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欠陥機?編集

 アルバトロスD.V(Albatros D.V)は、第一次世界大戦期のドイツ軍が運用した複葉戦闘機


 前任のアルバトロスD.IIIと同様、当時の実用戦闘機としては珍しく曲面形が多用された形状が特徴的となっている。

 しかし、主翼取り付けの強度不足に起因して急降下などで速度が出過ぎると空中分解してしまうという致命的な欠陥があったほか、機体重量が大きいことから操縦性にも劣り、あのマンフレート・フォン・リヒトホーフェンも本機を低評価している。


 1917年5月の実戦配備後、開発元のアルバトロス社は機体構造が強化され空中分解の危険性が減ぜられた改良型としてD.Va型を開発。これは同年10月から投入されている。


 最終的な生産数は当時のドイツ戦闘機として最多級の2,500機。終戦までの1年と半年間に渡り、ドイツ帝国陸軍航空隊における事実上の主力として運用された。


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