アリアバート・タイタニア
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ありあばーとたいたにあ
田中芳樹の小説『TYITNIA―タイタニア』の登場人物。
cv:近藤隆
タイタニア一族の宗家といえる五家族当主の一人。27歳。
ヴァルダナ帝国公爵で、軍では上将。従兄弟のジュスラン・タイタニアが「政治のジュスラン」と異名をとるのに対し、「軍事のアリアバート」との異名をとる名将である。
従弟のザーリッシュ・タイタニアと同じく軍事を担当している。
軍事においては教科書通りに補給を重視し、十分な戦力を隙なく布陣する有能な戦略家であったが、星暦446年4月、「ケルベロス星域会戦」においてファン・ヒューリック率いるエウリヤ艦隊に敗北、「敗北を許さないタイタニア」の家訓に泥を塗る結果となった。
とはいえ、敗北を教訓に代える柔軟さをもち、一点突破を旨とし硬直した戦術しかとれぬザーリッシュとは格のちがいを見せており、一族に辛い点数をつけていた従兄弟のジュスラン・タイタニアもアリアバートの器量を次期藩王にふさわしい人物と高く評価している。
乗艦は『黄金の羊(ゴールデンシープ)』
小説では、白っぽい光沢を帯びた金髪、青灰色の瞳、均整の取れた長身の美男子とされるが、彼の父親が「無名の彫刻家が富豪の令夫人に媚びて造形した顔だ」と評するほど人に強い印象を与えない無個性な美貌とされている。
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