マンフレート・フォン・リヒトホーフェン
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まんふれーとふぉんりひとほーふぇん
「レッドバロン」の異名で知られる第一次世界大戦でのドイツ軍のエース
通称レッドバロン(赤い男爵)。
第一次世界大戦において、フォッカー Dr.I及びアルバトロスD.Ⅲを駆り80機を落とした世界最初のエースパイロットの一人。騎士道精神に溢れ、敵方からも敬意と賞賛を受けていた。
※ちなみに、弟のロタール・フォン・リヒトホーフェンも撃墜数40を数える名パイロット。従兄弟のヴォルフラム・フォン・リヒトホーフェンは撃墜数8機撃墜し後にコンドル軍団を率いてドイツ国防軍の空軍元帥にまで出世した。
特徴は士気鼓舞と敵の注意をそらす為に自らの機体を赤く塗装したことで、これがレッドバロンの由来となった。
第一次世界大戦当時に前人未到の80機撃墜のスコアを達成した事の他に、
- 「天駆ける騎士」と称される程の紳士的な態度で定評がある
- 共同戦で敵機を撃墜した際には相方にスコアや功名を譲る
- ストイック且つ強い責任感の持ち主
- 溢れるリーダーシップ
- 語りはゆっくりとした堂々たる口調
- プライドが高く孤高を保つ
- (当時のドイツ人としては)小柄であったものの、ガッチリとした体格とハンサムな顔つきの持ち主
- 以上の点で女性から大人気
- 一方で欠点としては戦闘中に熱くなりすぎて周りが見えなくなるという点も持っていた
…これどこの主人公ですか?
ファンタジー系の作品に登場したら炎属性の主人公キャラ以外の何者でも無いような…。
1918年4月21日、オーストラリア軍の対空砲火、もしくはイギリス軍機との戦闘で撃墜、最終的にどちらが撃墜したかについてははっきりしない。両軍は(味方士気鼓舞もあったが)この偉大なパイロットを盛大に葬ることで敬意を表した。
最近の検証によると、オーストラリア軍の対空砲火で撃墜された可能性が高い。が、敢えてイギリス軍機との戦闘で撃墜されたことになっているのは、当時の騎士道精神に乗っ取った結果
(無名の兵士によって撃墜されるのは不名誉の極み)故か。
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