概要
中央・総武緩行線のカナリアイエローよりは濃いめの黄色一色塗りという単純極まりない塗色である。イメージは「瀬戸内の太陽」だそうな。
よって、真っ黄色→末期色。
あまりといえばあまりなインパクトにファンからの評判はよろしくない。
…ところが地元の若い衆のなかには「幸せの黄色い電車」なんて言う者もいるらしい。
感覚なんて本当に人それぞれである。
まあ、警戒色になるといえばなるよね(棒読み)
なお山陽地区の黄色電車に限らず、JR西日本の単色塗装(末期色、終色、海坊主、厄満色、おーしゃん、あかんね色)の総称としてもこの語を用いる場合もある。
コスト削減のために単色塗装を実施したというのは、まさしく国鉄末期の首都圏色と同様である(ちなみに気動車に関しても順次首都圏色への塗り替えが進行しており、キハ40系ならまだ「国鉄色のリバイバル」とも取れるため抵抗はあまり無いが、JR以降の車両であるキハ120の鋼製車にも実施されてしまった)。
まさかの終了?
2012年11月7日、下関総合車両所からとある115系1編成が出場したR-04編成である。この編成は旧F-07編成先頭車と旧G-03編成の中間車を合わせたものである。しかし問題は塗装である。F-03編成は広島更新色、G-03は瀬戸内色であった。当然塗り替えがされたのだが・・・なんと瀬戸内色となって出場したのだ。これが意味するものとは末期色終了のお知らせなのだろうか?
だが、その後出場した元カープ電車や103系は末期色に塗り替えられていることから、末期色プロジェクトは終了した訳ではないようだ。
なおこれは広島支社の話であってお隣岡山支社はガンガン末期色に塗り替え中。
ちなみに
西隣の会社にも新製時から真っ黄色一色な気動車がある。
だが、こちらは末期色扱いはされていない。
デザインというものがいかに大事かよく分かる例であろう。
また私鉄でも、古くから真っ黄色一色な電車を運用している会社があるが、こちらも末期色扱いはされていない。
近年は新型車両の増備で黄色の電車は減りつつあるが。