アドンコ

あどんこ

ガーナの伝統的な薬酒。

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AUTHENTIC HERBAL BITTERS

ADONKO

Discover the true African Bitters.We are a household name in

authetic herbal bitters.

概要

ガーナの伝統的な薬酒。とてもアルコール度数が高いらしい。（40度ほど）

日本ではとてもマイナーな酒であったが、映画アフリカン・カンフー・ナチスにおいて作中の至る所に登場したことで、その存在が知られるようになった。

こちらが現地でのCM。この中で唯一の男性が、映画にも登場したアドンコの宣伝マン「アドンコマン」である（この記事のメイン画像もアドンコマン）。

ちなみに、ナイジェリアで発売した際の宣伝文句によると、「15年間月経がなかった女性が、アドンコを飲んだら月経がまた始まった」らしい。

なお、製品説明には媚薬などの単語が並んでいる。

主な製品は、以下の三つ。その他に、消毒液「アドンコ・オリジナル・ハンドサニタイザー」や、エナジードリンク「アドンコ・ネクストレベル」も販売している

なお、日本で飲んだことのある人が少ないため、味については「アフリカン・カンフー・ナチス」でヒトラー役を演じたセバスチャン・スタイン監督、東條英機を演じた秋元義人氏の証言による。

商品名	特徴	味	色
Adonko Bitters	最もオーソドックスなアドンコ。	薬みたいな味。甘くないイエーガーマイスター	褐色。コーラのような色
Adonko Atadwe Ginger	ショウガとショクヨウガヤツリをブレンドしたアドンコ	ビターズにショウガの辛さを足した感じ。	クリームイエロー、ミルクティーみたいな色
Adonko 123	ショウガと詳細不明だが、何種類かのハーブをブレンドしたアドンコ	証言がないため不明	黄褐色、紅茶が多めのミルクティー

アドンコを製造している会社がスポンサーについた映画「アフリカン・カンフー・ナチス」では、その至る所にアドンコが登場することとなった。

序盤の主人公は常にアドンコで飲んだくれてるし、あからさまな位置にアドンコのポスターが張ってあったりする。

しまいには、先述のアドンコマンも映画出演を果たした。

作中では悪役のナチス側なのは、スポンサー的にいいのだろうか・・・・？

2020年2月に行われた試写会では、視聴者全員にこれが振舞われた。

映画「アフリカン・カンフー・ナチス」の公開後、日本で売っていないアドンコを飲みたい名誉ガーナアーリア人たちが続出。カルディのホームページやアドンコの本社。国内のガーナ料理店に問い合わせが集中した。

これはネット上で「アドンコ特攻」と呼ばれており、「#ADONKO飲みたい」や「＃アドンコ後進国」といったハッシュタグまで誕生した。

その中でも、最も精力的に活動していたのがまけいぬ氏である。

彼は多くの海外食品の輸入会社やアフリカ料理店などに問い合わせ、しまいには個人輸入まで試みた。

しかし、その全ては「アドンコの輸入はできない」という結論に終わった。

アドンコは秘伝の製法とレシピで作られているため、一定数以上の輸入じゃないと製法と成分を公表できない。
アドンコは薬酒にあたるため、成分表や製法を提示しないと日本の税関を通過できない。
- この成分や製法の提示については、「輸入が禁止されている植物や薬物が含まれていないことを確認する」ためのものである。
- 具体的には「大麻、アロエ、バニラ」が含まれていないことを確認できれば、税関は通過できるとのこと。大麻は言わずもがなだが、アロエとバニラはワシントン条約で流通が制限されている。
ガーナ産のカカオで基準量を超えた農薬が検出されたことがあり、ガーナからの輸入は厳しくなっている。
アドンコを運ぶ運輸業者からしても、税関を通るかもわからないモノを運びたくない。