概要
CV:弘妃由美
あずさとは『獣神ライガー』の登場キャラクター。
第22話に登場。白龍湖の近くに住む少女。仲が悪い(後述の理由から一方的に目の仇にされている)邦夫たちに絡まれていたのを大牙剣に助けられたことで知り合う。
無口でクールな印象を与える美少女だが、たとえ自分たちを迫害する人間であっても安否を気遣う心優しい性格。
正体は剣と同じ善神アーガマの血を引く一族の子孫であり、唯一の肉親である祖父と共に、鬼(魔龍戦士グスタフ)を封じた鬼岩を守護し続ける使命を持つ。先祖代々の伝承に倣い、「鏡の子守り歌」を歌いながら、毎日湖の水を鬼岩に掛けて清めることが日課。
あずさの先祖は、かつて、この地方の人々を苦しめた鬼を鬼岩に封印した僧であり、僧は鬼の動きを封じた鏡を湖「白龍湖」に変えて、湖の水で毎日鬼岩を清めるように言い残した。現在では、この言いつけはあずさの一族しか守っておらず、周囲の人間からは冷ややかな目で見られている。
さらに、鬼岩が安置された敷地を高速道路開発に利用したい地元有力者の三田村(邦夫の父)からは土地の立ち退きを迫られていて、祖父がそれを拒んでいることから、あずさと祖父は三田村とその息子の邦夫から目の敵にされていた。
あずさは剣と知り合い、剣に鬼岩の清めを手伝ってもらったことや、同じ先祖を持つ同士だと知ったことで、互いに心を通わせあう。
だが、ドル・サタンの人間の悪意と疑念を利用した策略よって、地元住民たちに鬼岩を破壊されてしまい、鬼と伝えられていた魔龍戦士グスタフが復活してしまう。
祖父は魔龍戦士グスタフの復活に巻き込まれて死んでしまい、あずさもグスタフの攻撃から剣を身をていしてかばったときに致命傷を負う。剣は城へ連れて行って手当てしようとしたが、間に合わず、あずさは自分のお守りである「鈴」を剣に渡して、町の人々の救出を頼んで死亡した。
グスタフに剣は苦戦するが、あずさの子守歌を思い出して、湖に映った姿がグスタフの本体だと気づいて活路を見出し、グスタフを倒して仇をとった。
戦いの後、剣はあずさの鈴を湖に投げ入れて彼女を弔った。
余談
- あずさ役は同作品のオープニングテーマとエンディングテーマを歌っている歌手の弘妃由実が演じている。
- あずさが歌う「鏡の子守歌」はCDアルバム「獣神ライガー 魔神咆哮篇」に収録されている。
- 第27話に登場するカミヨも「鏡の子守歌」を歌っているが、こちらは歌詞が少し違っている。