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せっかち伯爵と時間どろぼう

せっかっちはくしゃくとじかんどろぼう

『せっかち伯爵と時間どろぼう』とは、久米田康治による漫画作品。2013年~2015年まで、週刊少年マガジンにて連載。
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ながい帽子のはくしゃくと
ひろい帽子のおじょうさま
しもじもの国にやってきて
時間どろぼうつかまえろ
時間どろぼうつかまえろ

作品解説

自分と住む世界とは価値観の全く異なる世界からやってきた上人類・サンジェルマン伯爵
彼と同じ異世界からやってきた4次元種らにより翻弄される非日常的日常。

久米田康治作品としては『ポロリ』といった表現がみられる。
さらに舞台背景には過去、あるいは未来に伯爵がやってのけた数々の偉業。いや異形がみられる。
前作『さよなら絶望先生』には「あまり」見られなかった下ネタが散見され、そのレベルが「酷いくらい」と言っても過言ではないくらい強烈なものである(人間の下半身に関わるものが多い)。その下ネタがマズかったのか、一部読者の不快を買ったと思われ、単行本6巻分で打ち切りとなった。

登場人物

時只卓 - 本作における主人公。マイペースな性格であまりにものんびりしすぎ。その性格から学校を不登校気味で10日に一度しか登校しないが、その理由は妹の歩の看病の為だが、彼女には5日に1日行くように言われている。時間を無駄に使うことに長けていることから、ミチルに「時セレブ」として惚れられ、一緒に意味のない時間を過ごした(=少ない寿命を無駄遣いさせた)ことから、伯爵に時間どろぼうと呼ばれる。

夕仏真心 - 通称・マゴ。本作におけるヒロインで卓の幼馴染。名前を横にするとタイムマシンと読めなくもないことから周りから妙な期待をされ本気でタイムマシンを作ろうとしている。ミチルに自分の寿命が費えた時の「卓の後妻」として任命されている。

サンジェルマン伯爵 - 18世紀に欧州を中心に活躍した伝説的な怪人物。その正体は上人類(四次元種)という生命体。非常にせっかちな性格をしている。偉そうにしているが、実際は自分より下の存在に対していい気になっている上人類界の底辺である。「伯爵」も実際の爵位ではなく、ほかの上人類から皮肉ってつけられた蔑称である。

時只ミチル - 伯爵の妹。名前は見知らぬ女性に「ミッシェルって感じ」と言われたことからの命名。偶然出会った卓に惚れてしまい、この時代を終の時代と定めた。「寿命を盗まれた」責任をとらせて押しかけ女房状態になっている。

ホムンクルス - 伯爵に仕える人造人間の執事。正式な名前はまだないが、卓達には「ホムン君」と呼ばれ、偶然出会った歩には「髪型が八二分けだから」と「ハニ太郎」と呼ばれる。恭しく仕えているが伯爵を全然尊敬しておらず、上人類界における伯爵のショボさを事あるごとに暴露してしまう。ホムンクルスは繁殖してはいけないためホモを自称し、ことあるごとに卓とキスをしているが、歩に対して顔を赤らめることが多々あり、後に仕事をサボり出して、歩のストーカーになってしまう。後に歩に失恋してから、以前までの小柄な容姿から長身の美男子に変身を果たした。

時只歩 - 卓の妹。生まれつき心臓に病を抱え、病院で療養生活を送っている。趣味はスケッチで、よく絵を描いている。

麻姫 - 真心が無くした雛人形の代わりとして卓が拾ってきた人形に化けていた上人類で、吊り目と垂髪が特徴の美女。あるきっかけで腐女子に目覚め、次元降下。その後「贋地谷しほれ(がんじや-)」として、卓たちのクラスに転校してきた。

黒奥様 - 通称・クロックマダム。サンジェルマン伯爵の女房もとい、不倫相手。 彼女も上人類(四次元種)ゆえ、滅茶苦茶な行動を出る。

葦姫 - 葦由来の上人類で、麻姫とは旧知の仲。現在は天才子役の「あしだ なま」として名を上げる童女。可愛らしい外見とは裏腹に嘘泣きが得意で、人類・上人類といった他者達を馬鹿にする腹黒な性格。

上人類(四次元種)の特徴

  • 時間移動ができる反面、寿命が1年前後と決まっている。時流から一時離脱することで(地球の自転を利用した)空間移動もできるが、大まかな移動しかできないため詳細な移動は自力で行う。また時間の感覚が三次元種の60倍であり、認識がきわめて短く見える(「2分36秒も落ち込んだ」「20分以下の懲役」等)。
  • 基本的に三次元種(=我々)を相手にしていない。我々が二次元を見るような姿勢である。堕センション(次元降下)することで三次元種となることができるが、与えられた名前は使えなくなり時間移動もできなくなる。
  • 三次元種に比べてあらゆる点で高次の存在である。一般的な四次元種の文化は三次元種から見ても高次すぎるため鑑賞に堪えない。上人類の底辺(人物や動物に限らず芸術などでも大したことないとみなされる存在)がちょうど三次元種から見て偉大に映るレベルで、超大手アイドル事務所の社長や超天才的映画監督、UMA(ネッシーなど)は四次元種の類だと言われる。
  • 三次元種が下半身の露出を恥じるように、上人類は頭部の露出を恥じる。伯爵兄妹のように大仰な帽子をかぶっている。ちなみに交尾(上人類からいうと、交頭)の際は女性の帽子を時計板に、男性は帽子を針に見立てて時計のように運動する。限界が早いと女性が不満を持つのは三次元種と同じようで、作中では「2分は持ってほしかった」と言われている。


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週刊少年マガジン 久米田康治

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