アカウシアブ

あかうしあぶ

日本に分布する吸血性アブの一種

概要

和名	アカウシアブ
別名	ハチアブ
学名	Tabanus chrysurus
分類	双翅目 ハエ亜目 アブ下目 アブ上科 アブ科 アブ亜科 アブ属
体長	１.７～３cm
分布域	日本(北海道・本州・四国・九州・対馬)
成虫の出現期	６～９月

アカウシアブとは、吸血性の虻の一種である。

主に大型哺乳類(人も含む)から吸血する。

日本産アブ類の中では大型で、吸血性のアブでは日本最大。

メスは日中、牧場などで牛や馬などの家畜の背中に止まって吸血する様子がよく見られるが、森林で見られる事も多く、登山家やキャンプ客がよく被害に遭う。

吸血行動は産卵期のみで、普段は花蜜や樹液を餌とする。

スズメバチに似た体色と模様を持ち、擬態しているとされている。

幼虫は湿地でミミズなどを食べて成長する。

近縁種にニセアカウシアブがいる。