概要
SoNsの破壊活動によって人類がほぼ滅んだ本作の世界における、主人公が拠点として利用できるたった1つの場所であり、事実上の「人類最後の拠点」。
現実でいうところの東京・お台場の第六台場近くのレインボーブリッジ橋桁のふもとに位置しており、ノアの軍勢を相手に戦うための拠点として海底に建造され、実験配備された軍人や科学者のためのものだった。建設時期はノアの活動末期であったという。
当時の人類が持っていた科学技術を結集させた秘密基地。試作された核融合によって発電されたエネルギーによって、動力や設備は半永久的に利用でき、試験運用も進んでいたのだが、戦争末期に人類側の軍が壊滅に追い込まれたことでそのまま孤立。当時の関係者は民間人の立ち入りを禁止してここに隠れていた。
救助を求める大勢の民間人が押し寄せた際、収容に限界があったことから「誰を優先して助けるべきか」という命題に直面し、結果誰も助けることができないまま見殺しにしたという過去も持つ。
このように本来であればトップシークレットの軍事機密であったが、もはや人類が滅びかけているこの現状では機密事項もなにもあったものではなく、作中では主人公どらタリスのモンスターハンター業に協力するため彼をバックアップする。
出撃していないときはここを拠点とし、戦車はすべてこの基地に格納されている。修理などは自動的に行われるため手間はかからず、またポMがタリスに取り付けたビーコンによって位置情報が把握されているため、全滅などの憂き目にあっても素早く回収され回復処理をしてもらえる。
ダヌンツィオ曰く「この時代にここほど清潔な場所はない」とのことで、文明時代には当たり前だった食事や汚染されていない水なども提供される。
タリスが訪れる1ヶ月ほど前は、周辺に人々がなんとなく集まって発展した「アイアンタウン」という町もあり、タリス自身もかつて行動を共にしていた男ジードの言葉をたよりにここを捜していたのだが、SoNsの徹底的な攻撃により、コンテナを残して跡形も無く壊滅している。
壊滅する前は100人程度の人々が集まっており割と賑わっていたらしく、戦車が手に入るという噂話が遠くアオモリ・ミサワまで届くほどだったという。
アイアンタウン壊滅後にタリスがここを訪れたころには、デストキオの人類は合計でほんの数人しか残っていなかったことから、このアイアンタウンが最後の集落の1つであった可能性が高い。
オリジナル版
オリジナル版ではおよそ一般的なつくりではない建物であり、四方の壁が開いて中に入れる構造になっているらしい。そのためか、長いことSoNsの攻撃目標になっていなかった。
ちなみにU-Tウエノにも同様の外見をした建物が存在するが、そちらは別の入口があったためか、既にSoNsの侵攻を受けている。