楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:川浦正大
編曲:野中"まさ"雄一
概要
乃木坂46の36thシングル。2024年8月21日発売予定。発売日はグループの結成日である。
35thシングルミニライブ(メンバー解説付配信)後の2024年7月17日22時頃にアーティスト写真が更新。23時前にタイトルが発表され、同月19日の先行配信が告知。同日24時から先行配信が開始された。
その後、翌20日の「真夏の全国ツアー2024 in 京セラドーム大阪」にてセットリストのトップバッターとして初披露された。
その後、同年8月19日放送の『CDTVライブ!ライブ!』でテレビ初披露となった。
表題曲センターは井上和が務める。井上の表題曲センター就任は33rdシングル『おひとりさま天国』以来となる。
筒井あやめと菅原咲月、冨里奈央、金川紗耶、中西アルノが選抜復帰を果たし、小川彩が初選抜で初のフロント入りを果たした。その一方で、前作『チャンスは平等』で選抜入りを果たしていた伊藤理々杏、向井葉月、佐藤楓、中村麗乃、吉田綾乃クリスティーは選抜落ちとなった。
5期生は11人中9人も選抜入りを果たしており、乃木坂における5期生人気と世代交代がうまく成功したことの裏付けにもなっている。
曲調は『ジコチューで行こう!』や『好きというのはロックだぜ!』等乃木坂の往年の夏曲らしい疾走感溢れるものとなっており、Aメロとアウメロではラップが取り入れられている。歌詞は「授業をズル休みしてまで好きな女の子に会いに行こうとする主人公」の気持ちを描いたものとなっている。そのため、ラスサビ前にはセンターである井上渾身の「ごめんなさ〜い!」が聴ける。
ちなみに、タイトルのチートデイは世間一般では「ダイエット中、あえてカロリーを多く摂取する日のこと。」を指すが、本作では本来の「ズルをする日」という意味で使用されている。(前者の「チート」は「脳を騙す」という意味で捉えている。)
収録曲には、アンダー楽曲や5期生楽曲はもちろん、TVアニメ『ATRI』のOPテーマ「あの光」、『乃木坂工事中』の「新軍団ドラフト」で決まった佐藤楓、弓木奈於、田村真佑による軍団のユニット曲がある。
オリコンでは、初日売上は37.5万枚を記録し1位を獲得。Billboardでは、初日売上500,821枚を記録し1位を獲得。前作『チャンスは平等』での山下美月、阪口珠美、清宮レイの卒業、個別ミート&グリートでの遠藤さくら、賀喜遥香の400部完売による免除が響いたのか、オリコンでは前作から3.8万減、Billboardでは8万減の結果となった。とはいえ、免除に関しては時間の問題だったため、「むしろここまで抑え込んだことの方が凄い」との声もある。
MV
監督は『おひとりさま天国』以来となる伊藤衆人。テーマは「夏の海を特別なものにしたかった女の子たち」。
撮影はシンガポールで行われた。海外でのMV撮影は『ジコチューで行こう!』以来6年ぶり。
5期生がシンガポールの日本人学校である女学院の生徒、3、4期生が「乃木坂大学」の異文化交流部という設定で、センターの井上が主人公、フロントの池田がもう一人の主人公として描かれている。
こちらも『おひとりさま天国』同様ストーリー性とメンバー全員にフォーカスして映すことを両立した撮影手法が絶賛され、高評価を得ている。
ちなみに、「ごめんなさ〜い!」の部分の演出が某アニメ映画のコレを想起させるものとなっている。
ヒット祈願
メンバーで巨大アートを制作するもの。原案は井上、池田、小川が4時間かけて共作で担当。2m×4mの巨大アトリエは同年8月20日から26日までTSUTAYA渋谷店地下2階の「エンタメワンダーランド」で展示。その後、同年9月2日、3日、4日開催の「真夏の全国ツアー2024 FINAL」明治神宮野球場公演で展示。2m×2mのシャッターアートは江ノ島の腰越駅前のシャッターで展示。神宮公演でも等寸大のプリントしたものを展示。
(※なお、シャッターアートの撮影の際は、周囲の人への迷惑、身の危険を考慮しながらお願いします。)
詳細及び制作過程は同月25日の『乃木坂工事中』で放送。
ヒット祈願には、絵が得意な井上、池田、賀喜をはじめ遠藤、冨里、筒井、金川、小川、菅原が参加。池田、賀喜、金川、菅原、冨里が2m×4mの巨大アトリエを担当、遠藤、筒井、小川、井上が2m×2mのシャッターアートを担当。
巨大アトリエ班は7時間ぶっ通しで作業を進め、途中冨里が塗料を少し落とすハプニングを起こすものの、それ以外はスムーズに進行し完成。スタッフが撮れ高を気にしてトークテーマを選び、トークを促されたことで、冨里が加入前に保育士を目指したものの、絵の下手さ故に挫折したこと、菅原がMV撮影の際に保安検査場の職員に止められ立ち往生を食らったエピソード、賀喜が以前自分の前世を占ってもらったところ、「妻も子供も失った孤独な男性画家」であることがついでに判明した。
一方、シャッターアート班は江ノ島の35℃という猛暑の中での作業のため、メンバーのみならずスタッフも炎天下の中苦しめられた。凸凹のキャンバスに描くというただでさえ集中力が必要な作業なのにこちらでも撮れ高を気にしたスタッフがトークテーマを選ばせトークするように促したため、余計に気が散る羽目に。
それでも、日没までに何とか作品を完成させ、ヒット祈願は大成功となった。
なお、(展示期間が限られている都合上)告知のためにTSUTAYA渋谷店側が巨大アトリエ展示をフライングしたせいで盛大なネタバレをかましている。