互いのぶつかり合いや、組み合わせにより、その物の効果を消す事。
(例)100の威力の攻撃に対して、100の威力の攻撃で迎え撃つことにより相殺する。
一般社会、世間でいちばん有名な相殺は、交通事故などで適用される過失相殺だろう。
被害者にも落ち度がある場合、加害者の責任や賠償額が減る法律である。
ゲームにおける相殺
また、対戦要素を持ったゲームでは相殺というシステムが駆け引きを面白くしている。『ぷよぷよ通』は相殺というシステムを導入したことで、先手必勝の落ちゲーに対し駆け引き要素を大いに高め、ゲームに相殺という概念を幅広く普及させた。
また、格ゲーなどでも相殺技といって、相手の必殺技や超必殺技を当て身技や反撃技などでお返しするようなキャラがいたり、ゲームそのものに仕様を採用しているものもある。完全に相殺しきれなくとも威力や勢いを減衰させることで被害を減らしたり回避を容易とするものもある。
相殺(そうさつ)と誤読されることも少なくないが、それを正しいとする辞書もある。…が、さすがに相殺(あいさつ)はネタである。
実戦における相殺
ただし戦闘など、100人の兵力に対して同じ装備の100人の兵力で相殺できる…かといえば微妙で、個々の練度ややる気、指揮官の能力や戦術、地形、運にも依存するため一概には言えない。地形や待ち伏せなどを利用し、相手よりも少数の兵力で打ち破った例も珍しくない。
百歩譲って仮に共倒れとなったとしてもこちらの被害も甚大であり、消耗前提の捨て駒でもない限りは笑っていられる状態ではない。