概要
かけた相手の精神に働きかけて脳を支配し、意のままに操る洗脳技。伝説の魔拳と呼ばれている。
「教皇のみが使用を許された」と言われてはいるが、少なくとも原作では教皇がこの技を使う描写はなく、主に双子座の黄金聖闘士が使う。
エピソードGにて偽教皇がシュラにこの技を掛けた際の完成度を自ら評して『また一歩本物に近づいた。』と独白する描写がある事から『幻朧魔皇拳=教皇たる実力の証』と言う事ではあるようだ。
カノンも聖闘士復帰後に使用しており、元々悪事に手を染めているため、正義の戦士としては嫌らしいが使い方は絶妙。海皇再起ではギャラクシアンエクスプロージョンも力で跳ね返すカドモス相手に、カーサとのタッグで決着方法を切り替え、カーサも内心では畏怖を覚えさせた。
幻朧魔皇拳が使える黄金聖闘士
【原作】
【LC冥王神話】
【ND冥王神話】
幻朧魔皇拳の被害者
【原作】
【TVアニメ版】
【OVA版】
- ラダマンティス(*厳密には下位互換である幻朧拳)
【LC冥王神話】
【ND冥王神話】
【エピソードG】
- シュラ(*描写から察するに拳を試す実験台にされた)
【海皇再起】
幻朧魔皇拳を解除する為に犠牲になった人々
【原作】
- カシオス※シャイナを生かし、アイオリアを救うために自ら望んで犠牲になった。
解除方法
解除方法は不明であるが、サガが言うには「目の前で人が死ぬ」ことで解除されるとのこと。この方法は、シャイナやカシオスも知っており、最終的にアイオリアの洗脳を解こうとカシオスがシャイナの為に犠牲になったことで実際に解除された。
しかし、アニメ版で幻朧魔皇拳の洗脳により人格が豹変したとされるギルティは目の前で娘のエスメラルダが死亡してもなお冷徹な態度を取り続けていた。
ギルティは「情けは仮面を付けた時から捨てた」と述べており、一輝に殺された後に仮面の着色が意味あり気に消えたため、サガが洗脳解除条件を意図的に改変していた可能性もある。
アニメ版で洗脳設定を付加した結果、原作版の設定に矛盾が生じたとかツッコんではいけない。
備考
ギルティや水晶聖闘士のように自ら斃される道を選んだ者や、水鏡のように相手の心臓にショックを与えて仮死状態(心停止)にする事で呪縛を解き、その後に再びショックを与える事で蘇生させるといった荒業を用いる者もいる。
また、原作で一輝と戦ったサガも、一輝の鳳凰幻魔拳についても「精神を操るのは互角のようだな。」と、同タイプの技と評している。
関連タグ
鳳凰幻魔拳 - フェニックス一輝の必殺技。脳に働きかけるという点で同性質だが、こちらは幻覚を見せて精神的なダメージを与える技。