概要
主に性的な表現を含む成人向け(エロ)作品につけられることが多い棲み分けタグ。Rはレイティング(rating)の頭文字である。pixivでは残虐(グロ)表現のレイティングについてはR-18Gとして区別されている。
出会い系サイトなど、18歳未満の利用が規制されている対象についても「R-18」という概念は適用されうるが、R-20とは異なり、R-18タグがこちらの意味で使われることは少ない。
レイティングにおけるR-18
エロゲーなどの自主規制を行う業界団体であるコンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)は、18禁であることを明確にする観点から、「美少女ゲーム」等の言葉に代わり「R-18ゲーム」という名称を統一して使用することに決定した (「美少女ゲーム」という表現のみでは、全年齢対象のゲームと区別が紛らわしくなるため)。
映画の自主規制機関である映画倫理機構(映倫)は、2009年5月より表記が「R18+」に変更したが、意味は同じである。
pixivにおけるR-18
pixivガイドラインより抜粋
[ R-18 ]18歳未満の方に対し、不適切な表現が含まれる作品
- 性に関連したもの、あるいはそれを表現しており、性器の結・接合、あるいは性行為を想起させるものを表現してあるもの
- 暴力的なシーンや、思想、模倣的表現ではあるが危険性が高い、またはそれらを始めとした刺激性の強いもの
<2>(この場合はR-18Gと書かれることもある。)
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対象となる部位、箇所(性器、性器結合部等)には隠蔽処理(モザイク処理や、漫画機能でサムネイルに本画像が表示されないようにするなど)が必要となる。
隠蔽処理の詳細についてはガイドライン参照のこと。
ちなみに閲覧制限を解除した状態でも、検索する際にをマイナス検索で「-r-18」を使うとR-18タグの付いた作品は表示されなくなる。
「R-18」というタグがあるだけでは閲覧制限なし
タグ編集で「R-18」というタグをつけてもR-18絵とならず、18歳未満のユーザーでも見ることができてしまう。
自らが投稿したイラストがR-18絵であるか否かの判断を閲覧者に委ねる投稿者も存在するが、混乱の原因になるため投稿者としての立場から考慮して絵を投稿することが推奨されている。
しかし結果的に投稿者の主観と自主判断に委ねられているためか、ガイドラインに遠く及ばない程度の表現の絵であってもR-18タグがついている場合も多く見られる。
このような状況を鑑みると、閲覧制限を伴わないR-18タグの付与は、事実上映倫のR-15指定や、ゲームソフトのCERO-C〜CERO-Dと同程度、という意味に解釈することもできるだろう。
pixivヘルプより抜粋
Q.18禁作品は投稿できますか?
A.
可能です。
ただし投稿画面で
・性的表現の場合
タグに「R-18」を追加と閲覧制限の「性的な表現(R-18)」を選択する
「R-18」タグは削除できる
閲覧制限をかけて投稿すると「R-18」タグが自動的に付与される。実は投稿者ならこのタグを削除できる。削除しても閲覧制限自体は有効なので、みんなの新着作品などに表示されることはない。
投稿する際の注意事項
当たり前だが、R-18やR-18Gに該当する作品を全年齢で投稿するのは規約違反である。上記の通り、後から「R-18」「R-18G」タグを付与したとしても、投稿者が閲覧制限を変更しない限り通常のイラスト(及び小説)に紛れて載り続けてしまう。
そのような規約違反のイラスト(及び漫画・小説)の場合はヘルプにも書かれているとおり、「この作品に対する情報提供」で運営に報告しておこう。
pixiv初期にはなかった性的描写が追加かつ、なぜ必須項目になったのか、ガイドラインにしつこい程、性的描写に関するガイドラインが多いのかも併せて考えて頂きたい。
タグに関しては『R-18』である。pixiv上ではR18タグでは通じないので、タグの記述ミスにも気を付ける事。
特に小説ではR-18描写を書いている様な作品もR18タグ表記で散見されている。タグの表記を間違えると、自身の作品が削除される可能性があるのでタグの表記はpixiv公式に従う事が望ましい。
2019年11月15日に小説のガイドラインが追加された事に関係するかは不明だが、R-18タグに関しては赤色で強調表示が出るようになった。これによって、R-18を検索避けに使用しているユーザーが即座にばれるという仕組みになっている。
上述の性的描写ガイドライン同様、この変更になった理由をよく考えてタグ付けをしなければ通報されるのは確実だろう。
ピクシブ百科事典におけるR-18
ピクシブ百科事典は全年齢サイトであるため、「R-18」「R-18G」イラストをメイン画像に設定することはできず、記事内にそういった絵を貼り付けても表示されない。
また、ピクシブ百科事典のガイドラインでは「18歳未満の閲覧が不適切なもの」の投稿が禁止である。
ところが、ピクシブ百科事典には成人向けの内容を扱った記事が大量に存在している。成人向けのコンテンツ(エロゲーやエロ漫画など)について解説した記事ばかりか、いわゆる「特殊嗜好」について露骨に扱った記事、女性の胸や下着を男性のエロ目線で扱った記事(メイン画像はR-18でこそないもののセンシティブ扱い)、さらには性犯罪者が当時未成年の被害者に向けて吐いたと報道された発言を元にした項目なども作られてしまっており、削除されていない。
このように、本サイトにおいて成人向け記事の投稿は「規約違反ではあるが事実上黙認されている」と考えられるが、エログロネタが隔離されていない状態に不快感を示すユーザーもいる(新着記事や更新記事に混じって嫌でも目に入ってきてしまうため)。
なお、ピクシブ百科事典は基本的に一旦作成された項目の削除に消極的なサイトであるため、成人向けネタに限らずガイドラインに抵触した状態の記事も少なからず残っているものの、個人情報が書き込まれてしまった場合や、差別的な話題について編集合戦が激化した場合は運営側が完全削除することもある。
余談
規制の話題でよく上る女性の乳首の露出は(刑法175条など)法律上の根拠に基づくものではなく、自主規制の範疇である。なので一般向けでも興味のない人の目に付きにくい光ディスクや単行本では乳首の描き込みがあったりする。ニコニコ漫画などの配信サイトでも一部規制が解除されている所がある。
アルファベットで「R」は奇しくも18番目である。
関連イラスト
上記のとおり、ピクシブ百科事典では、R-18およびR-18G作品を表示する事はできないため、ここでは省略する。
関連タグ
- レイティング 自主規制
- 18禁 R18
- R-18G
- R-15
- R-12 PG-12
- R-1.8 R-16 R-17 R-17.9(R-17.99) R-20 R-21 R-31 R-35 R-81 R-180 R-495 R-880
- R-4 R-7 R-9
- R25(外部サイト)
- R2-D2
- 非R18 R-18ではない 精神的R-18
- まさかのR-18 R-18? キャプションがR-18 R-獣8 獣八禁
- R-18推奨
- 国道18号
- R-18率
- 検索避けR-18(検索避け目的で非R-18作品を投稿する方法。あまりお奨めしない)
- R-18(cosMo)(cosMo@暴走Pが作曲したボカロ曲。ここでのR-18とは国道18号
のことで、曲中に一切性的な描写はない。