解説
- 敵の食糧補給路を断ち、兵糧を欠乏させることによって打ち負かす攻め方。戦国時代の合戦では奇襲、水攻め、火攻め等と並ぶ戦術として使用された。
- 現代においても補給を断つ事で他者を困窮させる行為を「兵糧攻め」と呼ぶ事がある。
関連キャラクター
鳥取市教育委員会による鳥取城跡マスコットキャラクター公募の次点に入った作品で、平成26年7月7日より公開された。鳥取城は鳥取の飢え殺しと呼ばれる歴史上有数の兵糧攻めに遭い、多数の庶民が巻き添えとなった過去がある。
歴史上の兵糧攻め
フィクションの「兵糧攻め」
フィクション作品でも「兵糧攻め」が描かれることがある。
いかに屈強な戦士でも食糧を奪われれば戦えず、餓死の危機が迫れば仲間割れも起こる。
悪役の陰湿さや狡猾さ、主人公達がこの危機をどう乗り越えるかという山場が描かれるシチュエーションである。
以下はフィクション作品にて「兵糧攻め」を行ったキャラクターや組織を記述する。
漫画
アニメ
ライトノベル
特撮
- コンドルモズー(大戦隊ゴーグルファイブ)
- スナカケババア(忍者戦隊カクレンジャー)
- グローディ・ロイコディウム(『王様戦隊キングオージャー』)- 空腹で判断力の鈍った相手に毒入り米を食わそうとするなどかなりえげつないことをやっている。
現代における兵糧攻め
- スラップ訴訟
金銭的余裕のある側が、裁判費用・時間消費・肉体的精神的疲労などを相手に負わせることを目的とし、最終的に敗訴・棄却されるであろう事例に「名誉毀損」と主張する加罰的・報復的訴訟のこと。悪質なものは「兵糧攻め」と批判され、特に大企業が中小企業に多数の訴訟を仕掛けたり、DV加害者がDV被害者に対して嫌がらせ目的で訴訟を仕掛けたりすることが問題視されている。
ある界隈の間だけとはいえ令和の時代において行われた例。実際に発案者によってその言葉も用いられた。対抗勢力の奮闘もあって特に実害はなく終わったとはいえ、その呼びかけに対してはおびただしい数の批判の声が上がった。詳しくはリンク先参照。
2023年8月頃に中日ドラゴンズ内で起こった米禁止令。食堂の入り口に「当面の間、白米を提供しません」との張り紙がされたという。炊飯器は忽然と姿を消し、選手に提供される白米は小さなおにぎりのみとなった。立浪和義監督の鶴の一声で決まったが、当然選手の不満が爆発、ネット上では自軍への兵糧攻めと皮肉られた。中日のクローザー、ライデル・マルティネス投手が「なぜ白米が提供されないのだ」と反旗を翻したところ、程なくして投手陣にはどんぶり飯が解禁された。
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