概要
作詞・作曲:さだまさし
編曲:渡辺俊幸
さだによるとこの曲の主人公は「都会で頑張る人」だといい「季節の折に触れ、故郷を忘れず、懐かしむという形で故郷を思う歌」「故郷を離れて、都会で暮らす人に届けたい歌」とも語っている。歌詞には「桜」「螢」「神楽の笛」「雪」という日本の四季を彷彿させる言葉が並んでいる。
元々この曲は2014年に島根県邑南町の合併10周年(※1)を記念したイメージソングを依頼され、描き下ろしたものだった。邑南町限定でシングル盤も制作・発売されている。ちなみにさだの祖父は島根の出身だった。
※1:2004年10月1日に邑智郡瑞穂町・石見町・羽須美村が合併し、邑南町が発足している。
2015年6月17日に放送された『水曜歌謡祭』(フジテレビ)では邑南町の亀谷八幡神社から中継し町民を囲んでこの曲を合唱。番組のスタジオにも邑南町の若者がゲスト出演し歌声を響かせた。
同年の春の彼岸シーズンからは日本香堂の線香ブランド「毎日香」のCMソングとして起用され、かねてからCMに登場しているマスコットキャラクターのさだきち君、かおりちゃんとこの曲の世界観に合わせた春・夏・秋の情景が描かれたアニメーションが制作された。内容も彼岸、母の日参り、お盆といった時期に故郷の母と再会するバージョンや故郷に帰れず手紙を送るバージョンなど複数存在する。ナレーションは一龍斎貞友のみ(以前は藤田淑子)のものと6代目三遊亭円楽と二人で行ったものなど数種類ある。2019年には映画『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』とコラボレーションした内容も制作された。