概要
和名 | アナダコ |
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学名 | Octopus oliveri |
英名 | Oliver's Octopus |
分類 | 軟体動物門 頭足鋼 タコ目 マダコ亜目 マダコ上科 マダコ科 マダコ属 |
体長 | 約40cm |
分布域 | 小笠原諸島、ハワイ、ニュージーランド |
マダコ科マダコ属に属する中型のタコ。主に珊瑚礁域の潮間帯に生息している。体長は足(触腕)を広げると40cmにもなる種類である。
やや緑色を帯びた灰褐色の体色と胴のサイズに対して腕が太くて長いのが特徴。
珊瑚礁~水深20m程に生息し、主にカニやエビ等の甲殻類を捕えて食べている。
一時的だが陸上での活動が可能で、潮間帯の陸上にいるイソガニやカエルウオ等の獲物を求めて上陸する。
足を地面から持ち上げて陸上を素早く走ることも可能。
沖縄等では、秋と冬の夜潮に行うアナダコ採りが行楽の一つとなっていると聞く。ただ、自切しやすく、腕を捕まえて穴から引っ張り出すという手段がないので、巣穴に灰等を吹き込んで逃げ出して来た所を捕えるという。
が、沖縄のものはアナダコではなく、別種のタコであることが判明し、ウデナガカクレダコと命名された。