すずめ_feat.十明

すずめふぃーちゃりんぐとあか

RADWIMPSの楽曲で、アニメ映画『すずめの戸締まり』の主題歌。

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概要

作詞／作曲：野田洋次郎
歌：十明（とあか）

RADWIMPSの楽曲であり、2022年11月11日に公開されたアニメーション映画『すずめの戸締まり』の主題歌でもある。同作を象徴する曲であり、導入部を経たタイトルバックで印象的に登場したほか、物語の重要な場面においてもこの曲を基にしたBGM（『決意〜旅立ち』『戸締まり』）がたびたび用いられている。

この曲は、現代的なポップミュージック寄りだった前2作の主題歌『前前前世』『愛にできることはまだあるかい』とは異なり、作品の雰囲気にあわせたトラディショナル（伝統的）かつ土着的な要素を盛り込むようにして作曲されている。また、前作『天気の子』の劇中歌である『グランドエスケープ』でその力を発揮したコーラス（合唱）も本作の曲中に加えられており、人間の声の生々しさとその強さを活かす意欲作としての一面も見ることができる。

経緯

2020年の春に『すずめの戸締まり』の初稿の脚本を監督の新海誠からもらった野田洋次郎は、作品の軸となる「旅」や「廃墟」といった要素から着想を得て曲作りに取りかかっている。そうして彼は何作もの曲を作り、新海監督との話し合いを重ねた上で『すずめ』の完成にこぎつけている。

また、この曲を仕上げていく過程で、野田と彼のスタッフはTikTokで活動するアーティスト・十明と出会い、彼女をこの曲のメインボーカルに選んでいる。野田は彼女の歌声を前にして、歌う前のブレス（息づかい）の時点からすでに人を惹きつける引力のようなものを感じ取っており、彼女のアカペラを曲の導入に持ってくることにより「1回聴こえてきてしまったら捕らえて離さない」ような曲を完成させている。