概要
原作第10巻収録のエピソードをアニメ化。
ある日、しんのすけとネネちゃんは、怪我をし弱っている状態で野良猫に咥えられそうになっているスズメを見つける。
しんのすけは咄嗟に『正義の味方 ケツ顔マン』に変身し野良猫を追い払って助けるが、スズメは怪我をしており、成り行きでしんのすけはスズメを家に連れて帰ることに。
みさえとひろしからこの怪我は人為的なものだと推測され、二人はその行為を批難しつつスズメの怪我の手当をする(なお、この直後にしんのすけがお腹を空かせた事で夕食の話になり、『今夜のおかずは焼き鳥』と言う台詞で一瞬盛り上がったが、怪我をしたスズメを前にしていた事で気まずくなってしまった)。
しばらくして、しんのすけからは『スピルバーグ』、みさえからは『チッチ』、ひろしからは『ひとみ』(この際、みさえは妙に女性らしい名前を付けたことから浮気を疑っていた)と、バラバラの名前を付けられる。
スズメに餌を食べさせる為にひろしは釣具屋で魚釣り用のミミズを購入するも、スズメは食べようとはせず、どんどん弱っていった。
数日後、動物病院で診断したが、傷が深く長くはないと医者に言われてしまう。
その翌朝。しんのすけが起きると、元気に飛び回るスズメの姿があり、しんのすけ達も喜んでいた。
………しかし、スズメは直ぐに力尽きるように落ちて、そのまま死んでしまった…
スズメの亡骸を拾うしんのすけに、ひろしは『最後にしんのすけにお礼を言いたかったんだ』と慰め、しんのすけは涙を流しながらスズメの死を悲しむ…
しんのすけ「す、スピルバーグ…」
「スピルバーグゥゥゥゥゥーーーッ!!!」
しんのすけの慟哭が反響する中、空にはスズメの姿を模した雲が、まるで昇天していくかのように浮かんでいるのだった…
原作との相違点
・原作では野良猫は完全にスズメを咥えた状態だった。また、しんのすけがケツ顔マンに変身する際、「正義のみたか!」と言い間違えをしている。
・スズメの名前を決める際に、ひろしの付けた名前に対して原作ではみさえが浮気を疑うような台詞は特に言わない。
・スズメの餌として用意したミミズは、原作では庭からスコップで掘り出した個体。また、しんのすけはこのミミズに味付けをしようとポン酢を取り出している。
・スズメが力尽きた際にしんのすけの泣き顔は原作では正面を向いておりみさえも同様に泣いているがアニメでのしんのすけは斜め後ろ姿で涙のみが見えるように構図が変更されている。みさえに関しては悲しげな表情はしているが涙は流していなかった。
・ラストシーンのスズメの姿の形をした雲の演出はアニメオリジナルである。
作中での「死」について
この本作において息を引き取ったスズメのスピルバーグであったが、2003年2月8日放送のCパートの「金魚を飼うゾ」以降を最後に作中での「死」という概念が取り扱われていない。
余談
本作品の連載・放送当時は首都圏内で矢ガモ騒動による人為的な鳥類虐待が頻繁に発生しており、このストーリーは野鳥動物の命を大切にして欲しいという作者の意図が込められている。