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「重蔵・・・お前はじきに死ぬ」


「お前は人間を切り続けるがいい・・・それでお前も俺様も生きていける」


登場話:第8話「妖刀」

声/演:西凛太朗 / 岡本美登(右京)  大友康平 (重蔵)


概要編集

日本刀憑依して妖刀となり、自らに魅せられた人間に辻斬りを促し、犠牲者の血を吸って生きてきたホラー

江戸時代日本で人斬り右京なる剣豪を利用していたが、その右京が余命僅かな剣客・猪狩重蔵に斬られたため、彼の命を助ける代わりに刀に血を吸わせる契約を交わし、数百年の時間をかけて重蔵の死体を蘇らせ、現代の日本で活動を再開した。


活躍編集

現代に復活させた重蔵を伴って活動するも、強者との戦いを望む重蔵は誰も斬ることはなく、ホラー・レベッカを討伐した涼邑零の太刀筋に惹かれて本気の戦闘を挑む。人を斬らねばお前は死ぬ、零と戦いたくば無辜の者を襲って刀に生血を吸わせよ、と重蔵を脅迫するが、重蔵は自らを貫いて刀に己の血を吸わせたため、彼の強い意志の前に自我を取り込まれてしまう。

その後重蔵はホラーとなり、零に文字通りの真剣勝負を挑み、その果てに自らの肉体を器にホラーとしての姿を顕現させた。

最後は剣の未熟さを克服した絶狼に一瞬の隙を斬られて敗北。零の強さを称え、彼から「最も強いのは自分ではなく金の甲冑を着た男だ」と言われるも、自身が見た最も強い者と戦えた重蔵は自らの脇差を零に託し、満足したまま朽ち果てた……。


重蔵との戦いで零が得た経験は、その後の戦いだけでなく、『魔戒ノ花』の主人公である冴島鋼牙の息子・冴島雷牙の指南にも活かされたと思われる。


余談編集

重蔵は子供の頃に魔戒騎士がホラーを狩る様を目撃しており、それが「強者と戦いたい」という思いを彼に芽生えさせた。

その結果彼は人斬りになってしまったが、作中で零が言及した通り、方向性を間違えなければ正義の戦士になっていたかもしれない


ホラーの声を担当した西氏は『侍戦隊シンケンジャー』にて同じく鎧武者がモチーフの怪人・血祭ドウコクの声を担当した。また、岡本氏も『忍風戦隊ハリケンジャー』にて、こちらも鎧武者がモチーフの怪人・暗黒七本槍・五の槍サーガインの声を担当した。


重蔵役の大友氏は後に『闇を照らす者』にて符礼法師の役を担当することとなった。


関連タグ編集

牙狼 ホラー(牙狼) 陰我ホラー


冥獣人サムライのシチジューロー:『魔法戦隊マジレンジャー』に登場した、同じく日本刀が本体の怪人。


叢雲牙:同じく人間の肉体を乗っ取る妖刀。こちらは逆に所有者を良いように操っていた

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