どもたちに評価される結果となった。ティーンエイジ層も敵側の主人公と言えるワルターに人気が集中する結果をもたらしている。

関連動画


関連タグ

勇者シリーズ メケメケ団 石輪小学校 レジェンドラの勇者

三人組 三バカ 黄金 冒険 パワーストーン



勇者警察ジェイデッカー → 黄金勇者ゴルドラン → 勇者指令ダグオン

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