「君たちは人間の…屑、ですねぇ。これから先、生きていてもあまり、人の役に立つことはないでしょう。だがその分実に丈夫そうだ。ホラーが憑依するには、うってつけです」
「即ち人間とは、ホラーそのものなのだ!」
登場話:第21話「魔弾」
声/演:森本レオ
概要
弾丸に込められたホラーの魂が、ホラーと化した娘を殺されたために魔戒騎士への復讐を誓う男・神須川祐樹によってゲートであるボーチャードピストルにその弾丸を込めて警備員・栩野を射殺することで彼の遺骸に憑依して誕生した。
神須川の姿でホラーの魂の込められた弾丸を人間に撃ち込んでホラーを増やし、「ホラーの住みよい世界を創るべく鋼牙を倒す」という使命を持つが、実際には神須川が鋼牙を殺すべく彼をおびき出すための存在でしかなかった。
頭部と両手が銃を模した不気味な姿を持ち、「人間は根源的に他者を殺さんと欲す存在であるという点でホラーと同じ」と語る。
活躍
上記の経緯で誕生し、不良たちを射殺してホラーの憑代に変え、鋼牙をおびき寄せて彼らに襲撃させる。
銃を操る不良軍団で鋼牙を追い詰め、自身も加勢しての戦闘でさらに彼を攻め立てるも、最後は牙狼に斬られ消滅した。
しかし、鋼牙をおびき寄せるという神須川の目的は達成された。
余談
「人間を強制的にホラーへと変える」という点では『闇を照らす者』で登場した魔導ホラーと性質が似ている。
『きかんしゃトーマス』のナレーターでおなじみ森本氏が穏やかな声で「人間の屑」という不穏なワードを放つ様はインパクト絶大である。
戦争で命を奪い合う人間をホラーと同格視する描写から、名前の由来は戦争つながりで「ナポレオン・ボナパルト」だろうか。