「若い子が好きなの? 女が好きなの? じゃあ俺ト同ジダナ!」
登場:第1話『絵本』
演:峰岸徹
概要
記念すべき『牙狼』第1シリーズ第1話に登場したホラー。
木箱の中に入っていた、美しくも邪悪な裸婦画(演:北川絵美)をゲートに出現したホラーで、首から胸のあたりに無数の髑髏が描かれた額縁の中央から紫、緑、赤の三色が入った頭蓋骨が飛び出したかのような顔を持ち、その体にも大量の髑髏が刻まれているきわめて醜悪な姿をしているが、それ以外は普通の素体ホラーと変わりない。
画廊を異空間に変える等のトラップや他の絵画を実体化させた手下の使い魔を使役する。
人間に憑依した状態でも冴島鋼牙と渡り合う事が出来るほどの戦闘力を持ち、口からは溶解液を吐き出す。
活躍
美術館オーナーの谷山太輔の女性に対する色欲の陰我に反応して憑依し、女性を絵具のような液体に変えて捕食していた。
美術館に絵を持ちこんだヒロインの御月カオルを次のターゲットに選び、画廊の内部を異空間に変えて脱出不可能にし、捕食しようとした。
しかし冴島鋼牙の乱入によって目論見は失敗し、戦闘に突入。手始めに絵画の中の赤い忍者のような騎士(演:大橋明、野口彰宏)を実体化させて向かわせたが難なく退けられ、口からの溶解液も効果がなく谷山の姿を捨て、髑髏の絵画に再憑依して本来の姿を現す。
鋼牙が牙狼に変身すると、黒い絵具のような溶解液や伸びる腕で襲い掛かるが、牙狼剣で腕を切られ、再び素体ホラーの姿に戻った所を空中から真っ二つに切り裂かれ倒された。
しかし倒される間際、物陰に隠れていたカオルに血しぶきが付着してしまった。
これにより、カオルは「血に染まりし者」となり、100日後に死ぬ運命とホラーに美味なる人間として狙われる恐怖の渦中に落ちることとなる・・・。
余談
左モモのタイトルプレートには
「DORIAN-GRAY
1856-1900」とある。