ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要

細川雅巳による高校野球漫画。

週刊少年チャンピオン』で2013年41号から2016年27号連載。一話は秋田書店公式にて試し読みすることが出来る→(外部リンク)

コミックは全14巻。

登場人物

桐湘高校

正式名称は神奈川県立桐湘高等学校

野球部は創立60年で甲子園出場は春・夏1度ずつ。昨年の夏の県大会では公立で唯一ベスト8まで勝ち上がった古豪である。


1年

  • 清作 雄:中堅手兼一塁手。左投左打。

 本作の主人公。シニア時代から注目されていた天才スラッガー。ポジションが中堅手ゆえかパワーヒッターにしてはそれなりに足もある。相手の球を打つ時は心臓をバットで叩くイメージをする。

 中学時代は実力は確かだが、チームメイトに恵まれずまた父親が原因での家庭環境の悪化などが原因で他の人間をまるで信用せず、自分の力のみで勝ちあがる事を考えておりそのため周囲に敵を作っていた。

 そのため怪我が悪化しても無理して試合に出場し続け、結果大事な試合で倒れてしまいチームメイトにはせせら笑われ強豪私立への進学も断念する。

 しかし桐湘高校に入学し超えるべき存在である「弐織 敏」と出会い、またそれまで持たなかった「仲間」を得た事で彼の野球が変わり始める。

 小学生の頃は一塁手だったが、チームのピンチでマウンドに集まる度にモメており、それが嫌で声が届かないくらい遠い外野である中堅手にコンバートする。

 天然なところがあるがそれゆえに彼の言葉は真っ直ぐ。

 入部当初はベンチスタートだったが、実力を認められてからは七番→三番でスタメン出場している。

 清作のスイングは港南の「弐織 義壱」に似ていると弟の弐織敏や他の投手・スラッガーに言われており、蓬莱のアドバイスにより理想のスイングを手に入れ大きくレベルアップする。

  • 栗原 厘:右翼手。右投右打。

 入学間もない荒んでいた清作にも臆せず話しかけた。清作の天然が感染している気がある。

 見た目は名前のまんまで小柄。入部当初の紅白戦では二番打者だった。

  • 伊奈 和麻:三塁手兼二塁手。右投右打。

 清作と同じく弐織敏を目標としており清作をライバル視している選手。

 紅白戦では一番打者で出場しており、麻生西との練習試合以降では二塁手を任されている。

2年

  • 弐織 敏:三塁手。右投右打。

 桐湘不動の四番バッター。非常に筋肉質でゴツイ身体付きをしており相手投手の最高の球を「喰らう」事を真情とする。後輩には非常に厳しい。

 実質毎打席ホームランを狙い、そのパワーは凄まじく打球音で三半規管を刺激され相手チームの主要人物どころかチームメイトもゲロインさせられる程。速球打ちが好きではあるが、喰らうに値すると認めた球なら球種は問わず実力を認める。それゆえか変化球への対応も良い。

 清作とは当初はぶつかるが、実力自体は認め合い(?)彼に目標にされている。

 「弐織 義壱」という同じくスラッガーの兄が港南学院に在学している。

  • 喜多 幹生:投手兼一塁手。左投左打。

 下手投げの左腕で二番手投手を務める。オーバースローでの球に力がない事を克服すべくアンダースローを会得した。守備機会の少なさと左利きのため少しバント処理が甘いところがある。弐織とは昔からのチームメイトで友人でなだめ役。女子に人気があるらしいメガネ男子

 一見之路とは真逆の技巧派に見えるが、持ち球の多さ(スライダー、シンカー、フォーク、チェンジアップ)に反して投球の中心は緩いカーブと下手から伸びる120キロ前後の速球とのコンビネーションが主である様子。

 之路の様な球の力こそないがその分コントロールが良く、それを活かして戦う。

  • 児島 壮太:中堅手兼右翼手。右投左打。

 一番バッター。「だべ」という語尾が特徴。

 清作が守備に付く時は右翼手に回る事があったが、清作がスタメンに起用されてからは本格的に右翼手を守る事になる。

  • 柊 瞠:遊撃手。右投両打。

 二番バッター。バットコントロールに優れたスイッチヒッターで、意味が無茶苦茶で変な英語を喋る。白髪で特徴的なヘアスタイル。

 派手好きでプレーが雑になる事があるが、二番打者としての仕事はきっちりする。部員唯一の彼女持ち。

  • 楠瀬 強:二塁手。右投右打。

 八番バッター。

3年

  • 之路 拓人:投手。右投右打。主将。

 とにかく気合で150キロ近い速球一本を投げ込み、その気迫でチームを引っ張る。

 剛球ではないがキレのある速球は強豪校も一目置くほど。

 一応スライダーを覚えているが、「ただ逃げる為だけの球だった」事から投げていなかったが、麻生西戦以降は組み立てに取り入れるようにしている。

 プレイスタイルと主将であるがゆえに抱え込んでしまう事もある。

 打撃は不得意なタイプの投手である様で、打順は常に九番。

  • 宇城 丈吾:捕手。右投右打。副主将。

 七番バッター(元六番)。あまり目立ちこそしないが、守備の中心としてチームを支える。

 之路とは1年の頃からバッテリーを組んでおり気心知れた仲。

 「スライダーを逃げる為だけに使っている」と指摘したが組み立てに取り入れるように助言する。

  • 頭木 武志:左翼手。右投右打。

 クリーンナップも努める打者。目力がすごい。ミート力はチームトップクラス。

 元々三番バッターであったが、清作の成長により現在は六番を打つ。

  • 安保 力矢:一塁手。右投右打。

 五番バッター。元々は四番だったが弐織の入部で降格され挫折を味わい、ふて腐れてしまう。

 メタボ体型なため減量を命じられているがあまり積極的ではない。打撃不振の為に一時期七番に下げられた事もある。

 1年の頃は清作と同じく四番打者を希望すると宣言するほど向上心もあり、同期の中では実力が飛び抜けていた(その時は体も痩せていた)。しかし弐織敏が入部した直後に四番の座を奪われ、港南や県内上位校の選手は自分よりも才能が上だと悟り努力する事を諦めた。

 皮肉屋だが言っている事自体は正論だったりもする。

 弐織にこそ劣るもののそのパワーは蔡理高校にも警戒される程。

  • 奥井 諒:右翼手。

 春大会の序盤ではスタメンだったが頭角を表してきた清作にスタメンの座を奪われる。

その他関係者

  • 久澄監督

 顎髭にメガネが特徴。髪をいじる癖がある。初対面で清作にチャラ男と呼ばれる。

 豪徳学園の仙馬監督は恩師であるが、再開早々「相変わらず肥満」と失言してしまう。

 清作と同じクラスのボーイッシュな女子生徒。辛辣な性格で清作のボケに毒舌を吐く事が多い。

港南学院高校

神奈川絶対王者。野球の超名門私立校。

  • 八子 遼一朗:1年、投手。右投右打。

 清作のシニア時代のチームメイトだが、清作と同じく自分中心の考え方であり、表向きは清作を心配するフリをして怪我が悪化した時は喜んでいた(その時清作にはバレている)。

 その後港南に入部し既にベンチ入りする実力者。清作とは違い、性格は中学の時とあまり変化がないらしい。

 MAX142キロのストレートとキレのあるスライダーを武器に巧妙な投球をする。

 卑怯な手で入部した為か入学当初は先輩達との体力の差を思い知らされ痛感する。同じ土俵に立つ為に食事とトレーニングを改善し見違える程の肉体を手に入れ、球速と球威も増している。

  • 弐織 義壱:3年、三塁手。右投右打。

 四番バッター。弐織敏の兄。プロも注目している神奈川最強の打者。

 打席に近づく度にスタジアムを凍らせるほどの絶大な威圧感を放つ。

 穂村曰く、「弐織義壱の打席では、自分に近づく毎に氷に絡み取られる球が最後には完全に固まって止まって見える」と解説している。

 大抵の投手はその圧倒的な緊張感に襲われ、まともな投球が出来ずに敗れる。

 実は自分がホームランを打つ事も港南の四番に座る事も当然と思っておらず、前述の張り詰めた空気は自分を追い込む為に自分自身に向けたものであり、1打席ごとに自分の存在を懸けた証である。

  • 穂村 神司:2年、投手。左投左打。

 2年にして港南学院のエースに君臨するピッチャー。

 右・左打者問わずインコースを攻めるのが好みで、特に左打者が首を刈られたと錯覚するほど切れ味鋭いカーブを投げる。

 「本気を出さないと勝てない選手は二流」という持論を持ち、基本的には相手をナメている。

 本気を出して集中する時、眼が赤く血走り相手の筋肉細胞まで透視してしまう

  • 橘 :3年、捕手。右投右打。主将。

 五番バッター。冷静な性格で、すぐに相手を見下す穂村を咎める場面が多い。

  • 上根 敦士:3年、右翼手。右投右打。

 一番バッター。去年の夏の予選では打率が7割を超える・ホームランも打てる・ランニングホームランを狙える程の足もある等、走攻守揃っている上に状況判断も良い選手。

 園辺曰く「どこに行ってもチームの中心になれる人物」。

  • 園辺 :2年、二塁手。右投左打。

 二番バッター。喜多のように女子に人気があるメガネ男子。

 投手の軸足を狙って打ち返すなど腹黒い一面を持っている。

  • 池田 ホセマリア:3年、中堅手。右投右打。

 三番バッター。黒人の肌とガタイの良い身体付きをしている選手。留学生ではなくハーフらしい。

 弐織義壱をどちらが優れたホームランバッターか競うなど密かにライバル視している。

 よく飛距離をフィートで表す。

藤倉学園高校

去年の県予選でベスト4まで勝ち上がった高校。

徹底して投手に揺さぶりをかけてスタミナを奪うスタイルを行う。

  • 卯馬上 淳:3年、三塁手。右投右打。

 一番バッター。去年の桐湘と対戦しており試合前では見下して、早速之路にバントの構えをして揺さぶりをかけたが、球威が重くなった之路の球をバント出来ずに打ち上げてアウトになる。

栄春高校

神奈川県でも屈指の私立の進学校。偏差値の方が有名であり野球部は無名。運動部の練習時間もかなり限られているが、それ故に各々がよく考えて効率的なプレーを行う。

  • 左薙 伏:1年、投手。右投左打。

 四番バッター。清作・八子とはシニア時代からの知人で当時は清作と八子に攻守共に抑えられたが、(投げやりというわけではないが)「やる事をやったら結果はしょうがないんだ」と冷めた様な物言いをしていた。「うわぱぁ」という口癖(?)がある。

 1年で4番を任される程長打力がある打者で、桐湘と試合した時では之路の球を初回でホームランにしている。

 長身で腕も長く、普段はオーバースローだがアンダースローでも投げられるためトリック投法で打者を幻惑する。持ち球はスライダーと縦のカーブとアンダースローからのパームボール。

 試合の大勢が決すると守備練習をさせるかの様な投球をしたりまるでやる気がないかの様な物言いをしたりするが勝利への欲はしっかり持っており、勝利の為なら弐織を複数打席で敬遠するなどあくまで勝利の為「やる事をやる」事には真剣。

 喜多がアンダースローだと知ってから「アンダースロー談義」なるものを行いたいと考えている。頭脳派ゆえかスタンドで観戦する他の試合での解説役も努めたりするが、その際結構自分が有名になっている事に気付き少しだけ嬉しそうだった様子。

蔡理高校

打倒港南を掲げる強豪校。

  • 蛮堂 睦:3年、投手。右投右打。

 150キロ以上の重い剛速球にスプリットを持つ豪腕。打撃でもパワーとここ一番の集中力に優れ、蓬莱の後の五番打者を努める。桃ちゃんへの愛に生きる漢。

 桃ちゃんに出会うまでは状況を考えず速球勝負にばかり拘る我侭な性格だった。

 こう見えて実は送りバントが出来るなど細かいプレーが一切ダメというわけではないが、やはりランナーを出すと弱い部分があり、堂々たり過ぎる体格のせいもあってセットポジションが非常にぎこちない。

 左薙曰く「ほぼ覇王」なドラゴン体型。

  • 蓬莱 豊:3年、遊撃手兼投手。右投右打。

 四番バッター。弐織義壱と同じくプロに注目されている打者。一際優れたプレイヤーで蔡理攻守の要。普通ならヒットの当たりでもダイレクトで捕球してしまう。

 相手投手のボールを女の子にたとえ「好み」の娘(球)を打ち抜くのが好き。

 感情の起伏は薄いがチームの為にという気持ちは強い。

 また、蛮堂程ではないが投手も務められるなど万能選手な面も見せる。

 イメージトレーニングとして街中に出て女の子を見る。

  • 桃生 理沙:2年、投s……マネージャー。右投右打?

 蔡理ベンチの紅一点、通称「桃ちゃん」。プレイヤー達に癒しを与えプレイでは冷静な分析力で的確に指示を出す名マネージャーなのだが、本性は熱血でキレやすい性格。口癖は「 にゃあらー!」

 素に戻った時はかなり口が悪くなり、顔を赤くして怒鳴り散らす。

 基本的にはチームメイトを君付けで呼んでいるが、本性を現した時は呼び捨てにしている。

 敵校の女子マネにもかかわらず、本作のヒロインになりつつある。

  • 桃生 銍平:1年、中堅手。右投左打。

 三番バッター。桃ちゃんの弟であり姉と顔が似ている。

 先輩のことを尊敬しており蛮堂を「お兄さん」と呼んでいる。

 パワーはないが選球眼は良くカットで粘ったり、セーフティバントをして次へ繋げるバッティングを行う。尚、脚も速いので盗塁も行う。

豪徳学園高校

西東京の県予選で毎年ベスト4に残る程の強豪校。

  • 國尾 利万:3年、投手。左投左打。

 港南の穂村と並んで関東を代表する左腕と評価される実力者で、七色の変化球を使いこなす。

 決め球は落差の大きなチェンジアップだが、速球も強豪校の投手として十分に及第点である。

 「投球は力じゃないと言うのは先に力で相手を抑えられてから言って良い言葉だ」という持論を持つ。

 握力が強く、よく人の尻を触りソッチの方を匂わせる様な言動と行動をすることが多い。

 之路とはお互いを高め合う間柄である様子。

  • 篠武 喜輔:1年、右投右打。

 打撃の特別強化選手の一人で、歯列矯正が特徴。北海道出身。

 左薙曰く「腕力で打つタイプではない、清作に似たタイプの打者」であり足腰が強く、春季東京大会では7割以上の打率を残している。

 好投手と対すると「”なまら”いい球・・・」と呟き気合が入る、彼もまた相手の最高の球を打ちたがる打者である。

 無口で強面に見えるが、これは北海道訛りが強い事を気にしているシャイな性格の為であり、実際はとても良い人。

  • 英 仁:1年、投手。右投。

 ボールのような頭が特徴の選手。練習試合では1アウトも取れずに降板する。

  • 仙馬監督

 相変わらず肥m・・・ふくよかな体格の監督。久澄監督の高校時代の恩師。

麻生西高校

去年の神奈川県大会予選で準優勝校した強豪校。打撃力では港南にも引けを取らないが、春大会では3回戦で栄春との乱打戦の末敗退。

  • 永源 晶:3年、投手。右投右打。

 麻生西のエースピッチャー。スポーツサングラスを掛けているのが特徴の選手。

 去年は彼の力があったからこそ決勝まで勝ち進められたと言われている。しかし大会の後に肘を痛め治療に専念し、春大会の時までは投げていない。

 ムービングボールの使い手で、球のキレも制球力も良く変化球も多彩である。特に変化球の落差が大きい為、捕手も取れずにいる。

 自分以外の誰も期待していないエゴイストな性格だが、チームからは絶対的な信頼を得ている。

聖陽学園高校

私立の新設校で、野球部は中学で実績のあるメンバーを金で集めている。

故にスタメンも全員1年生だが、去年のベスト4である藤倉を倒す実力を持つ。

全体的に不真面目で素行が宜しく無く、試合の内外でトラブルが絶えない。

  • 亜嵩 真人:1年、投手。左投左打。

 四番バッター。虹色の髪とピエロのような唇が特徴の選手。

 聖陽で一番金を貰っているらしくプロのスカウトに目を付けられる程の実力を持つ。

 港南の推薦を蹴ったと噂されるが素行態度が悪い為に落とされた方が正しい。

 球速は150キロ以上出ているらしく巨大な鉄球で圧し潰すかのような豪速球が持ち味だが、投球練習すらマジメに取り組んでいない為、コントロールは粗雑でムラッ気が多い。

 紛れもなく天才的な才能を持つが、それ故にプライドも高く、試合で勝つことよりも相手の魂を恐怖と屈辱で圧し潰すことに性的興奮を覚え執着するサディストでチームメイトからも信用されていない。

 父親が転勤族で、様々な地方を転々としていた事も協調性の無さの原因らしい。

 またそれにより各地の方言がごっちゃになった話し方がクセになっている。

関連タグ

週刊少年チャンピオン シュガーレス ポエム 野球

外部リンク

公式Twitter

秋田書店 新連載告知ページ(一話試し読み)

関連記事

親記事

週刊少年チャンピオン しゅうかんしょうねんちゃんぴおん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 49011

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました