お酒をやめよう(タイのCM)
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おさけをやめようたいのしーえむ
お酒をやめよう(タイのCM)とはタイで放映された断酒啓発CMである。
タイで放映されていた断酒を啓発するCM。2000年代前半に放映されていたらしい。
貧困のストレスを飲酒で解消していた男性が一念発起し断酒。農業に勤しみ金を稼ぎ、借金を返済。その後教育を受け、生活が安定すると家族関係も修復し、幸せな家庭生活を送るようになる。更には人々に教育する立場となり社会の向上に貢献……というサクセスストーリーを通じて断酒することの重要性を説いている。
2015年と2019年頃に極東の島国で再発見され、30秒のCMの中でこのストーリーを収めたことによる勢い・スピード感がどこかシュールであると話題となった。
このシュールさ故に多方面でパロディされている。
動画投稿サイトやSNSでは主に嘘字幕動画の素材として使用されており、趣味・娯楽や推しキャラを布教する動画が多数投稿されている。また、稼いだ金を物品や機材の購入、ギャンブルやガチャ課金に充ててしまったために、貧乏のままでいる結末に改変した動画も見られる。
イラストでは、冒頭の酒瓶片手に貧乏を嘆くシーンのパロディが多い。
- CMが公開された当時はタクシン政権により、「内需拡大、草の根経済の底上げ」が掲げられ、農村部や貧困層の生活が著しく改善した時代であった。CMにはその時の社会情勢が反映されていると考えられる。
- タイは仏教国であり、仏教の五戒に「不飲酒戒」が含まれていることもあって、日本よりも厳格な酒類販売規制が多数存在する。販売時間に制限があり、11:00〜14:00、17:00〜24:00以外での販売は原則禁止されている。また、特定の祝日には全日販売が禁止される他、選挙日前日や当日にも販売禁止の時間帯を設けている。更には酒類の宣伝も禁止されており、SNSの酒を写した画像の投稿でも罰せられる可能性がある。
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