概要
魚竜種と同じような環境での生活に適応した種族。魚竜種が恐竜型骨格で時に陸上を歩き回りつつもヒレや水かき等の薄い皮膜を持ち、遊泳するのに適した身体を持つのに対して、海竜種は爬虫類骨格で、陸上を這い回り水陸というよりは水辺での生活に適した身体を持つものが多い。泳ぐ際はワニのように身体と尾をうねらせて推力を得る。
比較的中堅どころのポジションが多い魚竜種とは異なり、飛竜種と同じく生態系の上位に位置し、ラギアクルスと言った大型の種類は大型船も一薙ぎにする程の力を持ち、アグナコトルの場合は小国などを半壊状態に追い込む程の力がある。
海水域と淡水域の双方に適応した種が多いため生息域は広く、中には火山地帯や砂漠、寒冷地に進出した種もいる。また、ラギアクルス亜種やタマミツネのように、陸上でも高い運動能力を発揮できる種もいる。
骨格としてはラギアクルスのような腹を地面に着けた姿勢のモンスターと、タマミツネのような腹を宙に浮かせた姿勢のモンスターに二分され、3系列およびFで登場した海竜種は前者の、X以降に登場した海竜種の多くは後者の骨格を持つ。
両者の骨格の違いは種族的なものではなく、例としてタマミツネと近しい骨格であるイソネミクニは系統としては寧ろラギアクルスの方が近い。
では何故このようになったかというと、ラギアクルスのような従来の海竜種の骨格は接地面が多い事から処理が大きくなってしまうという欠点があり(起伏のある地形が多いMHWでラギアクルスの参戦が見送られた原因でもある)、タマミツネのような腹を浮かせた骨格の方が処理が軽く実装しやすいためではないかと考えられている。
もっとも、X及びライズでも3系列の海竜種は登場している他、2025年最新作、モンスターハンターワイルズにて登場する沙海竜バーラハーラもアグナコトル寄りの骨格を持つなど、別にラギアクルス骨格が敬遠・廃止されているわけではないので注意されたし。
該当モンスター
モンスター名 | 別名/通称 | 特徴/初登場 |
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ラギアクルス | 海竜 /[亜]白海竜 /[希]冥海竜 | 蒼い甲殻を持った電撃を操る海竜 |
チャナガブル | 灯魚竜 | 巨大なチョウチンアンコウ |
ルドロス | 水生獣 | トカゲのような風貌をもつ雌の小型海竜 |
ロアルドロス | 水獣 /[亜]紫水獣 | ルドロスの雄。首の巨大なスポンジが特徴 |
ウロコトル | 溶岩獣 | 独特な嘴を持つ火山地帯の小型海竜 |
アグナコトル | 炎戈竜 /[亜]凍戈竜 | ウロコトルの成体。熱線を吐く |
ハプルボッカ | 潜口竜 | 砂漠地帯に潜む巨大な口を持った竜 |
タマミツネ | 泡狐竜 /[二つ名]天眼 /[希]焔狐竜 /[ヌシ] | 渓流に棲み、泡を操る海竜。 |
イソネミクニ | 人魚竜 /[亜]氷人魚竜 | 眠り粉を吐き出す海竜 |
オロミドロ | 泥翁竜 /[亜]溶翁竜 | 泥を利用した攻撃を得意とする海竜 |
バーラハーラ | 沙海竜 | 砂漠に巣食う海竜。体内から分泌される粘液を使って攻撃を行う。 |
ウズ・トゥナ | 波衣竜 | ヒレが特徴的な緋の森の頂点 |
ガジオス | ノコギリのような「鋸角」が特徴のワニのような小型海竜
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ピラギル | 緋の森に生息する日和見的な捕食者
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クアルセプス | 晶竜 | 体を特殊な水晶で覆っている海竜
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ポカラ | 凍海獣 | 極海に生息するモンスター。ポカラドンの雌個体および幼体
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ポカラドン | 凍海獣 | 極海に生息するセイウチのようなモンスター
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バルラガル | 喰血竜 | 吸血性の海竜種
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