概要
スマートブレインの開発した最初のライダーズギアで、仮面ライダーデルタの変身と戦闘に必要なツール一式の総称である。デルタドライバー(ベルト部分)、デルタフォン、デルタムーバーの3つから構成される。
ファイズギア・カイザギアと同じく普段は専用のアタッシュケースに収められている。
内容
SB-333B デルタドライバー
ベルト型トランスジェネレーター。
バックルは固定式で、ミッションメモリーのみがマウントされている。
SB-333P デルタフォン
携帯電話型となっているが、実際は無線機の様なツール。テンキー等は一切無く、音声入力方式。トリガーを引きながら音声でキーコードを入力する。
『ヘンシン』のキーコードを入力、「Standing by」の音声が鳴ってからデルタフォンを右腰のデルタムーバーに接続する事で仮面ライダーデルタに変身する。
また、インプットコード「3821」を英語で入力するとジェットスライガーを召喚する。
システムボイスの規格はファイズフォンに準拠する(厳密にはこちらの方が先に開発されたが)。
SB-333DV デルタムーバー
デジタルビデオカメラ型マルチウェポン。雑誌次第では銃の名前。
デルタフォンと合体させてブラスターモードになる。ブラスターモード時に「ファイア」と入力するとバースト射撃が出来る。
ミッションメモリーを装着すると銃身が伸び、必殺キック「ルシファーズハンマー」を発動する為のポインターモードになる。ポインターモード時に「チェック」と入力すると発動。ドラゴンオルフェノク戦でポインターモードのまま銃撃していたのは制作側のミス…と思われがちだが当時の超全集には「ポインターモードでも銃撃出来る」という旨の記載があったんだとか。
ライダーマシン
SB-VX0 ジェットスライガー
超大型アタッキングビークル。コード「3821(Three eight two one)」を入力する事でどこからともなく出撃してくる。なお入力はデルタフォンの場合、英語のみ対応する。
特徴
ガジェットの操作が少ない為、ライダーズギアの中で一番変身に時間が掛からない(アタッシュケースから取り出す必要があるのは相変わらずだが)。装着すればオルフェノク、人間問わず変身出来るが、作中で純粋に人間と言える者が変身した事は無い。
また、装着者の闘争本能を増幅する「デモンズスレート」(Demon's Threat,"悪魔の脅し")が内蔵されており、装着者の精神を変質させ凶暴な性格に変える上に非装着時に赤い電撃を発する様にもなる。適合者で無ければ最悪の場合精神の崩壊を引き起こす。この為、流星塾のメンバーが適合しない者が変身し、結果的に惨劇が起こった。
連続使用しても狂暴化しなかった人間は三原と木村沙耶のみ(他にも連続使用こそしなかったが草加と里奈も適合していた可能性は高い)。
玩具
簡便ながら劇中の音声入力を忠実に再現している。音声入力が上手くいかない時は、トリガーを引いたままデルタフォンのアンテナ部分を動かしてやる事で代替出来る。
因みにジェットスライガー用の、3・8・2・1と叫んでも呼び出し音声は鳴らない。
その後、プレミアムバンダイから大人の為の変身ベルト、CSM版が発売された。DX版の音圧感知式から本当の音声認識式へと変更され、ジェットスライガーの呼び出しや変身解除音声も鳴らせる様になった他、主な変身者である三原修二、北崎の各音声も追加収録。
ただ、その音声認識が結構シビアな為、上手く使えない時(例えば大声で叫ぶ様な場合)の為用に従来の音圧式のシステムも組み込まれている。
関連タグ
サガークベルト:脚本家が同じ作品の3号ライダーで0号ライダーの変身ベルト。武器と連動する。