概要
西の大国ガルバディアに突如姿を現した謎の魔女。同国を治めるビンザー・デリング大統領に手を貸し、親善大使の名目で世界に魔女の力をアピールする。
デリング大統領は彼女を利用して自国の勢力拡大を図ろうとしていたが、演説の折に彼女にあっさり殺されてしまい、代わりにガルバディアを乗っ取ったイデアは、各国に侵略の魔の手を伸ばし始める。
主人公スコール達はガルバディア・ガーデンのマスターであるドドンナより「魔女暗殺作戦」を命じられる。
その彼女の正体は、スコール達が育った孤児院の養母で、バラムガーデンのシド学園長の妻。孤児たちから「ママ先生」と呼ばれて皆に慕われていた女性だった。夫がガーデンを設立した後、引き取り手が見つからなかったスコール・サイファーをガーデンに託したが、自分が育てていた孤児のひとりエルオーネがエスタ兵(オダイン博士)から狙われていた為、彼女を守るために「白い船」を造り各地を転々としていた。そのうち白い船も孤児院として機能するようになり、エルオーネの護衛となる「白いSeeD」たちを育てた。
しかしある日「未来の魔女」からの精神干渉を受け、彼女の狙いがエルオーネだと気付き、抵抗は難しいと判断したイデアはせめてエルオーネに関する情報を渡さない為に精神を閉ざしてしまった。そのため完全に乗っ取られてしまい、元の人格は見る影もない。戦いの中でスコールはその理由を知ることになる。
敵対時は「未来の魔女」そのものの人格のため冷淡で酷薄だが、本来は大変慈愛の深い人格者であり、スコール達をはじめ周囲に対して無償の愛を持って接していた。
また奇抜な衣装に身を包んでいるが、これは「未来の魔女」のセンスによるもので、元々は質素な出で立ちであった。
もっとも、アルティミシアから解放された後もしばらく魔女衣装を着ていた事から、あのファッションに目覚めてしまった可能性もあるが……。
当初はスコール達と敵対していたが、ガーデン交戦時の決戦で元の人格を取り戻し、夫と共に元々暮らしていたセントラ地方の孤児院に帰宅する。その後は彼らの味方となり、終盤でエスタへ向かう際には一時的にパーティメンバーとして加入する。DISC1でスコールを倒した技も使用できる。