ジョロジョロ ジョロ ジョロンジョロン ジョロ
ジョロジョロの奇妙な膀嫌 黄金の水
アバ茶とは
黄金の水だとか聖水と言ったりするが、要するにアバッキオの小便である。
語源
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」のストーリー序盤で、アバッキオが新人のジョルノに対して "お茶" を出した。すなわちアバ茶とは「アバッキオが出した特別なお茶」なのである。
状況
リストランテでブチャラティがジョルノをチームのメンバーに紹介した時のことである。
直前までナランチャとフーゴは簡単な算数の問題で喧嘩になり、ミスタは「ケーキの数が4個だから縁起が悪い」と騒ぎ出し、アバッキオは我関せずでお茶を飲んでいたが、ジョルノが挨拶するや否や、彼らは揃って冷たい視線を投げかけた後、あからさまにジョルノを無視するという態度に出て、険悪なムードが漂い始める。
ブチャラティは「自分が連れてきたのだから、もっと愛想よくしろ」と一同を叱りつけた。すると、それまで無言だったアバッキオが「お茶でも飲んで… 話でもしようや……」とティーポットを片手に悠然とカップにお茶を注ぎはじめる。
それに素直に応じるジョルノだったが、カップを顔に近づけた瞬間にそれが「飲めたものではない」代物であることを察知。それを見たアバッキオは畳みかけるように言葉責めでジョルノを追い詰める。
「どうした? おまえはオレがわざわざ注いでやったそれをいただきますって言ったんだぜ
いただきますって言ったからには飲んでもらおうか それともヌルイから飲むのはいやか?」
つまり…?
早い話が新人いびり。
この前段階でミスタ・ナランチャ・フーゴは、アバッキオがポットに自分の「ゴールデンウォーター」を仕込むのを確認している。
ちなみに、原作では、ブチャラティのみ立ち位置の関係でアバッキオの行為が見えておらず、「オレにも1杯ついでくれ」と頼み、アバッキオに「悪いが別に注文してくれ」と断られて怪訝そうな顔をしているTVアニメでは、ブチャラティが電話の呼び出しで席を外した隙に、アバッキオが事を起こしたと変更された。
心身ともに男前の多いパッショーネではあるが、そこは腐ってもギャング。初対面の新人の出鼻を挫く示威行動としては破壊力抜群であろう。
なお、この洗礼に対してジョルノは、自分の歯の一本を体が98%水分で出来ているクラゲに変えてそれに吸わせ、あたかも飲んだかのように見せかけて周囲の度肝を抜いた。
流石はジョルノ、恐るべき発想の転換と度胸である。
……が、そのあとクラゲはどうしたんだ?
歯に戻したにしてもアバ茶が前歯に残るぞ、ホントにどうしたんだジョルノ…?!
色々と言いたくなるのも分かるが、ジョルノはこのイベント以前でのポルポやブチャラティとの会話の中でパッショーネにおける仲間同士の信頼の重要性を教えられている。やはり壮大な夢を持つジョルノにとっては、その信頼を勝ち取っていくためにも些細な事は気にするに値しなかったのだろう。
ともあれ、この度胸と機転によりジョルノは仲間として認められることとなった。
なお「アバ茶」という名称はファンによるもので、公式は「アバのお茶」を用いている。
TVアニメ版
第5部のTVアニメは2018年10月から放送を開始した。過去のメディアミックス作品では、様々なシーンが時代の変化により規制、もしくはカットされてきた為、このシーンがちゃんと放映されるかどうかはファンの楽しみと心配事の1つともなっていた。
そして結果は…
第5話にてしっかりと放送されました。
カラー+アニメーション+音が追加されたことで、色々な意味でアウトになっていた(しかもエナジードリンクを飲んだのかと思うほど色が濃く、湯気まで立っていた)。
漫画版では残っていた紅茶のポットに注いでいたが、アニメではフーゴがナランチャをテーブルに叩きつけた際、中身が溢れて空になってしまった。
つまり、TVアニメ版のアバ茶は100%アバ茶である。
pixivでは
上記のいきさつの通り、元々はアバッキオの代名詞または原作に倣ったパロディに対して付けられる単語であったが『ティーカップ(もしくは飲み物)にアレを注ぐ』というシチュエーションが独り歩きし、それを行ったイラストに対して付けるという解釈が広まったせいかpixivではR-18率が高くなっており、検索を掛けるとジョジョとは全く無関係の女の子がアレをしているイラストが多数出てくるのが現状である。
余談
そのあまりにもアレな行動から、ジョジョ屈指のネタシーンとしてカルト的な人気を誇る。「他の部のキャラクター達に出したらどうなるのか」といった議論はジョジョラーの間での定番話題と化しており、1つ前の主人公に股間に逆流させられたり、2つ前の主人公とラスボスに逆に飲まされるのが通説。
TVアニメ放送中に流れるウルトラジャンプのCMでは、ブチャラティチームのメンバーによる発売告知がされているが、2019年1月号の告知では、アバッキオが「お茶でも飲んで… ウルトラジャンプ1月号でも読もうや…」とナレーションしている。視聴者に対し、じわじわと圧力をかける告知でもある。
2019年4月1日…………。
「ジョジョの奇妙な冒険 公式アプリ」の公式X(旧Twitter)が《新商品「アバのお茶」開発中ゥゥウウッ!!》というスタンドも月までブッ飛びそうなツイートをした。そのツイートを目撃したジョジョラー達はみな身の毛のよだつような恐怖の疼きを味わったが、これはエイプリルフールの嘘であった。
関連イラスト
関連タグ
- マニッシュ・ボーイ:第3部の登場人物。排泄物を食すことを強制された点で共通。
- カメオ:上に同じく。
- ケンゾー:第6部の登場人物。毎朝1杯の尿療法を健康の秘訣と語っている(もっとも、他人のもの且つ出して時間の経った尿を飲むかは分からないが)。