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解説編集

現代の日本社会では、男性の外性器が「面白いもの」「笑いの対象になるもの」として明るいイメージをもたれているのに対し、女性の外性器は「卑猥なもの」「淫らなもの」として非常に暗いイメージをもたれており、言及すること自体がタブーとされている。

この状況を象徴するのが、男性の外性器については「おちんちん」「ちんこ」「キンタマ」など、比較的口に出しやすい表現がいくつもあるのに対し、女性の外性器は何と呼んだらいいのかすらわからないという問題である。

このことは子どもたちへの性教育においても一つの障害となっている。定まった言葉がないと女性器の存在をうまく伝えることができず、おちんちんがあるのが男の子であり、ないのが女の子であるかのように受け取られてしまいがちなのである。


女性器の最もよく知られている呼び方は「まんこ」「おまんこ」であるが、「ちんこ」と違ってなぜか放送禁止用語に指定されており、きわめて下品な言葉という印象をもたれている。

おまた」は胴から足が分かれ出る部位全体のことであり、男性にもあるので、女性の外性器を指す専用の呼び名にはならない。

すじ」や「ワレメ」は形状を比喩的に表現した呼び方であり、本来の意味は別にあるため、これも女性の外性器を指す言葉として十分に限定的ではない。

男の子の外性器と同じように「おちんちん」と呼ぼうとする向きもあるが、まったく形状の異なるものを同じ言葉で呼べば、「女の子にあるのは不完全なおちんちん」といったような誤解を与えかねない。

そこでかつて「おぱんぽん」という造語が提唱されたが、まったく普及しておらず、この言葉を聞いて意味がわかる人のほうが少ないだろう。


男の子の外性器(特に陰茎)を指す言葉で、学校教育の場などでも広く使われる最も一般的な呼び方が「おちんちん」である以上、これに対応して女の子の外性器は「おまんまん」と呼ぶのが最もわかりやすいように思われるが、なぜかあまり普及していない。

「おちんちん」という言葉と同じぐらい気軽に「おまんまん」と口にすることができ、おちんちんが笑いのネタになるのと同じぐらいにおまんまんも笑いのネタになる、そんな世の中はいったいいつやって来るのだろうか。


pixivでの使用状況編集

pixivでは、「すじ」「くぱぁ」などのタグが圧倒的に多く使用されており、「まんこ」「おまんこ」「ワレメ」などと比べても、タグとして「おまんまん」が使われている作品はかなり少ない。

ただし、「おまんまんぷにぷにしたい」がタグとして使われている作品はそれなりに存在する。


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