ボヤッキー
ぼやっきー
概要
『タイムボカンシリーズヤッターマン』に登場する”三悪”「ドロンボー一味」の一員。
頭脳担当。狡賢いというよりセコく機械にも強く、毎話の悪だくみやメカは大体彼のお手製。しかし欠陥も多く、中には縁起でもないものや余計なものも作ってヤッターマンに見抜かれて負けることもしばしば。相手のゾロメカ(ビックリドッキリメカ)に合わせてメカを用意して自滅したこともあるなど、機会の腕には疑わしい部分があるが、毎回低予算でヤッターメカに善戦するほどのメカを作成しており、自称天才も伊達ではない。『ボカンと一発!ドロンボー』や『ボカンですよ』では単体なら善玉達に勝利しており、『タイムボカン王道復古』ではガッチャマンやポリマーに勝利している。
実写版では、生瀬勝久が見事にボヤッキーの個性を演じ切り、シリーズのファンから高い評価を受けた。
一人称は「ワタシ」「アタクシ」、『タイムボカン王道復古』以降は他の八奈見キャラに合わせて「ボクちゃん」が多い。口調はオネエ寄り。
年齢は25歳(ただし、作中でも疑いを持たれており、回によっては自らを「おじさん」と名乗ったほど)。
福島県会津若松市出身であることは有名。なお、会津若松は昭和版と平成版の総監督を務めた笹川ひろし監督の故郷でもある。
作中でのセリフの多さは他の追随を許さない。「ポチッとな!」「今週の見せ場!」「全国の女子高生の皆さ~ん!」「会津若松のおハナちゃんのところに帰りたい」「こんな生活もうイヤ!」など、名台詞が多い。
ドロンボー解散後は、昭和オリジナル版ではおハナちゃんと一緒になり蕎麦屋を営んでいる(『逆転イッパツマン』のクリーン悪トリオの一員コスイネンが蕎麦打ちの師匠とのこと)。平成版では再結成しているがドクロベエに記憶を奪われた際の影響か、蕎麦の打ち方を忘れてしまい、味もイマイチになってしまった。別の蕎麦屋で皿洗いの副業している。
平成版最終回では自身が作ったタイムマシンでそれぞれ未来と過去に旅立ったドロンジョとトンズラーに別れを告げ、自身は会津若松でおハナちゃんと一からやり直す為、東北新幹線(E4系)に乗って会津若松へ向かう。だが別れに耐え切れなくなり郡山駅で引き返し、ドロンボーのアジトに帰還。同じく別れに耐え切れず戻って来たドロンジョ、ボヤッキーと共にドロンボーを再々結成した。
『夜ノヤッターマン』に登場する彼の子孫・ヴォルトカッツェは従来の見た目とは似ても似つかないイケメン顔になっている。
夜ノヤッターマンでの3人(後ろ側のウィンクしているのがボヤッキー。)
さらに、2018年に入ってからYoutubeにアップされた『ヤッターマンチャンネル』では、世相に合わせてか、往時の姿とは似ても似つかないイケメンとしてYoutuberデビューした(本人曰く、美男になるメカを使ったとのこと)。
余談
実写版でボヤッキーを演じた生瀬氏曰く、ボヤッキーを演じるのが長年の夢だったという。
「全国の女子高生のみなさ~ん!」は「全国の女子高生のみなさ~ん!お便りまってま~す!」のパターンもあるのだが、放映当時、番組宛に全国の女子高生達からファンレターが本当に届いていたという。
しかし2008年のリメイク版では時代の流れもあってか女子高生からのファンレターは届いていなかったようで、そのことを知った本人は真っ白に燃え尽きていた。(ドロンジョ曰く、あの頃とは違うとのこと。)その後、無事に50通ほど届いた模様。
月刊コロコロコミック及び別冊コロコロコミックにて『ヤッターマン外伝 ボケボケボヤッキー』という彼を主役にした外伝漫画が連載されたことがある。作者は萬屋不死身之介で、単行本は全4巻。
なおそちらでは本編だと絶対見せないであろう顔芸やツッコミ、特殊能力などを披露している。