概要
モビルスーツ:Ζガンダムの巡航形態。
コクピットの操作によりモビルスーツから戦闘機状の本形態への変形が可能となる。宇宙・大気圏内問わず使用可能。当初は技術的な問題により開発困難となっていたが、ガンダムMk-Ⅱの鹵獲により入手したムーバブルフレームの技術を取り入れた事で、スムーズな可変機構を可能とした。
「ウェイブライダー」の名は、衝撃波によって圧縮された空気により揚力を得る事で衝撃波の上に波乗りするような飛び方をする航空機に由来。Ζガンダムもこの原理を利用して大気圏突入時の熱をカバーする事で、単独での大気圏突入を可能とした。なお、この大気圏突入能力を検証するために開発されたのがフライングアーマーである。
各種装備の懸架
ウェイブライダーへの変形はシールドを必須としたもので、シールドが機首部分となる。
ビームライフルは尾翼部分に懸架、ハイパーメガランチャーはシールドに懸架される。
ウェイブライダーへ変形可能な他の機体
Ζガンダムの発展型と量産型。メタスの構造を取り入れて可変機構を簡素化したため、巡航形態は純粋な宇宙戦闘機といった趣になり、厳密に言えばウェイブライダーではないのだが、Ζガンダムにちなんで便宜上ウェイブライダーと呼ばれる事もある。
グレーを基調としたカラーの機体でカラバ及び地球連邦軍が運用するZガンダムの少数量産型。
Zガンダム3号機のデータを元に開発され、大気圏内型、宇宙型などのバリエーションが存在する。
Z開発以前にΔ計画で設計されたガンダムタイプ。しかし設計段階で変形機構が機体構造に負荷をかけてしまうと言う事で変形機構はオミットされ、百式として日の目を見る事となる。
幻に終わったデルタガンダムの設計プランにZ計画で蓄積したデータをフィードバックして再設計し完成。ウェイブライダーへの変形が実装され、もちろん大気圏突入も可能。
ウェイブライダーの技術を応用した大気圏突入形態へ変形する。そのため外見もΖガンダムのウェイブライダーに類似しており、ウェイブライダーと呼ばれる事もある。
ビルドシリーズでのウェイブライダー
『ガンダムビルドファイターズ』等のガンプラバトル作品に登場するZやその派生機のガンプラを改造した機体のウェイブライダー。
『ビルドファイターズ アイランドウォーズ』に登場。
前述のZⅡを改造したガンプラで、リック・ディアスのビームバズーカを機体直接組み込んでいる他、機首に『センターハイメガキャノン』を装備している。
- Zガンダム炎/ハイパーZガンダム炎
『ビルドファイターズ炎』に登場するガンプラ。ビームライフルの代わりにカレトヴルッフ炎が懸架されている。
その他
Ζガンダムの史実やそのガンプラとは全く関係ないが似た変形機構を有しているとされる機体達。
『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』に登場する量産可変機。
MA形態がウェイブライダーにそっくりで、変形方法も似ているがこちらは前進翼になっている。
「機動戦士ガンダム00:1st season」に登場するソレスタルビーイングが保有する主戦力の一機。
こちらも飛行形態がウェイブライダーそっくりだが、こちらはMS形態がバックパックにスラスターウイングを持たないデザインなのもあって変形方法は大きく異なる。
『機動戦士ガンダムAGE:アセム編』から登場する主人公機。
ストライダー形態と呼ばれ変形機構も若干異なるが、コンセプトやデザインはZガンダムをオマージュした機体になっている。
関連項目
ウェイブライダー突撃:スイカバーの異名を持つ。
ウイングガンダム ライジングフリーダムガンダム イモータルジャスティスガンダム - 同じく大気圏突入能力を有する形態へ変形するガンダム達。