公式サイトでの解説
【流派】大乗南拳
サヴァ国の国王。カイ、ブコウ、サトラの3人の王子が繰り広げる後継者問題に心を痛めていた。サヴァ国を訪れたケンシロウに後事を託すと、蛮族の討伐に出陣。最後は和解した息子たちの姿を見届けて息を引き取った。
概要
辺境の山岳部に位置するサヴァ王国の長。実子として長男・カイ、次男・ブコウ、三男・サトラ、末子であり娘のサラがいる。
かつて「神が捨てた地」と呼ばれたかの地を一代にして開拓し、現在の国の礎を築いた創始者でもある。民を愛し善政を布く名君であると共に、“肉を切らせて骨を断つ”を信念とする一撃必殺の剛拳「大乗南拳」の使い手でもあり、老齢とは思えぬ屈強な体躯の持ち主。国を狙う者への牽制と国民を安心させるための手段として、常々公の場で猛獣を打ち倒してみせその力を周囲に知らしめていた(作中では闘技場にて巨大な牛を素手で真っ二つに両断してみせていた)。
近年は病に肉体を蝕まれ、その命も既に限界を迎えようとしていたが、国の後継を争う副王である三人の息子たちにより国が割れることを危惧し、娘のサラや忠臣を除き、その事実を伝えていない。