概要
アーサー・ダールトンは2016年12月発売のRPG「サガ スカーレット グレイス」(スクウェア・エニックス)に登場する男性キャラクター。
4人の主人公候補のひとり、バルマンテのナビ役として活躍する。初期装備は杖(術)。他の主人公を選択した場合でも会えることがあるが、オリジナル版では仲間にはできない(2018年8月発売の緋色の野望版であればバルマンテ編以外でも仲間にできる場合がある)。
CV:KENN(緋色の野望版)
人物
ケイ州コハン城の法務書記官。
非常にノリの軽い男で、「マジ」「ヤバい」などくだけた喋り方をする。旅先で出会う女性を片っ端から口説いてまわり、各地のデートスポット、グルメにも詳しい。自称美食家。不老不死への憧れを口にする場面がある。公式攻略ガイド「緋の天啓」によれば、特技はかくれんぼ。
捨てられた赤ん坊を発見するや「見なかったことにしようか」と発言したり、ワロミル族の王エイディルに遭遇した際「没落したワロミルの王が…」と本人の目の前で言い放つなど、なかなかの毒舌家。その一方で、高い身分にある人物に対しては率先して丁寧な挨拶をする。
仕事柄「帝国法」に通じており、トラブルの起きた際など「これは帝国法第○条に抵触する」旨の発言をし、うまく逃れる場面がある(相手によって通じないこともあるが)。
法務書記官としてコハンの裏社会に顔が利く黒い一面も。彼が連れている護衛団メンバー、アイザックいわく「色々もみ消してもらって、頭が上がらねえ」。
コハン城の執政シグフレイが、処刑後に生き返ったらしい…という噂を嗅ぎ付け、バルマンテを探求の旅に誘い出す。
バルマンテとの関係性
同僚ということになるが、ジョークを交わすなど会話の様子から、なかなか気楽な間柄のようである。国内版では「バルマンテ」と呼ぶが、北米版では「Bal」とニックネーム呼び。
仕事
シグフレイが起こした違法行為を第三者(※)が告発し、直接刑罰の執行権を持つアーサーが罪状を述べ、死罪を宣言。バルマンテが斧をふるうというのがお決まりの流れ。
※とあるキャラにより「彼ら(バルマンテとアーサー)は司法官のため告発はできない」と語られている。
「バルマンテの方から僕を呼び出すなんて珍しいね。結婚の手続きでもするのかい?」と話す場面があるため、法的な婚姻関係を結ぶケースを扱うこともあると推測される。
バルマンテによれば「随分とヒマな職業」とのこと。
「帝国法大全」という冊子を常に携帯しているようだ。
シグフレイはかつての上司であった。
ナビ役として
バルマンテの旅立ちを促す、シグフレイ情報の提供、目的地までのルートを示すなど、ゲーム進行を助けるポジションにある。同様の役割をもつキャラクターは他の主人公にもあてがわれている。
バルマンテ編ではシグフレイを繰り返し処刑しに向かうことが主目的となり、その合間に他のメインシナリオをこなす構成になっているが、その道すがら用のない州(進行中のイベントに無関係かつ、まだ訪れていない州)へ向かおうとすると州境でアーサーによって阻まれてしまう。州の移動制限は、条件を満たせばシナリオの終盤で解除される。
シグフレイ情報を集めるため動いているのは護衛団メンバーのパトリシアのようで、たびたび画面に登場しては情報をもたらしてくれる。進め方によってはこのパトリシアがナビ役を務めるケースも発生。
緋色の野望版
今作で追加されたアーサーのキャラクターイベント(バルマンテ編をクリアしている、またはゲーム開始時のアンケートでバルマンテ編をクリア済と回答した場合に発生)を5つの州でこなすと、他主人公の場合でもアーサーをパーティに加入させられるようになった。所持陣形はパワーレイズ。※他主人公の相棒キャラクターも同様。
レオナルド編のみバルマンテを仲間に加えることができるが、バルマンテ加入済みであればキャラクターイベントの進行に関係なくアーサーも加入する。
重要人物
アーサーのバトル参加に関する条件により、バルマンテ編のシナリオ・エンディングを大きく左右する場合がある。ゲーム進行に多大なるハンディをもたらしたり、衝撃的な展開となることも…。
この条件は公式攻略ガイド「緋の天啓」で大まかには明らかにされているが、エンディング分岐に関して設定された具体的な数値の言及はない(有志による解析はすでに行われている)。