機体データ
型式番号 | MSΖ-006C1 |
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所属 | 地球連邦軍 |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 21.11m |
頭頂高 | 19.86m |
全長(WR時) | 36.0m |
本体重量 | 36.18t |
全備重量 | 86.77t |
出力 | 2,070kW |
推力 | 124,000kg |
センサー有効半径 | 21,000m |
装甲材質 | ガンダリウムγコンポジット |
固定武装 | バルカン×2、大腿部ビーム・カノン×2、ビーム・サーベル×2 |
携行武装 | ビーム・スマートガン |
機体概要
型式番号MSΖ-006C1。
ΖプラスA1型が可変機としては比較的安価であったこと、そして運用経験から変形機構の熟成とムーバブルフレームの性能向上が進んだことを受けて、地球連邦軍がアナハイム社に宇宙戦用としてもう一度再設計させた機体。
真空中での冷却・生命維持装置など空間戦闘用の装備を付加し、再び推進器を熱核ロケットエンジンに積み替えると共に、背部にスラスター4基を内蔵したバックパックとプロペラントタンクを装備して推力を強化している。A1型と比べて外観に大きな差はないが、股間部のスカートパーツの形状が変化しているなど、細かいアップデートが順次行われている。
プロト機であるΖガンダム、前身であるA1型同様、この機体も運用システムの柔軟さは特筆すべきものがあり、月面降下~再浮上のミッションに対応でき、母艦で調整すれば大気圏再突入も一応可能と、コストパフォーマンスの高い優秀な機体に仕上がっている。但し、装備の関係で空力抵抗や重心の前方への偏重が生じるため、大気圏内の飛行は不得手。
バリエーション
ΖプラスC1Bst型「ハミングバード」
型式番号MSΖ-006C1[Bst]。
肩部装甲・脚部ユニットを排除し、代わりにEx-Sガンダム用のブースター・ユニット4基を装着したタイプ。ディープストライカーの随伴機として計画され、C1型のビーム・スマートガンに加えSガンダム用のビーム・スマートガンやビーム・カノンを装備した超高速・大火力攻撃機となる筈だったが、ディープストライカーの廃案に伴い本機もペーパープランで終わっており、実機は製作されなかった。
なお、一部立体模型やゲーム等でMS形態の設定がされているが、本来はウェイブライダーモードのみを想定された機体である。
ΖプラスC1/2型
型式番号MSΖ-006C1/2。
A2型と同じく、C1型にメガキャノン装備型の頭部をセットしたタイプ。
ΖプラスC4型
型式番号MSΖ-006C4。
Ζガンダムと同様のフライング・アーマー型バインダーを装備したタイプで、由緒正しい真意の「ウェイブライダー」に変形できる希少な機種。謂わばΖガンダムの完全再現である。敵の大気圏再突入時の奇襲攻撃などで戦果を挙げた。大腿部ビームカノンは整流効果を高めるフェアリングに換装され、右腕に装着する専用サブユニット内にビームカノン1門が装備されている。
ΖプラスD型
型式番号MSΖ-006D。
空戦能力に優れる大気圏内専用機種で、C型をベースにC型のパワーとA型以上の操縦性を要求事項として開発され、航空機然としたフォルムのウェイブライダーモードは大気圏内戦闘機としても一級品の性能を得た。大腿部ビームカノンは大型化し、熱核ファンジェット・エンジン2基を収めたバックパックが追加され、サブエンジンを積んだ超大型のサブユニットを装備している。後に、このD型を再び宇宙で使えるようにするため、熱核ジェットエンジンを熱核ロケットエンジンに換装した改良型も生産された。
ウェイブライダーモードを主体にしておりMS形態の設定資料はないが、もしMS形態になる場合「かなり人型を外れた、不思議なMSになる筈」とコメントされている(「SDガンダム BB戦士」で立体化された際にはMS形態を取ることも可能であった)。
ΖプラスE型
型式番号MSΖ-006E。
EWAC仕様機で、センサー面が大幅に強化されている。但し、シリーズ中最もハイコスト。存在自体が機密だったため、外観などの詳細は後世に伝わっていないとされる。
ΖプラスR型
型式番号MSΖ-006R(RGΖ-006)。
バックウェポンシステムの評価試験機。TMSの構造の複雑化による高コスト化を抑えるために、非変形MSにサブフライトシステムを付加してTMSの利点を持たせる研究用に試作された。プロトタイプ・リ・ガズィとも呼ばれており、これを更に開発を進めたものがリ・ガズィである。
ΖプラスCX型
型式番号MSΖ-006C。
雑誌企画『Spirit of VMsAWrs ΖPlus Possibility』に登場。
A1型を改造して1機製造されたC1型のプロトタイプ。基本的な仕様はC1型と同様だが、ビーム・スマートガンはダミーとなっている。また、大気圏内での飛行は想定されておらず、主翼には肉抜き穴が空けられている。