「お子達め!」
「おのれゴルドランめ!覚えておれー!!」
CV:森川智之
概要
ワルザック共和帝国の第一王子であり、駐日ワルザック共和帝国大使。20歳。一人称は「私」。
父・トレジャー・ワルザックの悲願である世界征服を叶えるため、レジェンドラの勇者が封印された8つのパワーストーンを狙っている。
容姿端麗を自称する通り、ウェーブがかった赤毛が特徴の美青年。黒と紫ベースの衣装にサーベルを装備している。
肩書きこそ「勇者シリーズ初の悪のプリンス」だが、養育係のカーネル・サングロスに蝶よ花よと甘やかされて育ったためか、中身は主人公・タクヤ達(12歳)と同レベルのお子様である。
タクヤ達を始末してパワーストーンを奪おうとしたが、「悪太」という漢字を当てられて冷やかされたばかりか、タクヤの口車に乗って勇者の復活の呪文を教えてしまうドジをやらかすなど。以来タクヤ達にパワーストーンをことごとく奪われ続けている。
育ちがよくナイーブでお人好しな性格で、タクヤ達のことを基本「お子達」と呼んでいる。
しかし、本気で怒っているときは「お子共」と呼ぶことも。
お決まりの悲鳴は「どっしぇーっ!」。レジェンドラの勇者たちに敗北した後は涙目で負け惜しみ(序盤は律儀に負けた回数をわざわざ数えていた)を言いながら、脱出装置での小型飛行機で帰るのがいつものパターン。
婚約者のシャランラ・シースルーにはストーカーよろしく付きまとわれており、かなり苦手がっている。好物は納豆アイスストロベリー味というゲテモノ喰らい。
小学生のタクヤたちを何度も始末しようとするなど、野望のためには手段を選ばない。それでもシャランラから逃げるためなら、敵であるタクヤ達にシルバーナイツが合体できることを教えたことも(「野望のために人生は捨てん」とは本人談)。
根っからの悪人という訳ではなく、パワーストーンがあるかもしれない幼稚園が、地上げ屋で困っていた際には、お金の力でその幼稚園を救ったことも。
むしろ一国の王子である彼を裸にひん剥いた上で、テレビ局に動画を売り付けて全国放送させたメケメケ団の方がやることはエグい。
シャランラが魔女に掴まされたおもちゃのパワーストーン(※300円の値札付き)をプレゼントとして渡された際には、始めは捨てようとしたがシャランラの苦労に免じて受け取っている。
物語中盤、ドランと同じ構造のロボット「暗黒剣士ワルドラン」を開発し、黄金竜ゴルゴンを強奪して「ダークゴルドラン」へと合体。ガチの悪役モードでタクヤ達を苦しめるが、ドランの気迫に押されて敗退。
そして相次ぐ失敗から父に見限られ、弟のシリアス・ワルザックを後釜に据えられてしまう。
父や弟に裏切られたと知って失意の中、シャランラが入手したパワーストーンを賭けてタクヤ達に鬼ごっこを挑み、「本当の宝はタクヤ達と過ごした時間だった」と気付いて父の説得を決意する。
しかし、パワーストーンを奪いに来たシリアスと、友達を返して欲しいと訴えるタクヤたちとの間で葛藤した末に、ドラン達を復活させてタクヤ達の元へと返すことを選んだ。
シャランラにおもちゃのパワーストーンを託し、リバイバロンでシリアスに勝負を挑むが、弟を攻撃できずに返り討ちされて消息を絶つ。
その後、まさかの9人目の勇者と共に松本零士風の宇宙海賊『イーター・イーザック』が現れるが、シャランラを除いた全員には正体が誰かバレバレだった。
その他
本編では死んでいないのだが、勇者特急マイトガインのラジオドラマ『嵐を呼ぶハネムーン』では幽霊として登場した。
余談
ワルターを演じた森川智之は、勇者シリーズの前作「勇者警察ジェイデッカー」では騎士刑事デュークを演じている。
森川氏によると、当時クールなキャラばかり演じてスランプになっていたが、悪役でありながらも三枚目キャラでもあるワルターを演じたことがスランプの脱却に繋がったことから、森川氏のお気に入りのキャラの一人らしい。
また、森川氏のアドリブによってワルターのキャラクター設定も少しずつ変わっていった。
関連イラスト
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