概要
2010年代にJR西日本で行われた、自社の鋼製車両を対象とした塗色単色化政策。
京都地区と福知山地区を走る113系・117系では、「京都=抹茶」のイメージから京都のお茶に合わせた緑色(=抹茶色)を纏う事になり、緑色の車両が大量増殖したさまから「茶道部」と呼ばれるようになった。
転じて、「茶道部」は抹茶色となった車両が所属するJR西日本の各車両基地を指す。
茶道部各種
- 近ミハ茶道部(網干総合車両所宮原支所):旧・大ミハ茶道部。大阪・京都・神戸の3支社が合併し2010年に近畿統括本部が発足したが、近ミハの鋼製車は2012年をもって運用離脱している。
- 近キト茶道部(吹田総合車両所京都支所):旧・京キト茶道部。所属する普通列車用の鋼製車はすべてこのカラーとなったが、221系については対象外とされた。221系を除く鋼製車は2023年をもって運用離脱している。
- 福フチ茶道部(福知山電車区):近畿統括本部京都支社で全般検査を受けるため、京都支社はおろか近畿統括本部とも関係のない福知山電車区所属の113系もこのカラーとなった。
派生語
- 厄満色:麻雀の役である緑一色と掛け合わせたもの。山陽地区の「末期色」に対応する呼称。
- 抹茶色:「まっちゃいろ」。「末期色」が「まっきいろ」と呼ぶのであれば、からの発想。
- 京都グリーン:「ウエスト戦隊ロクレンジャー」の記事を参照。戦隊ヒーローの緑色の戦士という着想から。