このいじめっ子め
CV:伊藤タカユキ
公式サイトでの解説
裏神の武闘派構成員で香坂の側近。
言葉遣いは幼いがチャカの精度は特級の武闘派。
香坂のことをお兄ちゃんと呼ぶほど慕っている。
概要
裏神の幹部で、マッド・カルテルの元幹部。マッド・カルテルの元日本支部長の香坂慎太郎の側近でもある。
本編での言及は長らくなかったが、れっきとした日本人であることが公式Xで明らかになった。
人物
基本情報
容姿
ヒョウ柄のシャツにサスペンダーという設楽紀明を彷彿させるような服装をした青髪の男性。紹介写真に写っていたメンバーで唯一お揃いのスーツを着ておらずグラサンもかけていない。
オッドアイをしている。
性格
慕っている香坂のことを「お兄ちゃん」と呼ぶなど、子どものような喋り方をする人物である。殺し合いすらも遊び感覚で行うため、言動だけなら幼い印象を受けるが、一方で元マッド・カルテルの武闘派に相応しい冷静さも兼ね備えている。また(半ば脅しではあったが)ヒッチハイクで乗せてくれた運転手に謝礼として大金(本人曰く、お菓子代)を渡す律儀な面もある。
香坂への忠誠心は高いものの、外様の幹部とはそれなりに仲良くやれているようであり、実際に救援などに駆けつける等の仲間思いな様子も垣間見える。鳳崎桔平の相棒である深瀬大也が死亡し、鳳崎が慟哭していた時は涙を流さないでその死を受け入れてこそいたが、それでも悲しそうな姿を見せていた。
特性
幼少期に虐待を受けた描写があり、その際の外傷により高次脳機能障害を発症したと説明されている。
その為、精神年齢は8歳当時で停滞したか、ほぼ止まったと思われる。
また「特定の事に強いこだわりを持つ」特性がある一方、広い戦闘視野から、知的な障がいを持っているとは言えない事などから、脳機能の発達に多少の偏りがある、所謂「得意不得意の差が激しい人」と言える。
能力
2丁拳銃を武器としており、その腕前は数ある戦闘者の中でも超トップクラス。
基本的に幼さを感じる言動だが、それに反して集中力は異様なまでに高い。
車ごと崖に落下しながら、車で後方を走っていたファビアンJr.とパク・ソジュンの頭部とエンジンタンクを正確に狙い撃つ、1発の銃声で4発の弾丸を放ち敵2人の頭と心臓を正確に狙う、撃たれた瞬間に射角を計算して即座に撃ち返すなど、常軌を逸しており、拳銃を得物にするキャラの中ではトップレベルのアサシンと同等以上の技量をまざまざと見せている。
その他、敵が持っている小道具なども正確に撃ち抜いており、天羽組の尾崎隆雄のように機関銃も完璧に扱っている。
細身の外見であるものの、肉体的な耐久力も高く、メリケンサックを着用した近藤新平太による強烈なパンチを食らっても骨折することなく平然としていられるほどである。
マッド・カルテル武闘派の中でも驚異的なパワーを誇るジェフの打撃技を受けても動き続けてもいる。
紹介写真では国生英明と同じくマチェーテと思われる近接戦闘用刃物を持っており、サブウェポンで使ってくる可能性がある。
普段は飄々としているが、余裕と冷静さに裏打ちされており、その冷静さと状況把握の能力は香坂に匹敵する。
地下室が水責めを受けた際も、ソファの中に空気がある事を素早く察知し、下っ端の人間が窒息するのを待ってから、空気を吸いに行くなど、冷徹ながらも視野の広さは南雲梗平に通じるものがある。
過去
- 2024年11月22日の動画(久我虎徹)
8歳の頃どこからか連れてこられマッドカルテルに入る、当時14歳だった香坂に出会い、教育係となった香坂の元で修行を積む、集中力がなく一つの物事に集中したりする癖があり、これは幼い頃に暴力で脳に大きなダメージを受けた事による高次脳機能障害を後発姓で発症したためである、しかしそれには他の特徴もあり、その特徴を生かし、銃の腕前を上げていった。
「香坂兄ちゃんのおかげだ!」
「うん!あきらめなくてよかった!」
- 2024年11月30日の動画(久我虎徹)
活躍
マッド・カルテル日本支部トップである香坂慎太郎の護衛役として、辰巳春希と共に初登場。戒炎との交渉に臨む。
なお、初登場回ということでまだ設定が固まっていなかった影響なのか、この回のみ角中正樹のような声質であり、彼に特徴的な幼さを感じる言動も見られなかった。
「身の程を知らんようだ!」
我妻と会合をする香坂の護衛を辰巳と共に務めており、香坂に従う形でマッドカルテルを脱退し、裏神に移籍したことが明かされた。
その後、当時戒炎下部組織の構成員だった赤坂祥太郎が、仕入れた麻薬を勝手に捨てたため、赤坂を粛清するために黒焉街の空き地を訪れる。部下を倒した近藤新平太を不意打ちで銃撃するも避けられてしまう。その後、近藤と戦闘に発展し、彼が投げようとしたダイナマイトを撃ち抜くもそれが災いして近藤の接近を許してしまい、パンチを一撃食らってしまう。結果的に近藤たちを取り逃がしてしまうも、不気味な笑みを浮かべながら近藤との再戦を望むような発言をしていた。
「また一緒に遊べたらいいなぁ…」
- 2024年3月23日の動画(久我虎徹)
セリフはないが、裏神創設メンバーのミーティングに参加していた。
- 2024年4月22日の動画(久我虎徹)
裏神幹部によるミーティングに参加していた。この時、香坂や辰巳と共に幼少の頃からカルテルのシステムでコロシの教育を受けていたことが明かされた。
「僕は最強だぞ!」
- 2024年5月4日の動画(久我虎徹)
裏神幹部によるミーティングに参加していた。鳳崎が香坂本人の前で裏神のトップに立ちたい野心を明かし、それに香坂が挑発ともとれるような返しをし、その言葉を受けた鳳崎が突然立ち上がったため、同じ香坂の腹心の辰巳と共に椅子から立ち上がり臨戦状態に入った。しかし、実際は鳳崎に仲間である香坂達と敵対する気はなくすぐに緊張状態は収まった。その後、香坂が実績を積めば地位を上げることを約束した際には、ボスは香坂がいいと漏らしていた。
「お前僕の香坂兄ちゃんに何する気だ?」
- 2024年5月10日の動画(久我虎徹)
京極組と獅子王組による対裏神の会合にて他の幹部と共に紹介されていた。
また、裏神のアジトにて辰巳が香坂に久遠町の半グレを鳳崎と深瀬がほぼ制圧したことを報告している場に居合わせた。そして、残る久遠町の最後の抵抗組織である船山組の粛清を辰巳と共に命じられた。この際、極道の性格を暑苦しいと漏らしていた。
「ゴクドウ嫌い…暑苦しいから~」
- 2024年6月21日の動画(久我虎徹)
巡回中に香坂から裏切り者がいる可能性があるため巡回ルートを変更するようにという旨の連絡を受け、巡回ルートを変更した。
「香坂兄ちゃん、わかったよ」
- 2024年7月29日の動画(久我虎徹)
裏神の仮拠点に荷物を運び終え、香坂に報告した。その際、香坂からカルテルが麻薬を密輸するという情報をキャッチしたと聞かされ、香坂を褒めていた。
「香坂お兄ちゃん凄い!」
- 2024年7月31日の動画(久我虎徹)
反町琥治郎と共にカルテルの構成員を山道に誘い出し、機関銃で車ごと蜂の巣にした。しかし、ファビアンとパクは予め罠であることを予期しており、車を遠隔操作したパクにより自身が乗っていた車に追突され、更に爆破されたことで自分たちの車が崖下に滑落してしまった。しかし、落下する直前に後方を走るファビアン達の車を見つけ、2人の頭部とエンジンタンクに向けて2発撃ち、頭部を狙った1発に気を取られて気付かなかった2人の車を爆破した。
「香坂兄ちゃんが強いヤツ買ってくれたんだぞぉ!」
- 2024年8月19日の動画(反町琥治郎)
崖上に登った後、パクを撃破した反町をロープで助け、偶然山道を走っていた一般人の車をヒッチハイクして闇医者へと向かった。しかし、待ち構えていたファビアンに銃で迎撃される。更に手榴弾を投げられるが、二丁拳銃を取り出し1発は手榴弾を弾き飛ばし、もう1発はファビアンの頭を狙った。そして、自身は威嚇射撃をし、反町とその圧力を受けた運転手の運転によりなんとかファビアンの銃撃をかいくぐって峠を脱出した。その後、運転手に謝礼の大金を渡した後、入院した反町を見舞いに来てからかった。
「ファビアン、僕は偉そうな奴が嫌いなんだ!」
- 2024年9月9日の動画(久我虎徹)
ファビアンとジェフの戦闘能力や連携力の高さの前に鳳崎と深瀬はどんどん追い込まれてしまう中、彼らの舎弟である森川と共に加勢して援護する。流石のファビアンとジェフも焦るレベルの射撃を見せ付けた。
ファビアン以上にジェフが嫌いなのかジェフに対して2回も「嫌い」と言っている
しかし、援護射撃も空しく、鳳崎を狙うファビアンの凶弾を庇った深瀬は致命傷を負ってしまい、ダイナマイトによる爆撃で逃してしまう。
そして、同じ幹部であり鳳崎の相棒である深瀬が絶命してしまう瞬間を目の当たりにしてしまうのだった。
「お前何してんだ 撃てよバカ」
「お前ら嫌い 死ね死ねバァカ」
- 2024年9月21日の動画(久我虎徹)
黒焉街で凄絶な死闘をしていた現場を京極組の久我らとかち合い、一触即発になりかけるも、最終的には穏便に収まった。
後に深瀬の亡骸がアジトに運ばれた際、号泣する鳳崎を他所に、香坂と共に死を受け入れんばかりに無感情に対応していた。
「死ぬやつは死ぬ…そうだもんね」
- 2024年9月27日の動画(久我虎徹)
ファビアンJr.やダヴィッツを襲撃した鳳崎に香坂と共に加勢する。ファビアンJr.は人数不利からダヴィッツを見捨てて逃亡し、鳳崎はファビアンJr.を追いかけたため、ダヴィッツを相手取った香坂の指示で苦魔紋の三人を相手取る。加瀬に重傷を負わせ、吉田を射殺し、残る一人もノールックで撃つが、それは潜入中の綾小路乃武だったためこれを躱され油断した隙を突かれたことで斬撃を食らう。しかし、それを浅傷で済まし即座に逃亡する綾小路に反撃し、肩や脇腹に命中させそこそこ抉るも綾小路は止まらなかったため逃げられてしまった。
「ざぁこざぁこ、もう1人も死んどけ」
- 2024年10月2日の動画(久我虎徹→香坂慎太郎→久我虎徹)
マッドカルテルの情報を手に入れるため傘下の半グレ組織を森川と共に粛清した。そして、香坂や辰巳の収集した情報と合わせて11ケ所から集め、香坂と共に虱潰しに候補に行き、一隻の巨大船を怪しいと睨み侵入、見事マッドカルテルの密輸船だったため襲撃した。そして、香坂が密輸船の護衛である実力者のヘススを独立後、更に開花していた才能を見せつけて瞬殺した時には驚きの表情を見せていた。
「うわぁ、めっちゃぽいヤツきた!流石香坂兄ちゃんだ!」
- 2024年10月16日の動画(久我虎徹)
ダヴィッツから撤退するという連絡を受けた香坂や辰巳と共に交渉に臨む。辰巳と共に一切気を許すことなく護衛をした後、交渉は何事もなく終了した。
「あいつ嫌い。変な動きしたら蜂の巣だ」
- 2024年10月27日の予告編(久我虎徹)
香坂の「裏切り者がいる」という発言の後、互いに敵意をむき出しにした反町と鳳崎、そして発砲するタンタンの姿があった。
「あ、そう…じゃあ死ねば」
- 2024年10月28日の動画(久我虎徹)
裏神の会議に参加する。しかし、ここでダヴィッツの件で苛立った鳳崎が香坂を罵った。これをタンタンが黙って見ているわけもなく、なおも挑発を続ける鳳崎に発砲したことを皮切りとして幹部同士で仲間割れが起きた。衝突直前で、香坂の仲裁により一旦その場は解散したが、別日の会議にも反町や鳳崎、烏丸が現れることはなく裏神を離反した…かに見えたが一連の流れは全て京獅子連合の目を裏神から逸らすために行った香坂の策略であり、1週間後、とあるビルの一室ではバーベキューをする裏神幹部たちの姿があった。これにより、裏神は以前よりも結束力を高めることに成功した。
「僕は大きめにしてほしかった!」
- 2024年11月1日の動画(久我虎徹)
裏神の会議に参加した後、とあるビルの地下室にて麻薬の梱包作業の監視をしていたが、ジェフの策略により地下室ごと水責めに合ってしまう。しかし、タンタンは至って冷静に香坂に連絡し、地下室が完全に水没しても下っ端が窒息するのを待ってからソファの中の空気を吸うことで命を繋いだ。程なくして救援に来た香坂がジェフの隙を突いて扉を爆破したことにより脱出、香坂と共にジェフと相対した。しかし、そこにはダヴィッツの姿もあり事態は混沌と化していく…
「お前は自分の血で溺死させるよ」
- 2024年11月13日の動画(久我虎徹)
香坂と共にジェフを銃撃で遠距離に貼り付けるが、廃材を投げられたことでそれを避けて香坂と距離ができたため、鉄板を手に突っ込んできた。タンタンは冷静にジェフの両腕を撃ち抜くがジェフは止まらなかったため、タックルを食らう。更に手榴弾を投げられたため、ビルに逃げ込むがそれにより入口が崩壊し香坂と分断された。しかし、慌てることなくジェフと1対1になった香坂を信じつつも大量の瓦礫を地道にどかし合流を狙った。
「香坂兄ちゃん大丈夫だろうけど、念のため頑張る」
裏神 百発百中の幼き魔弾の射手VSマッドカルテルの一匹狼&怪力無双の鉄巨人
- 2024年11月22日の動画(久我虎徹)
瓦礫を素手で退かし地上に出たところ、倒れている香坂を発見、ジェフとダヴィッツに襲いかかる、二丁拳銃で彼らに傷を負わせるも完全に倒すことはできなかったが、その間に香坂が起き上がり、再び2対2に持っていくことに成功。
「頭をふっとばしてやるから!」
裏神 百発百中の幼き魔弾の射手 最期の銃撃と告白
- 2024年11月30日の動画(久我虎徹)
ジェフとダヴィッツを攻撃し、香坂にアシストをしながら戦闘を続けるが、途中ジェフの攻撃により深手を負い死にそうになるが自身の幼少の頃を思い出しその中で香坂に助けてもらったことも思い浮かべまだ死ねないと自身を奮い立たせ自らの体を盾にしながらジェフの頭を5発拳銃で撃ち遂に倒すが、そもそもその時点で既に深手でダヴィッツの銃撃を食らってしまう、しかしすぐに撃たれた角度でダヴィッツのいる位置を特定し鳩尾へ撃ち返す。その後すぐに香坂に抱えられ、もう喋らなくて良いという彼の言葉を聞きながらも今までの感謝を伝えもう少し香坂と一緒にいたかったという気持ちと彼に生き続けて欲しい願いを伝え、その命を散らした。
「香坂兄ちゃんと、もっともっと…遊びたかったなあ」
「今までありがとう…兄ちゃんは…死なないで…ね」
余談
コードネーム「タンタン」の由来
香坂が訓練生時代の彼に「今はとにかく与えられた物事を淡々とこなすのです」と日本語でアドバイスしていたのを耳にした他の訓練生たちが「淡々」を彼の名前だと誤認し、いつしか組織全体にこの呼称が広まったことで気づいたときには「タンタン」が正式なコードネームとなっていた模様。
ちなみに、本名は別に存在するのだが肝心の本人が自身の本名を覚えていなかったため、マッド・カルテルおよび裏神の関係者は誰一人彼の本名を知らない状態である。それゆえ、今後本編で彼の本名が明かされる可能性はかなり低いだろう。
関連項目
辰巳春希 - マッド・カルテル時代からの同僚。こちらは近接戦を得意としている。