プロフィール
信じた事は、とりあえず黙っておく堅実派。特別でもないが、まあ、普通というワケでもない。
概要
『Fate/Grand Order』の『魔法使いの夜』とのコラボレーションイベント『隈乃温泉殺人事件』にてバーサーカークラスのサーヴァントとして参戦した静希草十郎。レアリティは☆4。
同イベントの配布サーヴァントであり、比較的初期(第2節)に正式加入するので入手しやすい。魔術世界でも屈指の実力を持つ青子や有珠とは、召喚された事情が大きく異なっている。
イベントの時系列は本編から約10年経った2001年であり、有珠によれば高校卒業後に堅実な職に就こうとした所、槻司鳶丸に巻き込まれる形で上京し、彼が立ち上げた興信所で探偵助手として働いていることが判明した(なお、この時は右手にのみ黒い手袋をしているが……?)。
その後、青子や有珠と出会ったマシュとカルデアのマスターは、身分を証明するために英霊召喚を実行する。ところが、隈乃の土地を縁とした結果なぜか草十郎が高校時代の姿で現界してしまった。本人曰く「世界のピンチだ」という声が聞こえ、気づいたら此処にいたとの事で、逆に鳶丸と現地に来ていた大人の方の彼は、入れ替わるように姿を消してしまった模様である。
その経緯はイベントエピローグと彼自身のマテリアルにて語られている。
能力
体術を使うことは使うのだが、肝心の戦闘の大半には青子や有珠が割り込み画面外から攻撃を仕掛けてくる。それらは草十郎自身を巻き込みかねないものばかりであり、その都度回避している。
モーション中では、本人は投石や正拳突き、肘打ちで攻撃し、猫の着ぐるみで自転車に乗り配達をしながら轢くというネタ攻撃も。そして青子の魔弾や魔力砲、有珠の使い魔の攻撃が混じる。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C++ | B- | C++ | E- | A | C+++ |
保有スキル
気配遮断(A) | 本来はアサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。草十郎本人は別に気配を隠す気は無いけれど、いつの間にかそこにいる、を地で行く影の薄さである。どこにいても、どこに置いても違和感が無いのが凄い。 |
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宗和の心得(C) | 同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。相手に攻撃を見切られなくなる。色即是空、空即是色。特に誰かから学んだ訳では無いが、自然(じねん)のままに受け流すライフスタイル。 |
おまじない(EX) | いつか、どこか、誰かが掛けた恐怖心を無くす初歩の暗示魔術。この魔術は失敗しているので暗示自体には何の効果も無かったが、それはそれとして意味のあるイベントだったようだ。このスキル名は偽物で、本来は『暗器』というスキル名である。恐怖、混乱、スキル封印無効を齎す。 |
無死不殺遍路(A) | むしふさつへんろ。隣人の死は無いものとして扱い、使命果たすまで自身の命を殺す事勿れ。文明から離れた厳しい自然の中で暮らす為の最低条件。日常、習慣にまで昇華されたリスク回避とオーダー達成の最適効率。 |
借転輪自在趺坐(A) | しゃくてんりんじざいふざ。窮地での精神力の高まり。目的意識からなる気力、気勢といった精神活動による能力向上を齎すスキル。死ぬ前に事を為さなければ、という究極の生命原理を一度きりではなく恒常的に用いられないか、という試み。而して。運命力という目に見えないものは削られるが、使い捨てられるもの共にとって、見えないものは無きに等しく。 |
百骨万世千塔修験(A) | ひゃっこつばんせいせんとうしゅげん。隷属の位において、暗中の一秒とは、長い時間を掛けて岩盤から染み出す清水の一滴の如し。以って那由多の修験とする。大脳基底核とは、本来極めて複雑な人体の動きを『規程内の簡単な動作』としてパターン化する事で、脳への負担を減らす謂わばオートメーション的な役割を果たしている(中略)。この民間療法を受けたものは大脳基底核が■■し、活動の際、呼吸、骨子、筋肉、神経といった複雑な連動を『マニュアル』で行える。イベント中ではこれが役にたった。 |
宝具
座■不明 悪霊■し
- ランク:C+++
- 種別:対界宝具
- レンジ:計測困難
- 最大捕捉:1人
「雪が止む頃には、家に帰るよ。」
「亡霊(ぼうれい)には亡霊を……お前を連れていく――『逆行運河・悪霊殺し(ぎゃっこううんが・あくれいごろし)』……!!」
避けられない一撃を与える。
相手が反則まがいのデタラメな防御をしていればいるほど、こちらも現実離れした認識/修正/解読不可能の攻撃を喰らわせる……らしい。何が起きているのか、どうやって起こしているのかは、この一撃を選択するにいたった当人と、その持ち主にしか分からない。
プレイアブルサーヴァントとしては初の読み方が一切不明の宝具。
ゲーム上での性能
最大HP | 10099 |
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最大ATK | 9954 |
カード | Quick:/Arts:/Buster: |
ヒット数 | Q:4/A:3/B:3/EX:5 |
宝具種別 | Buster |
スキル1 | 無死不殺遍路<A>/自身のアーツ性能アップ(3T/10〜20%)&バスター性能アップ(3T/10〜20%)&致死ダメージ回避状態を付与(5回・3T) |
スキル2 | 借転輪自在趺坐<A>/自身のNPを倍化する(50〜100%)&クリティカル威力をアップ(3T)&HPが75%以下の時、クリティカル威力をアップ(3T)&HPが50%以下の時、クリティカル威力をアップ(3T)&HPが25%以下の時、クリティカル威力をアップ(3T) |
スキル3 | 百骨万世千塔修験<A>/カードタイプを選択し、自身に「1ターン後に全てのコマンドコードを選択したタイプに変化させる(1T)&選択したタイプのカード性能をアップ(1T/20〜30%)する状態」を付与 |
アペンド3 | 対キャスタークリティカル発生耐性 |
宝具 | 自身の攻撃力アップ(1T/OC:10〜50%)&無敵貫通を付与(1T)&被ダメージカット貫通状態を付与(1T)+敵単体に超強力な〔防御力アップ状態〕特攻攻撃(150%)+自身に即死効果 |
クラススキル |
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HP・ATKの値に突出したものはなく平均的だが、「狂化」やその派生スキルを持たないせいで素の攻撃能力は低め。だが、「致死レベルの攻撃にのみ作用する回避」「自身のNPの倍化」など唯一無二の能力を持ち、極めつけは防御力アップ状態に作用する特攻宝具と、代償である即死デメリット。
スタメンとして出し耐久または概念礼装・味方のバフでNPを貯め、それを一気に増やして宝具を発動し退場させるのが効果的であるが、ガッツで生き残らせ重ね掛けしたクリティカルバフで追撃を行うことも可能である。スキルの都合上、ロムルスや水妃モルガン、そして陳宮との相性が良い。
欠点は、あくまで回避なので必中や無敵貫通を防げないこと、宝具が防御特攻を持つのに防御無視の効果を持たないことであり、この辺りは味方や礼装でカバー可能。また「おまじない」の効果でスキル封印を踏み倒せるためガネーシャのスキル「ヴィナーヤカ」の恩恵をデメリットなしで受けられる反面、ノクナレアのスキルによるサポート効果のほうは大幅に減ってしまうため注意。
関連人物
魔法使いの夜
通うことになった高校の生徒会長で、ひょんなことから同居することになった魔法使い。
あちらの出鱈目さとこちらのマイペースさでお互いに振り回したり振り回される仲。
ひょんなことから同居人となった魔女。
当初は邪険に扱われていたが徐々に心を開くようになる。
通うことになった高校の副会長。
意気投合し友人となる。卒業後も同じ職場で働いている。
通うことになった高校の学友。あちらのお調子者っぷりに呆れながらも、友人として大切にしており『FGO』のイベントでは彼の願いを嘲笑った黒幕にまほよ本編でも見せない位の激怒をした。
Fate/Grand Order
契約したマスター。善人同士なため何かと波長が合っている。
彼/彼女の経験と比較すると自分の経験は「ちょっとしたイベント3本分」と謙遜しているが……魔法使いや魔女の末裔と同居したり、人狼をノックアウトしたりするのは十分すごい経験です。
苦労人の気配がして親近感が湧くとのこと。中身と言うよりは依代が原因であろう。
なお、彼の依代も独自の能力によって圧倒的格上に相打ち同然で勝利した経験持ち。
彼女の特異体質である「被虐霊媒体質」を聞き、苦しみや痛みを力に変換する様を並大抵の精神力じゃないと称するが、マスターからは「面の皮が厚い」「心臓に毛が生えている」と訂正された。
特異な技量を宝具としたYAMA育ち繋がり。彼の話を聞いたのか「燕を斬るために山で修行とかしない」と突っ込んだが、最終的には「天才ならしょうがない」と妥協したように納得した。
余談
今までの作品に登場した全バーサーカークラスの中で、クラススキルである「狂化」やその亜種スキル、ないしそれに匹敵するスキルを持たない初のサーヴァントである。