作品解説
タイトルは播州弁で「今にも死にそうな様」の意。
三人の中学生を主軸にスクール・カースト最底辺を描く漫画。作風には下ネタ、学生あるある、同誌内外の作品に関するパロディがふんだんに盛り込まれる。
はじめ2011年48号～50号まで短期集中連載され、2012年36+37号より本格連載、2013年20号より突如『いきいきごんぼZ』に改題。そして2014年52号を以て連載終了。全8巻。
2014年5月1日からは、YouTubeにてモーションコミックが公開された。登場人物の声は「企画演劇集団ボクラ団義」の団員が、ナレーションは活動弁士の坂本頼光がそれぞれ担当。
登場人物
- 吏毘堂 猛(りびどう たける)
CV:添田翔太
主人公。自称「おっぱいソムリエ」。男子三人組のリーダー格だが、異性に対面すると文字通り“石化”するためまともな会話が出来ない。
- 枷井 法経(かせい のりつね)
CV:大神拓哉
二つ名は「一つ上の男」。頭部の形状から明らかな通り、近作きっての下ネタキャラ。一挙一投足が周囲の女子をドン引きさせる淫獣（セクシャル・ビースト）。
- 技野(てくの)
CV:福田智行
「アクティヴに消極派」。三人中唯一の常識人。下の名前は不明。姉のせいで異性への希望を失っているが、来るべき世界の終わりに備えて密かに鍛錬を積んでいる中二病。
- 今木 麻紀(いまき まき)
CV:平山空
通称イマキマキー。吏毘堂らと同じ班の女子にして、クラスのリーダー格。バスケ部に所属するキツイ性格の少女。ことあるごとに彼らを馬鹿にしたりするが、技野に対しては何かと絡んだり目配せをしたりなど気に入っている様子あり。
- 竹林 椿(たけばやし つばき)
CV:大友歩
お団子ヘアーのちんちくりん。今木と同じくバスケ部所属。笑いのツボが非常に浅く、どうでもいいことで大笑してしまう女の子。弟に付き添って歩いたり休日朝テレビを一緒に見たりなど、面倒見の良い一面も。
- 公家 まろ美(くげ-)
CV:春原優子
枷井と並ぶ人外体系を持つ能面顔の女。使う言葉は古風で、字も毛筆体になっていたりする。謎の手刀術で枷井に制裁を加えることが多い。ひどたび痩せれば絶世の美女と化す。
- 委員長
CV:竹花久美
本名は蔵洲院 千代(くらすいん ちよ)。様々な事務をテキパキこなすので委員長というあだ名だが、実際は一図書委員。人当たりが良く眼鏡を外すと可愛いとのことで、吏毘堂からは一方的な好意を持たれている。
- 八尾 治郎(やお じろう)
「見た目はおっさん・頭脳は童貞」。通称おやっさん。吏毘堂らのクラスメートで童貞サミットの一人。老け顔で坊主頭の少年。愛か単なる性欲かは不明だが、今木に気があるらしい。能見とはよくつるんでいる。
- 能見 慎三(のみ しんぞう)
八尾と仲の良い猫顔のクラスメート。蚤のようにハートが弱い小心者。童貞サミット参加だが、架空の彼女「桃華」がいると言って見栄を張るなどすることも。とある一件から、梨果には強い苦手意識を持つようになった。
- 照屋 留美(てるや るみ)
バスケ部所属で、麻紀や椿とよくつるんでいる女生徒。元より口数は多くないが、異性の存在を意識すると更に会話が出来なくなってしまうほどの照れ屋さん。麻紀からは「てるみん」と呼ばれる。
- 鳳 梨果(おおとり りか)
パイナップルを思わせる髪型がトレードマークの長身少女。女子の更衣中技野がその場に残っていたことに気付いたり、能見の嘘を見抜いたりなど鋭い面が目立つ。
- 久保(くぼ)
いつもヘラヘラとしているお調子者のクラスメートだが、学級内カーストの高いムードメーカー。下の名は不明。「ティティーッス！」と独特の挨拶を多用する。
- 河津(かわづ)
読書が趣味で、気も大人しく地味な眼鏡男子。吏毘堂と共に、委員長の後任図書委員に就いた。
- 菰野(こもの)
隣のクラスの男子生徒。性悪なため部活内で疎んじられ、不良集団に溶け込もうとするも除け者となったりと悪名高い。
- 保健室の先生
「お色気要員」。豊満すぎる肢体と甘い台詞で男子生徒を虜(？)にする魅惑の女。デブス。
- 和久（わく）先生
美術担当教師。常に朗らかで、野外創作実習など授業も積極的であるが、ひとたび堪忍袋の緒が切れると一切の表情が消える。
- お母ん
吏毘堂家の肝っ玉母さん。力強く勢いのある関西弁で喋る。若かりし頃は美人だった模様。
- 吏毘堂 燃(りびどう もえる)
自称「おっぱいマイスター」。猛の兄。技野の姉と同じ高校に通っているが、猛と同じく対女子口下手を拗らせていおり親交無し。数々の一発芸を持つ。
- 技野・姉
「ナチュラルに消極派」。弟と同じく下の名は未詳。金髪のロングヘアーで、片目を隠した前髪が特徴の女子高生。常に沈着冷静・無口な性格。弟への扱いは結構荒っぽいが、麻紀や椿からは慕われている。
- 竹林 鎮(たけばやし まもる)
椿の弟。四歳。手をつないで外出したり、休日の朝に膝の上でテレビを見たりなど、姉とはとても仲良し。特撮番組「ヒューマン人間・人間マン」のファン。
- 公家 まろ助(くげ-)
まろ美の弟。姉のことをよくからかうが、風呂に共浴するなど仲は悪くない。
- うんぽぽ
CV:？？？
吏毘堂猛の大便そのもの。彼が脱糞してピンチになった際に現れ、「オッス、オラうんぽぽ！」などと喋る。
関連作品
バチバチ グラップラー刃牙 テラフォーマーズ 空が灰色だから
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