概要
棒切れに糸とボール型の針(おそらく浮き)がついたような、見るからにボロっちい釣竿。「ボロいつりざお」ではなく「ボロのつりざお」なのがポイント。
上位アイテムとしてシャープなフォルムになった「いいつりざお」、リール付きの「すごいつりざお」というのがあるが、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』と『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』ではなぜか「すごいつりざお」に統合されて登場せず(続く『ポケットモンスター X・Y』では復活)。
竿がボロけりゃ仕掛けも粗末とでもいうことなのか、これで釣れるのは専ら低レベルなコイキングくらい。コイキングの公式ソングでも「ボロのつりざおでつれすぎる」と歌われている程で、これを見たらコイキングを連想するプレイヤーも多いはずだ。
また、コイキングはすばやさの基礎ポイント稼ぎに使えるので(+1)、ほとんどコイツしかかからないのはむしろメリットだったりする。
弱いポケモンしか釣れないことを活かし、ねむるやじこさいせいなどでの回復機会を作るといったテクニックを行使することができ、水辺のダンジョンで遭難した場合や道路でパーティが疲弊した場合に一考の余地がある。
補足
- 『ポケットモンスター 赤・緑』とリメイクの『ファイアレッド・リーフグリーン』で釣れるのはコイキングオンリー(Lv5)。ちなみに四天王のカンナがいる部屋でも釣れる。
しかし、『ポケットモンスター 金・銀』とリメイクの『ハートゴールド・ソウルシルバー』、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では水上で使うとメノクラゲも釣れる(普通に水上で出るより高レベル)。コイツの基礎ポイントはとくぼう+1。
- 作品によってはハートのウロコで重宝するラブカスやあのヒンバスなど、彼ら以外のポケモンが釣れるケースもある。また例外的なケースでは『金・銀・クリスタル』の大量発生期間中にハリーセンやテッポウオといったレアポケモン(あくまでもこれらのソフトでは)が釣れる場合もある。
- 『ポケットモンスター X・Y』では連続釣りによる色違いのすがたの出現率がアップする仕様を持つので、コイキング、ニョロモ、ラブカスの色違いのすがたを粘るならおすすめ。『X・Y』ではこれで釣れるのが細分化されており、コイキングは淡水、ラブカスは海、ニョロモは沼で釣れる。