概要
ぷよぷよに於いて登場するぷよの一つであり攻撃に用いられる。基本的には一人用のモードや一部のルールを除けばおじゃまぷよを送り相手のフィールドの3列(フィーバー以降は3,4列)目をぷよで埋めることがぷよぷよの目的である。
普通のぷよぷよと異なり、おじゃまぷよは色が無く透明となっており4つ以上繋げても消滅することは無く、おじゃまぷよを消すにはおじゃまぷよに隣接したぷよを消す事が必要となる。
設定上は「色を持たない」ため、同色のぷよ4匹を消す魔法「オワニモ」が直接通用しないことになっている(周りの色を反射して映し、消える際にその同色として巻き込まれるらしい)。
魔導物語シリーズでは魔物として登場することもあり、その姿から「透明ぷよ」という異名もある。
おじゃまぷよはぷよを消した時のスコアに応じて相手プレイヤーのフィールド上部にストック(予告ぷよ)される。ストックされた予告ぷよは相手プレイヤーがぷよを落とした直後(それによってぷよが消滅した場合は消滅後)フィールドに落下することになる。
ぷよのフィールドは横幅6個であるため、6個ごとの端数は1列に1個としてランダムに落ちる。
ただし、一度にフィールドに投下されるおじゃまぷよは30個まで(即ち最大で一気に5列分のおじゃまぷよが落ちる)。それ以上ストックされている場合は予告に残り続け、順次ぷよを落とすたびに1回30個ずつ投下されていく。
初代ぷよぷよでは予告ぷよを消す手段は無い(即ちフィールドサイズである12×6の72個以上おじゃまぷよ=岩×2と大ぷよ×2を送った瞬間ほぼ勝ち確定)が、通以降のルールでは予告ぷよを自分がぷよぷよを消した時の火力で1度だけ相殺(そうさい)することが出来るようになった。1回の連鎖で相殺しきれなかった分はそのまま落ちてくる。
フィーバー以降では相殺が起こるとフィーバーゲージが貯まるとともに残った予告ぷよも落ちなくなる。つまり、1連鎖でもぷよを連続で消し続ければその場しのぎはできないこともない。
またルールによってはおじゃまぷよの固いバージョンとして四角く凍った「かたぷよ」が登場する事がある。これはおじゃまぷよと異なり2回隣接させて消さないと消えない(1回隣接させて消すと通常のおじゃまぷよになるが、角を囲うように2辺を隣接させれば1回で一気に消える)。こちらも後に魔導物語でモンスターとして登場。さらに、ぷよぷよ~んでは数字付きの固ぷよが登場し、この場合は数字分の隣接消しで与えなければ消去できない。
その他、通などでは丸っこい姿をした「得点ぷよ」も存在し、こちらは消すと大量の得点を獲得でき、巻き込んで消すと相手に多くのおじゃまぷよを送れる諸刃の剣となっている。作品によっては、連鎖で消すと得点が跳ね上がり、本来の性能を遥かに超える攻撃力になることも。
ぷよぷよSUNに登場した「太陽ぷよ」、ぷよぷよ〜ん(N64版)の爆弾ぷよなど、おじゃまぷよの一種と言える亜種もある。
なぞぷよには絶対に消せない「鉄ぷよ」というのもある。ルートを妨害するかの如く配置された壁のような障害物で、操作にミスってうっかり落としてしまったら詰みを誘発させることも。
予告ぷよの種類
予告ぷよのマークは何種類かに分かれていて、通以降、特にフィーバー以降のルールではフィールドよりも遥かに多い個数のおじゃまぷよを送ることも可能になっている。
理論上はその作品で最上位のおじゃま予告が6個まで並ぶのが最大となっており、初代ぷよぷよでは岩ぷよ6個分(180個)、ぷよぷよ!以降では彗星ぷよ6個分、即ち8640個分が予告ぷよの最大値ということになる。ただし、内部データ上ではそれ以上もストックされている。
初代からの基本予告ぷよは以下のようになっている。
名称 | 特徴 | おじゃま個数 |
---|---|---|
小ぷよ | 半透明の小さな丸 | 1個分 |
大ぷよ | 半透明で顔が描いてある | 6個分(1列分) |
岩ぷよ(岩石ぷよ) | 赤色の岩のようなぷよ | 30個分(5列分) |
なお、ぷよぷよ通以降からはさらに上位の予告ぷよも存在するのだが、作品によって種類や示す量が色々変化している。
以下はぷよぷよ!以降での上位予告ぷよ。下記以外にも、通ではキノコぷよ、SUN・よ~んでは土星ぷよ・渦巻ぷよなどのバリエーションがあり、個数も異なる。
名称 | 特徴 | おじゃま個数 |
---|---|---|
星ぷよ | 文字通り星の形をしている | 180個分(30列分) |
月ぷよ | 三日月の形をしている | 360個分(60列分) |
王冠ぷよ | 王冠の形をしている | 720個分(120列分) |
彗星ぷよ | 青白く尾のある形をしている | 1440個分(240列分) |