概要
2016年8月1日(月)5時00分年に開催されたキャラクターイベント。
ストーリー
砂に沈むガラスの靴
開幕:照りつける太陽が眩しい「海辺の想区」にやってきた一行。夏になれば海水浴を楽しむ人で溢れる賑やかな想区であるはずが、一行が目にしたのは人の気配のない閑散とした海岸だった。近くの村に住む漁師の青年だけが一行を出迎えてくれるものの、その表情は暗く沈んでいる。海岸に人がいない理由を青年に訊ねていたそのとき、突然ヴィランが現れ、一行に襲いかかる。ヴィランの出現が海から人を遠ざけたのだと叫ぶ青年。その悲痛な声を背に、一行はヴィランと戦う。
終幕:ヴィランを退治した一行は、漁師の青年から海に人が寄り付かなくなった原因を聞く。早く帰った方が身のためだと忠告して去っていく青年だったが、ヴィランの出現する想区を放っておくことはできない。ヴィラン発生の手がかりとなるものを探すため、一行は村を囲むように続いている海岸を歩いてみることに。すると、砂浜で倒れている少女を発見する。それはヴィランに追われ疲弊しきったシンデレラだった。
跳ねるアイツを追いかけて
開幕:シンデレラを青年に預けて再び海岸を歩く一行。ぞわぞわとした奇妙な感覚から、近くに幽霊がいるのではないかとレイナは言う。「空白の書」の持ち主が亡くなると、ストーリーテラーの想定外の出来事として彼らの霊が想区をさまようこともあるかもしれない。そんな話をしていると、トビウオを追いかけて海に入ろうとするアリスの姿を発見する。アリスは取り憑かれたようにトビウオを追い、止めようとする一行に攻撃をしかけようとする。ところがそのときヴィランが現れ、一行を取り囲む。シェインの機転でアリスを味方につけた一行はヴィランと戦う。
終幕:ヴィランを退治すると、アリスは突然深い眠りに落ちてしまう。シンデレラやアリスのように、他にも危険な目に遭っている人がいるかもしれない、と先を急ぐ決意をする一行。目覚める気配のないアリスをタオがおぶり、一行はさらに海岸を進んでいく。
大きなお口の……
開幕:ヴィランの発生と、かつて起きた嵐の因果関係について頭を悩ませるレイナ。肩の力を抜くようシェインに諭されて笑顔を取り戻すが、その矢先に岩礁に立つ赤ずきんを発見する。アリスのときと同様に、何かに取り憑かれたように一生懸命波打ち際のクジラに手を伸ばす赤ずきん。今にもクジラに呑まれてしまいそうな様子を見て一行は助けに入ろうとするが、またしてもヴィランが行く手を阻む。アリスを味方につけたときと同様に赤ずきんを誘い出すことに成功した一行は、ヴィランと戦う。
終幕:ヴィランを退治し、赤ずきんを救うことに成功した一行。ところが赤ずきんは、一見元に戻ったように見えたものの、クジラのことをおばあちゃんと言ってきかない。このまま1人にしておいてはクジラの口の中に呑まれてしまいかねないと判断した一行は、アリスに続き赤ずきんも連れていくことに。日が暮れてきたため、シンデレラを預けた村の青年の家に一旦戻ろうと、来た道を引き返す。
バカンスの代償
開幕:青年の家に着くと、灯りが付いておらず、中にいるはずの青年とシンデレラの姿もない。茫然とする一行に家の中から助けを求めたのはラ・ベルだった。閉じ込められていたベルを助け出してシンデレラの行方を訊ねようとしたところにヴィランが出現。一行とベルは力を合わせヴィランに立ち向かう。
終幕:ヴィランを退治し、ベルから事の詳細を聞きだす一行。ベルの話によれば、青年はベルとシンデレラを憎しみのこもった目で見ながら、シンデレラを海岸の方へと連れ去ったという。このままではシンデレラが無事ではすまない、そうベルに急かされ一行は海岸へと急ぐ。
輝く太陽の下で
開幕:海岸に着くと、拘束したシンデレラにナイフを向ける青年と対峙する。昼間の虚ろげな表情から一変、怒りを露わにした青年は海のことを何も知らずに遊びに来て海を汚し、自分たちの仕事の邪魔をした挙句に祖父を奪った人間たちへの恨みを吐露する。ところが、タオたちの説得に耳を貸さず激昂していた青年は突然倒れてしまう。倒れた青年の身体から抜け出たものはやがてメガ・ヴィラン化し、一行に襲いかかるのだった。
終幕:メガ・ヴィランを倒した一行。このままではカオステラーになってしまいかねなかった青年の身体を間一髪で救ったのは、もしかすると青年の祖父の霊かもしれない、とレイナは考える。メガ・ヴィランが倒されたことによりアリスや赤ずきんも元に戻り一行のもとへ駆けつける。目を覚ました青年に、海に遊びに来る者たちとの共存を提案し一行は想区を去るが、その翌日、輝く太陽の下で海水浴を楽しむアリス、赤ずきん、ラ・ベル、そしてシンデレラの姿がそこにはあった。