作詞:樋口愛
作曲:草野華余子
編曲:三井律郎
概要
『あのバンド』とは、漫画・アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場するバンド「結束バンド」の曲の一つ。2022年12月25日に発売のアルバム『結束バンド』に収録されている。作中では、後藤ひとりが作詞を担当し、山田リョウが作曲している設定。
漫画版では第9話に曲名が登場。ライブハウス「STARRY」のライブに出るための審査で、店長の伊地知星歌によるオーディションを受けるときに『ギターと孤独と蒼い惑星』とともに演奏されている。
アニメ版では第6話のオーディションと、第8話の「結束バンド」の初ライブで演奏されている。
アニメ第6話
第6話における廣井きくりと後藤ひとりの路上ライブにて、歌なしのインスト版が初披露されている。
ひとりにとってはこれが初めての屋外ライブであり、目を開けながら演奏できないほど緊張と不安を感じていた。しかし、きくりの「敵を見誤るなよ」という言葉の答え、そしてライブを見ていた客の「頑張れ!」という声により迷いを払拭。(片目だけ)目を開けて演奏できたばかりか、「ギターヒーロー」ではなく「後藤ひとり」として初めてのファンを獲得することができた。何とかチケットノルマも達成できた…のだが、ほかの3人のメンバーはまったく信じていなかった。まあ既読スルーから夕方返信なので信じるのは難しいか。
ひとりが悲観するほど冷淡ではなかったが、楽観してたほど信用はなかったのである。
なお、この路上ライブでひとりは「ライブの楽しさ」を知ることになり、初ライブや文化祭ライブ、さらに未確認ライオットなど、ライブに対するひとりの言動に大きく影響していると考えられる。
アニメ第8話
初ライブの2曲目としてボーカル版を演奏。
結束バンドの初ライブ。大型台風の影響で当初の予定よりかなり少ない客の入り、さらに「見とくのだるいね」という客の発言により、喜多郁代や伊地知虹夏、リョウたちは演奏に影響が出るほど緊張し、ひとりもそれに引っ張られてしまう。その結果、1曲目に演奏した『ギターと孤独と蒼い惑星』はお世辞にも良い演奏とは言えないものとなった。
無名の新人バンド、さらに演奏も微妙だったことにより、ただでさえ冷え切っていた客の空気はさらに冷え込むことに。
しかし、6話の路上ライブにて「ライブの楽しさ」を知ったひとりは、せっかく台風のなかライブを見にきてくれた客の表情が曇ったままであることを察し、「このままじゃ嫌だ」との思いから、MCを遮るように力強いギターソロをアドリブで弾き始める。この行動によりライブハウスの空気は一変し、結束バンドの緊張も解消することに成功。ギターソロの後に演奏された『あのバンド』は、元々結束バンド目当てではなかった客にも「ちょっと良いじゃん…」と思わせるほどいい演奏となった。
紆余曲折あったものの、結束バンドの初ライブは無事に成功を収めたのだった。
関連イラスト
関連動画
リリックビデオ
結束バンド『あのバンド』(2022年11月)
LIVE映像
LIVE at STARRY(2022年11月)
(※アニメ第8話の本編映像のため、ネタバレに注意)
結束バンドLIVE-恒星-(2023年10月)
関連タグ
STARRY(ぼっち・ざ・ろっく!) ギターと孤独と蒼い惑星