書籍版
コミカライズ版
原作 | 友橋かめつ |
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漫画 | あまなちた |
レーベル | モンスターコミックス |
既刊 | 6巻(2024年現在) |
概要
正式なタイトルは『その門番、最強につき~追放された防御力9999の戦士、王都の門番として無双する~』
冒険者パーティーに所属してタンク役として貢献するも、攻撃役として活躍していないことを口実にパーティーから追い出された戦士が門番として活躍していく「追放もの」ファンタジー。
あらすじ
ジークは有名パーティ【紅蓮の牙】の一員だった。
しかし、攻撃をせずに突っ立ってるだけだと非難されてパーティをクビになる。
実際は魔物のヘイトを一身に集めて皆を守っていたにも関わらず。
職を失ったジークは王都の門番として就職することに。
その国は四方八方から様々な魔物や悪党たちが襲撃をしてくる危険な場所だった。
ジークは持ち前の防御力から全ての襲撃を返り討ちにしていく。
その活躍っぷりに街の人たち、同僚、騎士団、王妃からも認められていく――。
(以上、カクヨムの作品ページのあらすじより抜粋)
登場人物
王都アスタロト衛兵団
- ジーク
本編の主人公…そして第五小隊の分隊長務めることになる男性。戦闘上の職業は戦士だが、攻撃よりも守備の方が優れてしており、それを活かして魔物をはじめとする敵からの注意を引き付け、味方が攻撃に専念できるようにする『タンク役』が戦闘での役目だが、紅蓮の牙ではそれが理解されず、追放されるも、冒険者ギルドで仕事を紹介されたのをきっかけに『王都アスタロトの門番』として働くことになる。
攻撃系のスキルや技の類は持ち合わせていないが、敵の攻撃を捌いたり、武器を弾き飛ばす技『パリィ』や、複数の敵からの攻撃を強制的に自分に集中させるスキル『アイアンターゲット』等、タンクとして役立つ技やスキル。そして並以下の相手に首を剣で斬られても傷つかないどころか、剣の方が根元から圧し折れてしまうほどの頑丈な肉体を兼ね備えている。
第五小隊
王都アスタロト衛兵団の舞台の一つで、実力は確かだがメンバーの過半数が指折りの問題児及びクセの強い者であり、ジークが分隊長を務めるまでは誰もが分隊長の座と匙を投げてしまう程で、中にはあまりのストレスから精神を病んでしまった者もいるとか……
- セイラ=ティアナ
王都アスタロト衛兵団で衛兵(第五小隊の一員)を務める20歳の女性で、本編のメインヒロイン的存在でもある。
人格は礼儀正しく純粋無垢そのものなのだが、露出の多いビキニアーマーで武装している。
(だが彼女としては露出癖の気はなく、防御性よりも目的地にすぐ駆け付ける等動きやすさを重視しているためである。)
- スピノザ
セイラ同様第五小隊の一員の女性で、問題児その1。
刃物のような鋭い目つきに、鮮やかな金髪と容姿だけならセイラにも劣らぬのだが、中身の方は仕事に不真面目な酒豪及び飲兵衛であり、勤務中もサボっては『朝まで酒場で呑んで寝て、夕方になると起きてまた呑む』のループを繰り返すことがしょっちゅうである。
だが、戦闘能力に関してはセイラ曰く「衛兵の中でも随一の怪力の持ち主で、人の背丈ほどもある大槌(推定重量1トン)を軽々と振り回して戦うことが出来る」とのことで、スピノザ本人も「単純な力の強さであたしに敵う奴はこの世に一人もいねえ。生まれてこの方、誰にも腕相撲で負けたことはねえ」と豪語している。
- ファム
第五小隊の一員で、問題児その2。
白銀の短髪に、背丈はセイラより小柄の美少女。
そしてスピノザのように所在がつかめぬ神出鬼没で、同僚のセイラですらどこにいるかは不明である。そして『気に入った相手のことは何でも知りたがり、そのためなら執拗につけ回して全てを理解しようとするストーカー気質』でもあり、前任の分隊長も同じように尾行していたが、お眼鏡に叶わずすぐ止めたようである。
戦闘では弓矢を扱うが、遠距離から標的の額を狙い撃つなど確かな実力を備えている。
第五小隊以外の衛兵
- ボルトン
王都アスタロトの衛兵団の団長を務める男性。
部下からは「よそ者と冒険者が嫌い」と称されるが、その実力は「騎士団長にも匹敵する実力の持ち主で、Aランク冒険者にも劣らない」等団長の肩書にに見合ったものとなっている。
- ラムダ
王都アスタロトの衛兵団の分隊長を務める男。
ジークの見立てでは「外見年齢は三十代後半で、細身の身体に爬虫類のような顔つき」である。
衛兵団に加入したジークの教育係を務めるのだが……
紅蓮の牙(ぐれんのきば)
ジークがかつて所属していた冒険者パーティー。
元々はそれぞれの短所を補って良いパーティーとして機能していたが、任務を多数こなして有名になってからは天狗になってしまい、周囲から「【紅蓮の牙】は火力に優れたパーティだ」
と噂されてからは、ジーク以外は全員火力に特化してしまい、他人を平気で見下し、貶める。そんな集団と化してしまった……
- ナハト
紅蓮の牙のリーダーを務める男。
ジークをパーティーから追放した主犯格の剣士。
- ハルナ
紅蓮の牙の一員である魔法使いの女。
彼女もナハトの『ジークを紅蓮の牙から追放すること』に賛同して、ジークを嘲笑した。
- イレーネ
紅蓮の牙の一員である弓使いの女。
ハルナ同様彼女も『ジークを紅蓮の牙から追放すること』に賛同し、ジークに罵声を浴びせた。