伊東四朗
いとうしろう
「ニン!!」 「やってきました、電線軍団!!」 「それでも伊東家の息子か!?」 「美脳!!」
概要
本名：伊藤 輝男［いとう てるお］、1937年6月15日生まれ。現在の東京都台東区台東出身。
経歴
もとは、三波伸介、戸塚睦夫と共にお笑いグループ「てんぷくトリオ」としてお茶の間に登場。高田文夫を芸狂いにした。
その後、バラエティ番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」で小松政夫とコンビを組む。小松扮する「小松与太八左衛門」とペアで「ベンジャミン伊東」としてわざと派手にやったら、そのせいで人気が出て、コタツの上でデンセンマンとして踊り狂った。
俳優としては、西村京太郎の作品である十津川警部の相棒である亀井刑事や、喪黒福造、NHK大河ドラマ『北条時宗』の北条政村、『平清盛』の白河法皇などが有名。ほかにも数えきれないが。
人物
児玉清、津川雅彦、すぎやまこういち等と同じく、保守的思想の持ち主で、『新しい歴史教科書をつくる会』などの保守派団体の賛同者であり、毎年
靖国神社の『御霊祭り』に日本の現状を憂いた句などを自書した献灯を奉納している他、ドラマ版『永遠の0』（テレビ東京にて放送）にも出演している。
また、「私達の日本が、何だかおかしな事になっている」と日本の未来に危惧する発言をした。
『戸塚ヨットスクール』の支援者の一人であり、上之郷利昭によるスクールのルポである『スパルタの海』が映画化された際には戸塚宏校長を演じた。
その後、「戸塚ヨットスクール事件」によって未公開となってしまうが、DVD化を経て2011年に劇場公開された。
予告編
昨今の若者が話す言葉(日本語の乱れ)にも憤りを感じており、特に苛立つ言葉は「何気に」という言葉だとワイドショーでのインタビューで答えている。
また、「マイ箸」を持ち歩いており、これは中国などから輸入されている割り箸に対する不信感（例えば漂白されていることなど）によるものであるという。
レギュラー出演しているラジオ番組『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛』（文化放送）でも若者の言葉遣いへの苦言を始めとした持論を展開している他、2001年からは「輝く!伊東四朗大賞」と題した企画を年末の放送で行っており、その年のヒット曲の中から毎年伊東が一切の先入観を抜きにして気に入った楽曲を大賞に選んでいる。これまでに大賞になった曲としてはサザンオールスターズ「ピースとハイライト」（2013年）、松たか子「Let_It_Go」（2014年）、あいみょん「マリーゴールド」「裸の心」（2018年、2020年）、CreepyNuts「Bling-Bang-Bang-Born」（2024年）などが挙げられる。
テレビではあまり見られないが、歌の素養も持っていてギターの弾き語りを行ったりなど、その優れたリズム感は80歳を過ぎても衰えていない。
