概要
2ch風小説の亜種「○○ちゃんねる」系作品のうち、Fateシリーズを題材とするものを指す。
「冬木ちゃんねる」と「戦車男」劇中掲示板の違い
2ちゃんねるを舞台とした「電車男」のパロディとしてTYPE-MOONより公開された、2009年エイプリルフール企画の一つに「戦車男」というパロディが存在することから、「戦車男」が「冬木ちゃんねる」の元ネタの様に紹介されることがあるが、実情は多少異なる。(「戦車男」では『暇をもてあます自称英霊たちの集うスレ「英霊の座」』が舞台となり、他に「錬金術スレ」の存在が確認できるが、「冬木ちゃんねる」でそれらのスレッドが舞台になることは至極稀であるなど)
「冬木ちゃんねる」というタグに限って言えば発生はfate/Zeroのアニメ化以降であり、アニメ「TIGER&BUNNY」の「シュテルンちゃんねる」以降隆盛した「○○ちゃんねる」系小説の亜種としての側面が強い。
TYPE-MOON作品には「戦車男」の他に「TMitter」というTwitterパロディ(こちらもエイプリルフールネタ)があり、登場人物たちがネットに書き込みをするネタが複数存在している。
…というのが概要だが、
以下の項では現在の「冬木ちゃんねる」が抱える問題点や独特の様相について述べる。
本来の原作ファン・原作者ファンへの配慮や、ヘイト対象・最強チート化対象によく挙げられてしまっているキャラクターのファン、伏字に使用された他作品のキャラクター、クロスオーバー先などの外部への事情説明も兼ねて、現状の「冬木ちゃんねる」が抱える問題点や固有名詞の解説を記載する。
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現状の「冬木ちゃんねる」タグを取り巻く問題点
現在「冬木ちゃんねる」タグの過半数を占めるのは、Fateファンですらない方々の三次創作群です
- 転生憑依モブ・転生憑依オリキャラ主人公作品、既存キャラ×オリキャラ作品の台頭により、Fateシリーズの原作キャラクターを主体にした作品がすっかり埋もれ、検索が機能しなくなってしまっている。
- 原作未プレイ者・Wiki知識者による三次創作物の台頭により、冬木ちゃんねる読者や執筆者の間で本来公式でない設定が誤解とともに浸透してしまっている。原作準拠かつ原作読了済みのファンが執筆した冬木ちゃんねる作品を探そうとしても、検索が機能しなくなってしまっている。
- 冬木ちゃんねる文化を知らない閲覧者から見ると原作ファンへの蔑称に受け取れる「原作厨」という独自の用語。
- Fateシリーズの原作者・スタッフ・ファンはもとより、冬木ちゃんねる作品を偶然目にした閲覧者を不快にさせる「○○ざまぁwwwww」「○○涙目www」「○○は土下座しろ」「○○への制裁希望」等の中傷・ヘイト要素が含まれるタグ遊びの横行。
- 原作アンチ・キャラアンチ者によるヘイト創作の横行。
- 冬木ちゃんねるで衛宮切嗣に対して「ゴルゴ」という伏字が使われている事により、伏字の由来であるさいとう・たかを氏の作品「ゴルゴ13」のキャラクターを検索するユーザーへの弊害が生じている。冬木ちゃんねる側の事情を知らないユーザーから見ると【TYPE-MOON作品のFateシリーズ登場人物である衛宮切嗣】ではなく【さいとう・たかを氏の作品「ゴルゴ13」の主人公】が、「ゴルゴざまぁw」等の中傷をぶつけられている様に見えてしまう。
「冬木ちゃんねる」の現状
現在の冬木ちゃんねるタグ内は、
- オリキャラ転生・憑依物(いわゆる異世界トリップ物、TYPE-MOON世界に、その作品の読者がオリキャラ主人公や掲示板住人として大量に介入するもの)
- オリキャラが原作キャラクターや原作キャラクターの身内に成り代わり・憑依・転生して活躍・恋愛するもの
- 転生憑依オリキャラが主人公になり、Fate世界で原作キャラクター達を相手に恋愛・無双・チート・蹂躙・ハーレム・逆ハーレムする物
- 転生憑依オリキャラやクロスオーバー先のキャラや原作キャラクターが、(作者の否定する)モブや登場人物を上から目線で説教するもの
- 既存キャラにチート、最強、ハーレム・逆ハーレム、多重転生者、英霊化、不幸設定等の、原作にない過剰な設定を大量に付与する物
- パワーバランス崩壊・世界観無視のクロスオーバー
- 「○○ざまぁwwwww」「○○は土下座しろ」「○○への制裁希望」等の中傷が含まれるタグ遊び
- Fateシリーズのキャラクターを断罪・虐殺・嘲笑するために作られたキャラヘイト創作
- Fateシリーズの原作者・公式スタッフ、原作ファン、他の冬ちゃん作品の作者などの実在人物を中傷するために作られたヘイト創作
- そもそも作者が2ちゃんねるもFateシリーズもTYPE-MOON作品も虚淵玄作品もよく知らない(原作にハマった結果のファン活動が目的ではなくビジュアルと設定のみのキャラ萌えや交流のための三次創作の土台として、あるいは上記の箇条書き要素が入った創作物を作る目的でFateシリーズと2ch風小説を題材に選んでいるだけ)
- Wikiや二次創作物、プレイ動画等でしかFateシリーズを知らない作者が「原作厨」「型月厨」という存在を作中に登場させ、ソースの無い三次創作設定を「公式」と断言して誤解の流布を行なっている
※(上記箇条書き内の「オリキャラ」には2ch風作品でいう「モブ」を含む)
が大半を占めた独自の様相をなしており、Fateシリーズの原作キャラクター主体の作品がすっかり埋もれ、原作準拠な作品を探そうとしても検索が機能しなくなってしまっている。また、これらの行動により、冬木ちゃんねる作者・読者内で、本来公式でない設定が誤解とともに浸透し、実際の匿名掲示板や動画サイト、SNS等で冬木ちゃんねるノリのまま発言を行う者も多数現れている。
FateSSについての提案 を見る限りでは、2012年9月時点、冬木ちゃんねるの百科事典の項目が出来てから9か月後には、既にこの傾向はあったようだ。
冬木ちゃんねる用語・伏字解説
原作未プレイ・・・ここで言う「原作」は、狭義ではPCゲーム「Fate/staynight」(あるいは全年齢対象の家庭用ゲームソフト「Fate/staynight[Realta nua]」)を指す。広義では「Fate/hollowataraxia」「Fate/EXTRA」、「Fate/EXTRA-CCC」、小説版「Fate/Zero」を含むこともある。
主な例として「Fate/EXTRA」や「Fate/Zero」のみプレイ・読了・アニメ視聴済み(あるいはそれすら把握していない)状態で、ゲーム「Fate/staynight」「Fate/hollowataraxia」のキャラクターを作中に登場させる場合に「原作未プレイ」という表記がよく利用される。
「原作未プレイ」の上に、「にわか」「ウィキ先生万歳」「プレイ動画」とタグや前書きにある場合、Wikiや二次創作、違法アップロード動画の知識のみということになる。
FateシリーズおよびTYPE-MOON作品は長編ノベルゲームが主体のため、実際にそれぞれの作品を通しで読破しないと詳細を把握できないキャラクターや世界設定が多く存在している。キャラクターの造形自体がゲームシステムと深く結びついている者や、ゲームのルート分岐によって全く異なる側面を見せる者も居るため、文字を読むだけで総プレイ時間60時間(文庫本換算で20冊前後)以上かかる「Fate/staynight」本編のうち一部分を抜粋されたプレイ動画やTVアニメ版・劇場版アニメのみを見ても、全容が掴めないキャラクターや解釈が著しく分かれるキャラクターも多い。
ましてやWikipediaやピクシブ百科事典・ニコニコ大百科、(独自研究やファンの憶測が多く資料性に欠ける)TYPE-MOON Wiki、二次創作物、抜粋動画に目を通しただけで二次創作を行うと、設定ミスやキャラ崩壊、致命的な矛盾点が生じるのは当たり前だが…?
転生・・・こちらの項に詳しい。 →転生オリキャラ 現在、冬木ちゃんねる作品の大多数は、TYPE-MOON作品の読者達が冬木市に大量に転生・憑依し、掲示板住人として物語に介入しているという形式で書かれている。
一般的な意味ともTYPE-MOON作品で使用される意味とも異なる独自の言葉である。
冬木ちゃんねる・英霊ちゃんねる・・・ネットの何処かにあるという設定の匿名掲示板。「転生憑依」「このスレは釣り」「なすきのこうろぶっちー」「厨二ワード大量」「電波」等の注意喚起文が1に書き込まれる。
>>1/モブ/モブ主人公/転生モブ/転生オリ主・・・冬木ちゃんねるでは、その物語で主人公格になるオリジナルキャラクター(>>1)への「オリキャラ」「オリキャラ主人公」「夢主」表記を避けて「モブ」という表記を使うことが多い。現在の冬木ちゃんねるは原作知識持ちの転生憑依者が>>1になることがほとんどである。現実世界から転生し、原作の知識を持ったオリキャラに0-10(=令呪)が宿り、第4次聖杯戦争に介入するという形のものが多い。神様視点やチート能力を持つ場合が多い。
こちらの項に詳しい。 →冬ちゃん派生オリキャラ
ヘイト・・・同義語に「厳しめ」「ざまぁ」「プギャー」「制裁希望」「○○涙目www」「○○は氏ね」「○○フルボッコ」「○○嫌いじゃないですよ」など。冬木ちゃんねるでのヘイトは、作者が「ヘイト対象」として設定したキャラクターやモブ(原作厨など)に、厨行動や犯罪行為をさせた上で、モブ達が「(ヘイト対象)は酷いことをするな、それに比べて被害者さんは天使」等の反応を返す→最後はヘイト対象に制裁を与えるか、謝罪させる→スレの書き込み数が無事1000まで埋まり、作者による印象的なコメントで締める という流れになるものが多い。
原作厨・・・現在の冬木ちゃんねるは現実世界から転生し、原作の知識を持ったオリキャラが第4次聖杯戦争に巻き込まれる、介入するという形のものが多い。その際の障害となるのが「原作を愛し絶対のものとし、原作にない異分子であり原作の流れを変えようとするオリキャラの行動を阻もうとする存在」=「原作厨」である。
「原作や原作の物語を愛する人間」をモデルに【実際のその人物ならばまず取らないような架空の下衆行動をさせ、横から非難を浴びせる】という、キャラヘイトの文法に則ったキャラ付けがされていて、いわば「原作」と「原作ファンそのもの」をヘイトするために作り上げられた存在と言える。実際、冬木ちゃんねるでの「原作厨」はモブオリキャラ主人公のいじめ役、チンピラ役等の悪役や噛ませ犬、説教対象や断罪対象として描かれている。「~厨」と付く以上、この言葉が使用された冬ちゃん作品中で「原作(公式作品通りの物語の流れや、公式が発表した通りの設定)」「原作者」「原作のファン」の存在そのものが好意的に描かれた例は、まず存在しない。
代表的な例に、「モブオリキャラ主人公の活躍によって4次聖杯戦争以降の歴史が改変された冬木ちゃんねる世界が)原作通りの筋書きを辿らなかった事に怒り狂った”原作厨”」が、”原作通り”に新都の住宅街を火の海にしようと行動したり、子供時代の主人公やヒロイン達を誘拐、虐待する(あるいは、危害を加えようとしてモブに制裁を受ける)パターンが挙げられる。
二次創作物やWikiによる又聞き、違法動画や脳内の想像だけでヘイトや批判・極端なキャラいじりや原作の内容に踏み込んだ二次創作をするのであれば尚更、原作の内容を知っている読者から指摘や注意、原作ソース付きの反論を受ける事になるが、それらの反応を示した原作ファンへの冬ちゃん作者達の不満が「原作厨」という存在を作り上げたとされる。
勿論、冬ちゃん作者がそもそも原作を読んでいない場合、作中に登場する「原作厨」の言動や主張も的外れであり、本当の「原作」であるTYPE-MOON作品内で語られた内容や原作の流れとも大きく乖離しているという不思議な事態に陥る。
原作のファンが自嘲や自虐、謙遜として「原作厨」を自分から名乗る場合とは異なる、独自の言葉である。
乖離厨・・・原作厨に対し、「原作のキャラを愛し、劇中で原作キャラに起こる悲劇を回避しようとする存在」=「乖離厨」である。
凸厨・・・原作厨、乖離厨問わず、聖杯戦争の流れを自分の思うようにしようとして行動に移した存在のことである。主役となるオリキャラとの違いは主人公補正のみ。
原作厨から進化した場合は、よく殺される。
すいーつ()/スイーツ・・・「恋愛脳or恋敵ポジションのちゃらい女」を指す。
救済・・・キャラクターに「作者の考えたすごいしあわせ」を与えること。なお、原作で語られたそのキャラクターの願望や悲哀や行動原理や信念は無視される事が多い。
例:「ゴルゴはさっさと心折って爺さん化させよう」「婚約者は黒子より、愛してくれている水銀先生を愛するほうが幸せになれるよ」「雁おじの骨折りを優雅家(=遠坂家)の人たちとブロッサムちゃんは評価していたわってあげるべき」
救済対象キャラへの救済描写よりも、対向する登場人物や「○○厨」への制裁描写や虐殺描写のほうに、明らかに力が入っている場合も。
脚本・・・Fate/Zero、Fate/stay nightのストーリーそのもの( = 公式作品通りの物語の流れや、公式が発表した通りの設定)を指す、メタフィクション的な単語。多くの場合「あなた方原作厨や乖離厨が愛する「原作」とやらは、虚淵玄や奈須きのこの脳内で作られたただの"脚本"であり、現実ではありません」「原作でキャラクターが酷い行動をさせられ、悲惨な結末を迎えたのは脚本のせいだ」という意味の、否定的な文脈で用いられる。
現実・・・「脚本」の対義語。【あなた方原作厨や乖離厨が愛する「原作」とやらは、絵空事であり、紙の上の幻想です。この冬木ちゃんねる作品内で作り変えられたFate世界こそが唯一無二の真実であり、現実です】という意味で、「作者が作りなおしたFate世界」に異を唱えるモブへの「現実を見ろ」「ここが現実だ」の用法で使用される。
※あくまで冬木ちゃんねるタグの付く作品で多く描写される傾向にあるだけで、必ずこういった言動をする者が出てくる訳ではないことを明記しておく。
まじゅちゅ・・・冬木ちゃんねる独特の方言で、「魔術」の意。原作に触れ、TYPE-MOON世界での「魔術」がどのように重要な位置づけを持つかを知っている二次創作作者や原作ファンならば、たとえ匿名掲示板内であってもまず使用しない言葉。
まじゅちゅし・・・「魔術師」の意。冬木ちゃんねるでは、転生モブ達から遠坂一家や衛宮切嗣への説教シチュエーションに代表される『"一般的な価値観と倫理観"で糾されるべき、人の心を持たないクズ集団』という扱いを受ける事が多い。
余事・誤字・・・「第四次聖杯戦争」「第五次聖杯戦争」の意。
荒谷・・・TYPE-MOON作品における「アラヤ」を指していると思われる。本来は世界の安全装置であり、人類の持つ破滅回避の祈りからくる普遍的無意識領域を指す単語。Fate/staynight凛ルートやFateシリーズの原作者・奈須きのこ氏の小説「空の境界 矛盾螺旋」の重要キーワードであり、作中で詳細に説明されるため、原作ファンには馴染みのある単語。
…だが、冬木ちゃんねるでは何故か、ボコれば済む悪の権化と思われたり、断罪される、断罪ツールにされる、爆発させられる、不幸をメシウマされる、果ては地名と思われるなど、散々な扱いを受けている。
アラヤは総てのヒトがこれと繋がっている代物なので、(実際にそのような事が可能か否かは別として)爆発させたり、アーチャー(Fate/staynight)のようなアラヤ側の抑止力として使役されている英霊の本体を勝手に開放するような真似は「荒谷涙目wメシウマwww」「荒谷終了のお知らせ」どころか自動的に人類の歴史も終了する可能性が高いが、そのような諸問題が冬木ちゃんねる内でまともに取り扱われる事は極めて少ない。
(原作ファンにも冗談交じりで、「アーチャーたち守護者をこき使うブラック企業」扱いされることが多いアラヤだが、そのブラック企業アラヤ(=抑止の守護者の雇い主)とはある意味、人類全員の事でもある)
蟲倉・・・間桐家地下の汎用制裁ツール(兼・陵辱ツール)。概ね、「○○厨」や遠坂時臣、遠坂葵、遠坂凛が犠牲になる。なぜか衛宮切嗣もよく犠牲になる。
ぶっちー(うろぶっちー)・きのこうろぶち・なすきのこ・・・Fateシリーズ原作者・奈須きのこ氏とFateシリーズのスピンオフ作品「Fate/Zero」の作者・虚淵玄氏を指していると思われる。「バッドエンド症候群」を自負する虚淵氏とは対照的に、那須氏の作風は「どんな運命を辿った登場人物にも一条の尊い光を与える」「必ず最後に愛が勝つ」という人間賛歌がテーマであり、両作者の違いは小説版Zeroのあとがきにもはっきり記述されている。
しかし、そういった背景を知らない原作未プレイの冬ちゃんユーザーあるいは小説版Zero未読のユーザーによって、那須氏まで「鬱」「絶望」の象徴として虚淵玄氏と一緒くたに扱われ、なぜか全責任を押し付けられることが多い。
おじさん・雁おじ・蟲おじ・・・Fateシリーズの登場人物・間桐雁夜を指す。アニメ版Fate/Zero初期に「少女を助けるために命を賭けた悲劇のヒーロー」のような描写をされ、「雁夜おじさん大人気」とネットニュースで大きく取り上げられたためか作中の行動を全肯定される事が多く、「Fate/Zero唯一の善人にして常識人」のようなポジションに据えられる。「原作で不遇な目に遭ったまま死亡した彼を、何としてでも救済したい」というモブが一致団結して、オリキャラ主人公による物語の修正を支援するパターンが多い。
当主雁夜に代表される最強設定やチート設定、英霊化、Fate/Zeroのみならずstaynight・EXTRAなどのFateシリーズの垣根を超えて、万人に好かれ愛され守られ救済されるハーレムシチュエーション等が付く場合が多い。
多くの冬ちゃん作品で『間桐雁夜やケイネス=救済対象、遠坂家や衛宮切嗣=断罪対象』の図式が成立しており、本来公式でない設定まで、誤解とともに浸透してしまっている。
ブロッサムちゃん・・・Fateシリーズの登場人物・間桐桜を指す。雁夜を慕い、虐待に耐え忍ぶ健気な幼女という扱いが多く、「転生モブの俺がとりあえず蟲家(=間桐家)を襲って蟲爺(=間桐臓硯)をころころ(=殺害)して、ブロッサムちゃんと蟲おじ助けてくるわ」という出だしが4次介入物には多い。
ゴルゴ・・・Fateシリーズの登場人物・衛宮切嗣を指す。原作内でも「外道」と呼ばれる場面や、実際に目的遂行のための手段を問わない場面が描かれた人物だが、ヘイト創作が広まるにつれ、本来公式でない設定まで、「諸悪の根源」「断罪されて当然の外道」等の誤解とともに浸透してしまっている。「"判断ミス"で冬木大火災を引き起こした張本人」という事実歪曲や、Wiki等の記述をを文字通りに捉えた「士郎に"呪い"を残した」「アーチャーが世界と契約し英霊になったそもそもの元凶」という解釈のもと、Fate/Zero、Fate/staynight作中描写よりも下衆な言動を取らされた挙句に殺害されるなどの制裁を受ける事が多い。
ブラウニー・ショタウニー・・・Fateシリーズの登場人物・衛宮士郎を指す。
第四次聖杯戦争を舞台にしたものが多い冬木ちゃんねるでは、本来ならば最後の最後でしか関わることは無いはずである。しかし、原作厨・乖離厨の悪辣さを表現する為に危害を加えられる被害者役、一方でオリキャラの脚本を壊し現実を変えるという行動を擁護・正当化する為にオリキャラの親族であったり懐くなどする救済対象役、衛宮切嗣への断罪執行役として大活躍させられている。
赤弓・紅茶・・・Fateシリーズの登場人物・アーチャー(Fate/staynight)を指す。第四次聖杯戦争介入IFや、救済対象・救済役として人気が高い。
彼が救済対象になる作品には荒谷爆発や荒谷ざまぁもよくセットで付いてくるが、あらゆる人を平等に救える存在になろうと願い、守護者となって人間の滅亡を食い止める一端になるのならそれでいいとアラヤと契約した人物なのに、そのアラヤを世界人類の未来ごと爆発ザマァさせられる彼の心境や如何に。
そんな人気者の彼だが、原作未プレイの二次創作作者からは、人間時代の死因すら間違えられる事がまま有る。Fate/EXTRA本編で名乗ったEXTRA用の真名すら無視され、EXTRA準拠の作品ですら、Fate/staynight版の真名で呼ばれてしまう事も多い。ちなみにFate/staynight版の真名は、その文字列自体がゲーム「Fate/staynight」中盤・最大級のネタバレ。
彼がどのような経緯で英霊になったかは原作凛ルートで、EXTRAの彼が何故「無銘」という真名なのかはFate/EXTRA本編で、それぞれ本人の口から語られているが…?
優雅・・・Fateシリーズの登場人物・遠坂時臣を指す。アニメで省略されてしまった「桜の養子問題」等への誤解が原作未読者の間で広まるにつれ、本来公式でない設定まで、誤解とともに浸透してしまっている。Fate/Zero、Fate/staynight作中描写よりも下衆な言動を取らされ、妻子であるAOIさん(=遠坂葵)、ロRIN/優雅ちゃん(=遠坂凛)と一緒にモブから説教を受ける・蟲蔵へ突き落とされるなどの苛烈な制裁を受ける事が多い。
かませ先生・水銀先生・・・Fateシリーズの登場人物ケイネス・エルメロイ・アーチボルトを指す。Fate/Zero本編で悲惨な最後を遂げたためか、間桐雁夜と同じく、冬木ちゃんねる内では比較的優遇されやすいキャラクター。
ザビ子・ザビ・・・「Fate/Extra」の主人公を指す。冬木の四次・五次聖杯戦争に主人公格として登場した場合は、生身の肉体に加えてサーヴァント複数体同時使役、多重転生等のチート能力で無双する。
無個性主人公という特性から、書き手のアバター(女主人公の場合は夢主)のように使われる事も多く、Fateシリーズの垣根を超えて万人に好かれ、Fate/staynightやFate/Zeroのキャラクターと乙女ゲームの様に恋愛・逆ハーレムするシチュエーションを付与される事も多い。
「冬木ちゃんねる」作者さんへ
Q.ヘイト創作のつもりは無いのに第三者から「ヘイト創作」タグを付けられました
Q.コメントやタグ、メールで注意や抗議を受けました
A. 原作そのものを読まずに、pixiv投稿作品や同人誌などの二次創作物・動画サイト・資料集やWiki、自分の想像だけで済ませていませんか?
その場合、原作の内容に一度でも触れていればまずありえないような設定ミスや矛盾、キャラ崩壊、無根拠な批判・disが作中で発生している可能性があります。原作で語られたテーマそのものを(自覚が無いまま、あるいは悪気なく)作品内で否定している可能性や、原作キャラクターの核になっている特徴や作中での行動を、(自覚が無いまま、あるいは悪気なく)作品内で否定している可能性もあります。
また、過度のキャラいじりも、第三者が見れば「ヘイト」だと認識される場合があります。
Q.原作を鑑賞せずに二次創作をして、何が悪いの?
A. 「交流のため」「キャラ萌えのため」「ヘイトのため」「オリキャラを活躍させる舞台が欲しい」ために二次創作する人が居るように、原作と原作内のキャラクター描写にじかに触れ、作品に敬意と愛着を持った結果として生み出された「ファンアート」を求める原作ファンもpixivを利用しています。
Q.夢もヘイトも表現の自由、スルーするのが大人でしょ?
A. 「嫌なら見るな」「見る方が悪い」と主張する前に、原作のファンやそのキャラクターの純粋なファンも検索する「原作タイトルタグ」や「キャラクター名タグ」「カップリングタグ」を入れていないかどうか、キャプションに原作タイトルやキャラクター名が含まれていないかどうか、チェックしてみましょう。それらの文字列が冬木ちゃんねる作品に入っている場合、スルーしたくても検索の度に「嫌でも」目に入ってしまいます。
「○○厨」「○○涙目」「○○ざまあ」「○○爆発しろ」のように、マイナスイメージが強い言葉を登場人物へ付与する事も、閲覧者を不愉快にさせる可能性が高いです。タグ遊びも同様です。
「冬木」という単語も、Fateシリーズ本編の舞台になった土地を示す固有名詞であり、原作のファンが思い入れを持っている地名です。
「ゴルゴ」も、本来はさいとう・たかをの漫画作品「ゴルゴ13」の主人公の名前です。
「にわか」という言葉も、どのような前書き・予防線も、「にわかだから何をやっても許される」「私はにわかなんだから、私のやることに文句を付けるな」という錦の御旗や免罪符にはなりません。
『公表された作品については見る人全部が自由に批評する権利を持つ。どんなにこきおろされても、画家にはそれを妨げることはできないんだ。それが嫌なら誰にも見せないことだ。』
藤子F不二雄、『エスパー魔美』より
参考リンク
TYPE-MOON2009年エイプリルフール「戦車男」
TYPE-MOON2010年エイプリルフール「TMitter」(時系列順まとめ)
関連タグ
冬ちゃん派生オリキャラ・・・「冬木ちゃんねる」タグでのオリキャラの扱いに関する解説が書かれている。
冬ちゃん派生・・・「冬木ちゃんねる」作品への、タグ住み分け提案が書かれている様だ。
月ちゃんねる・・・Fate/EXTRA専用のちゃんねるタグ。Fate/EXTRA・Fate/EXTRA-CCC原作キャラクター主体の作品が中心のようだ。
ヘイト創作・・・ FateSSについての提案 などのマナー喚起によって、冬木ちゃんねるタグと併用して使用されているタグ。冬木ちゃんねるに限らずヘイト要素が含まれる作品には、マイナス検索用途を兼ねてタグ付けの徹底が推奨される。
原作未プレイ 原作未読 Wiki知識・・・Fateシリーズに限らず、二次創作物やWikiで概要を知っただけで作成された三次創作物(特に漫画作品・小説作品)には、マイナス検索用途を兼ねてタグ付けの徹底が推奨される。