だっと声 - 矢島晶子
第5話に登場。
早く走ることを生きがいとする妖怪。
生前は天野川小学校の生徒で、苦手だった走ることを懸命な努力で克服したにも
かかわらず、運動会当日朝に事故死し、その強い無念から妖怪化した。
走る者を憎み、生前の「速く走りたい」という想いから、巨大な鎌を用いて人間の足を狩ろうとする。
運動会のために短距離の練習をする敬一郎達の前に姿を現す。
当初は生前のものと思しき少年の姿をしており、敬一郎と並走することで
結果として敬一郎のタイムを大幅に縮める。
運動会当日、邪魔なさつき達を体育用具室に閉じ込め、黒い兎のような正体を現して敬一郎の足を刈り取ろうとする。
だが、自分をお化けとは思わず、素直に感謝する敬一郎の純粋さに触れ、最後は自ら霊眠した。
元々悪意を持っていたお化けが、自分から思いとどまった珍しいパターン。
自発的に霊眠したため、霊眠の方法は不明。なお、凶行を事前に止める方法は書いていなかったらしい。
最終話では逢魔の力で復活し、数秒間だけ正体のまま登場している。